【速報】KB5065789とは?Windows 11 24H2向け「9月プレビュー更新」の内容と安全な導入手順

「「KB5065789|Windows 11 24H2 プレビュー累積更新」をイメージした抽象アイコン

KB5065789は、Windows 11 24H2向けの「お試し版(プレビュー)」更新です。右クリックから使えるAIアクション(画像の背景ぼかし・不要物消し・背景除去など)、共有ウィンドウへのお気に入りアプリのピン留め音量/明るさポップアップの表示位置変更といった使い勝手アップに加え、読み上げ(ナレーター)の強化入力の新ショートカット、管理者向けのピン配布の改善Administrator Protectionなども含まれます。

さらに、動画再生の不具合改善などの修正も多数。本記事は、入れても大丈夫かの目安安全な準備インストール手順表示されない/失敗時の対処やめたい時の戻し方まで、初めての方でも順番どおり進められるようにやさしく解説しています。後半には公式発表に沿った詳しい変更点の一覧も載せています。


この記事でわかること

  • KB5065789とは?&入れていいかの考え方
  • かんたんな準備インストール手順(画面の開き方・確認のしかた)
  • 更新が表示されない/失敗するときの対処
  • 主な新機能・直ったところ(やさしく紹介)
  • やめたい時の戻し方(アンインストール)

KB5065789 の詳しい変更点(公式まとめ)

File Explorer の AI アクション

  • 右クリック(または Shift+F10)→「AI アクション」で画像の簡単編集
    • 背景をぼかす(Photos アプリで主役を強調)不要物を消す(オブジェクト消去)背景を削除(Paintで被写体をきれいに切り抜き)画像で検索(Visual Search)
    対応拡張子は .jpg/.jpeg/.pngEEA(欧州経済領域)では未提供です。
  • OneDrive / SharePoint の文書は 要約に対応(Microsoft 365 + Copilot ライセンスが必要)。
  • クラウドファイルの起動や右クリックメニューの表示を含む パフォーマンス改善、アイコン表示の視認性改善。

出典:Microsoft サポート「September 29, 2025—KB5065789」より。AI アクションは段階的展開です。

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ハードウェア OSD の位置を動かせるように

音量・明るさ・機内モードなどのポップアップ位置を変更可能に。
設定システム通知オンスクリーンのポップアップの位置

タスクバーのピン配布(ポリシー)

IT 管理者向け。explorer.exe の再起動が不要になりました。適用後、おおむね数時間以内にユーザーへ反映(更新間隔に依存)。

Windows Share(共有パネル)

共有ウィンドウにお気に入りアプリをピン留めできます。よく使う共有先へ素早く送れます。

設定 > システム > 詳細設定(旧「開発者向け」)の再設計

見つけやすく整理され、File Explorer + バージョン管理を有効にすると、リポジトリ直下で ブランチ名・差分数・最終コミットなどが表示されます。

入力(ショートカット追加)

  • Windows + -エンダッシュ(–)
  • Windows + Shift + -エムダッシュ(—)

拡大鏡(Magnifier)起動中は Windows+- が拡大鏡のズームアウトになります。

ナレーター

  • Braille Viewerが追加(画面の文字と点字を同時表示)。
    有効化:設定アクセシビリティナレーター → 「点字ディスプレイを使う」をセットアップ。
  • Word 読み上げの自然さ・連続読み上げ・表/リストの扱いが改善。

認証まわり

  • Administrator Protection(プレビュー):管理者権限を JIT で保護。Intune(OMA-URI)やグループポリシーで有効化。
  • プラグイン型パスキーマネージャ:対応アプリを入れて、設定アカウントパスキー詳細オプションから有効化。

主な修正

  • テキスト倍率時にデスクトップのアイコンや文字が重なってしまう問題を修正。
  • アラビア語/ヘブライ語環境でのエクスプローラのアイコン鏡像問題を修正。
  • EVR+HDCP環境での一部アプリの保護コンテンツ再生問題に対応(本プレビュー以降で解消方向)。

この更新は 24H2 向け(ビルド 26100.6725)です。25H2 でも同じ KB 番号が表示されることがありますが、別ビルドなので内容が異なる場合があります。

更新前のかんたん準備(3分でOK)

