
旅行先や実家など、いつものWi-Fi環境とは違う場所に行くと、ネットを使う機会が増えますよね。
でも、「つながればOK」と安易にフリーWi-Fiを使ってしまうのはとても危険です。
実際に、公共Wi-Fiを通じた情報漏洩や乗っ取りの被害は年々増えており、「うっかり接続」が大きなリスクに繋がることはご存知ですか?
そんなとき、自分のスマホをWi-Fiルーターとして使える「テザリング」は、手軽で安全な方法です。
実は、iPhoneはiPadだけでなくWindowsパソコンとも簡単につなぐことができ、安全性も高いんです。
iPhoneテザリングが安心な理由
- 暗号化された通信(WPA2/WPA3)で、フリーWi-Fiよりずっと安全。
- パスワードなしでは他人は接続できない。
- 通信相手が「自分のiPhone」だけなので安心です!
テザリングは、携帯キャリアのモバイル通信をそのままPCやタブレットに共有する仕組みなので、「他人と共有していない」「勝手に接続されない」点でも安心です。
また、パスワード設定も必須なので、フリーWi-Fiのように「知らない人が勝手に入ってくる」というリスクもありません。
フリーWi-Fiのリスク
カフェや空港、ホテルなどで見かける「フリーWi-Fi」。便利そうに見えて、実は注意が必要です。
フリーWi-Fiは、通信が暗号化されていない場合や、誰でも接続できる環境であることが多く、個人情報やログイン情報が盗まれるリスクがあります。
なりすましWi-Fi(本物そっくりな名前で偽装)にうっかり接続してしまうこともあり、安全性に不安があるのが実情です。
そんなときに役立つのが、iPhoneのテザリング機能です。自分専用の安全な接続手段として、旅行先や出先でのネット利用にぴったりです。
iPhoneテザリングの3つの接続方法
用途に応じて、以下の方法から選べます。
方法 | 特徴 | 安定性 | おすすめ場面 |
---|---|---|---|
① Wi-Fi接続 | iPhoneをWi-Fiルーター代わりに | ○ | 外出先で手軽に使いたいとき |
② USB接続 | Lightningケーブルで有線接続 | ◎ | 充電しながら安定接続したいとき |
③ Bluetooth接続 | 省電力・軽作業向け | △ | メールやチャット程度の利用 |
どの方法も一長一短があり、作業内容や環境によって使い分けるのがポイントです。たとえば、カフェなどではWi-Fi接続が便利ですが、通信が不安定な場所ではUSB接続の方が安心です。用途に応じて、最適な方法を選びましょう。
接続方法別の手順
ここでは、目的に合わせて使える3種類の接続方法を詳しくご紹介します。
出先で急にパソコンを使いたくなった時も、これを知っていれば安心です。
① Wi-Fiで接続する
- iPhoneの「設定」>「インターネット共有」または「個人用ホットスポット」を開く
- 「ほかの人の接続を許可」をオン
- 表示されたWi-Fiパスワードを確認
- PCやiPadでWi-Fi一覧からiPhoneを選び、パスワード入力で接続
② USBで接続する(Windowsのみ)
安定した接続+充電も同時にできる方法です。
- iPhoneとPCをLightningケーブルでつなぐ
- iPhone側で「このコンピュータを信頼」→「信頼」を選択
- WindowsにiTunesをインストールしておくと自動認識されやすい
- 「ネットワークと共有センター」に「iPhone」接続が表示されれば成功
③ Bluetoothで接続する
- iPhoneとPC両方のBluetoothをオン
- Windows側でiPhoneをペアリング
- iPhone側で「インターネット共有」をオンに
- Windowsでネットワーク設定を確認して接続完了
とはいえ、テザリングも万能ではありません。
ギガの消費やバッテリーの持ちなど、気をつけておきたい点もいくつかあります。
注意点と安心の使い方
- 通信量:動画やアップロードはデータを大量に使うので注意
- バッテリー消費:テザリング中は電池の減りが早いです(USBなら充電可)
- セキュリティ:必ずパスワード付きで接続し、不要なときはテザリングをオフにしましょう。
テザリングはとても便利な機能ですが、使いすぎるとギガ不足になったり、思わぬバッテリー切れに悩まされることもあります。こまめに通信をオフにしたり、作業後は接続を解除するなど、小さな工夫で安全性と快適さを両立させましょう
テザリングはとても便利ですが、気になるのはやっぱり「ギガの消費」…
そんなときにおすすめなのが、楽天モバイルの大容量プランです。
テザリングにも追加料金なしで対応。
外出先や旅行中でも、ギガを気にせず使いたい方にぴったりの通信プランです。
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どんなシーンでテザリングが活躍する?
iPhoneのテザリングは、旅行中だけでなく、日常生活でも意外と活躍する場面があります。
- カフェや図書館での作業:Wi-Fiが混雑しているときに、自分専用の回線で安定接続
- ホテルのWi-Fiが遅い・不安定:ストレスなくネットを使いたいときに便利
- 電車や車内でのネット接続:ちょっとした仕事や資料チェックに
- PCがWi-Fiを認識しないときの代替手段:USBテザリングで緊急対応
このように、テザリングは「いざというときの頼れる味方」として、知っておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. テザリングって追加料金がかかりますか?
多くのスマホプランでは、テザリング機能は基本料金に含まれていますが、契約によっては制限がある場合も。ご自身のキャリアのプラン内容を確認しましょう。
Q. テザリング中に電話は使えますか?
はい、可能です。ただし、通話中はデータ通信が一時的に止まる場合もあるので、重要な作業中は注意しましょう。
Q. 通信量の目安は?
一般的なWeb閲覧なら1時間で約100〜150MB、動画視聴は1時間で最大1GB以上使うことも。用途に応じてこまめにテザリングをオフにするのがコツです。
安心して使うための一工夫
テザリングをもっと安心して使いたい場合は、以下のポイントも意識しましょう。
- 使い終わったら「インターネット共有」をオフにする
- テザリング専用のWi-Fiパスワードは定期的に変更する
- 通信量が気になる場合は、低データモードを有効に
ちょっとした対策をすることで、さらに快適で安全なテザリング環境を作れます。
まとめ
フリーWi-Fiより、iPhoneテザリングの方が圧倒的に安全!
Wi-Fi、USB、Bluetoothの3つの接続方法を使い分ければ、どんな場面でも快適にネットが使えます。
iPadユーザーにとっても、テザリングは非常に便利です。Wi-FiモデルのiPadでも、iPhoneがあればいつでもどこでもインターネットに接続できます。
Apple IDで連携していれば「インスタントホットスポット」機能も使えて、わざわざパスワードを入力しなくても接続可能です。
旅行先やカフェなど、安心して作業したいときは、ぜひテザリングを活用してみてください。
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