私もiPadを愛用していますが、ある日突然「充電がまったく増えない」「ケーブルを挿しても反応しない」といったトラブルが続いた時期がありました。
仕事にもプライベートにも使っている端末だからこそ、充電できなくなると本当に困りますよね。
この記事では、私の経験も踏まえながら、「iPadが急に充電できなくなったときに考えられる原因」と「今すぐ試せる解決策5つ」を、できるだけわかりやすくまとめました。
① 充電ケーブルと充電器を確認する
ケーブルの断線・損傷がないか
いちばん多い原因が、充電ケーブルの損傷や断線です。
ケーブルの根本部分が折れ曲がっていたり、外側の被膜が破れていないか確認してみてください。
もし別のケーブルや充電器がある場合は、必ず別の組み合わせでも試してみましょう。
ケーブルを替えたらすぐに充電が始まる、というケースも少なくありません。
充電器の出力が足りているか
iPadは、iPhoneよりも大きなバッテリーを搭載しています。そのため、出力の弱い充電器だと、うまく充電できなかったり、充電速度が極端に遅いことがあります。
できるだけ、Apple純正またはMFi認証付き(「Made for iPhone/iPad」)の充電器・ケーブルを使うようにしてください。
▶ 可能であれば、コンセントの差し口を変える/別のタコ足配線を使わないなども試してみましょう。
② iPadの充電ポートをチェックする
ケーブルや充電器を替えても改善しない場合は、iPad本体側の充電ポートに問題がないか確認します。
特に、バッグやポケットにそのまま入れていると、
- ホコリ
- 糸くず
- 小さなゴミ
などがポートの奥に溜まり、端子同士がしっかり接触しなくなることがあります。
その場合は、
- 柔らかいブラシ
- エアダスター(風だけが出るタイプ)
などを使って、ゆっくり・優しく清掃してください。
※濡れた布やアルコール類を直接ポート部分に使うのはNGです。
水分が内部に入ると、かえって故障の原因になります。
③ iPad本体側の不具合を疑う(再起動・アップデート)
物理的な問題が見当たらない場合は、ソフトウェア側の一時的な不具合が原因のこともあります。
次の3つを順番に試してみてください。
- 通常の再起動
電源ボタン(または電源+音量ボタン)を長押し → スライダで電源オフ → しばらく待ってから再度電源オン。 - 強制再起動
フリーズ気味のときは、モデル別の強制再起動を試します(※別記事「iPadが起動しないときの対処法」で詳しく解説)。 - iPadOSのアップデート
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から、最新のiPadOSが出ていないか確認します。
充電の認識やバッテリー表示の不具合が、OSのアップデートで改善することもあります。
④ バッテリーの状態・温度環境を確認する
長年使っているiPadの場合は、バッテリー自体の劣化も疑ってみましょう。
・購入からかなり年数が経っている
・フル充電してもすぐ減る
・残量表示が急に増減する
こうした症状があるなら、一度Appleサポートでバッテリー交換の相談をするのがおすすめです。
▶ Appleサポート:https://support.apple.com/ja-jp
また、温度環境も見落としがちなポイントです。
- 炎天下の車内に放置していた
- ヒーターのすぐ前に置いていた
- 極端に寒い場所で使っている
このような状態だと、iPadが自動的に充電を制限・一時停止することがあります。いったん電源を切り、室内などの適温な場所でしばらく置いてから、再度充電を試してみてください。
⑤ それでもダメなら、Appleサポートに相談する
ここまでご紹介した対処法を試しても、まったく充電が始まらない・反応しない場合は、ハードウェア故障の可能性が高くなります。
そのときは、自分だけでなんとかしようとせず、Appleの正規サポートやApple Store、正規サービスプロバイダに相談しましょう。
- 使用している充電器・ケーブルの種類
- いつから充電できなくなったか
- どの対処法を試したか(再起動/別ケーブル/別コンセントなど)
こういった情報をメモしておくと、サポート側も状況を把握しやすく、対応がスムーズになります。
大切なデータを守るためにも、分解や怪しい修理店にいきなり持ち込む前に、まずはApple公式に相談することをおすすめします。
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