  • 1)PCを一度再起動しておきます。
  • 2)空き容量をチェック(数GBほど余裕があると安心)。
  • 3)大事な写真や書類はUSBメモリや外付けSSDにコピー(万が一のため)。
  • カスタマイズ系アプリ(StartAllBack/ExplorerPatcherなど)を使っている方は、更新の間だけオフにしておくと失敗しにくくなります。

ワンポイント:不安な方は、更新前に回復ドライブ(USB)を作っておくとより安心です。あとで作っても大丈夫ですが、余裕があれば先にどうぞ。


インストール手順(いちばん簡単な方法)

  1. 設定を開きます(Windows キー → 歯車アイコン、または Windows + I)。
  2. Windows Update を開き、「更新プログラムのチェック」をクリック。
  3. 「2025-09 Cumulative Update Preview for Windows 11 Version 24H2(KB5065789)」が表示されたら、ダウンロード → 再起動します。
  4. 終わったら、Windows + Rwinver と入力し、「OS ビルド 26100.6725」になっているか確認します。

まだ出ないときは?
順番に配られているため、数日おいてから再チェックしてみてください。それでも出ない場合は、次の「表示されない/失敗するとき」をお試しください。


表示されない/失敗するとき(やさしい順)

① まずは基本の3つ

  • PCを再起動→もう一度実行(順番待ちで通ることがあります)
  • Windows Updateのトラブルシューティングを実行(設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティングツール)
  • システムの軽い修復(管理者のコマンドでOK)
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth sfc /scannow

上の2行を順番に実行→PCを再起動→更新をもう一度試します。

② 手動で入れる(カタログから)

  • Microsoft Update Catalogで「KB5065789」を検索し、お使いのPCに合うもの(24H2/x64 か arm64)をダウンロードします。
  • ダウンロードした.msuファイルをダブルクリック→画面の案内に従います。
  • 24H2以外(例:25H2)向けのパッケージも並ぶことがあります。「Version 24H2」「OSビルド 26100」を目印に間違えないよう選びます。

③ それでもダメなときのヒント

  • エラー0x800f0991などが出る場合、再起動→再実行を数回で通った例があります。
  • カスタマイズ系アプリ(タスクバー変更など)は一時停止してから再挑戦。
  • 空き容量が少ない場合は、不要なファイルを少し削除してから試します。

新しくできること・直ったこと

  • 右クリックで画像の簡単編集(背景ぼかし・不要物の消去など)。OneDriveの書類は要約表示も(Microsoft 365+Copilotが必要)。
  • 共有画面(Windows Share)にお気に入りアプリをピン留めでき、すぐ共有できます。
  • 音量や明るさの表示位置(画面の左上に出るバー)を変更できます。
  • 読み上げ(ナレーター)がより自然に。新しい「Braille Viewer」も使えます。
  • 一部の環境で起きていた動画(Blu-ray等)が再生できない不具合が改善されています。

豆知識Windows + - で短い横棒(–)、Windows + Shift + - で長い横棒(—)が入力できます。


(読み飛ばしてOK)管理者向けメモ

  • タスクバーのピン配布は explorer 再起動なしで反映(おおむね数時間以内)。
  • Administrator Protection(試用)や、プラグイン型パスキー管理が利用可能に。

意味がわからなければこの章は読み飛ばしてOKです。お仕事のPCを管理している方向けの情報です。


やめたいとき(アンインストールの方法)

  • 設定Windows Update更新の履歴更新プログラムをアンインストール から KB5065789 を選び、再起動します。
  • カタログから入れた場合も、基本は同じ方法で削除できます。

よくある質問(Q&A)

Q. 私のPCに表示されません。待ったほうがいい?
A. はい。順番に届くため、数日待ってからもう一度チェックしてください。急ぐ場合は「手動で入れる」をどうぞ。

Q. 24H2以外(23H2/22H2)にも来ますか?
A. いいえ。KB5065789は24H2向けです。別のバージョンには別の更新が来ます。

Q. 入れたら何が便利になりますか?
A. 画像の簡単な処理(背景ぼかし・消しゴム)や、共有のしやすさ、読み上げ機能などが
使いやすくなります。気になる方は試してみる価値ありです。


まとめ

KB5065789は「お試し版」。今すぐ入れなくても基本的に問題ありません。

✓入れるなら、再起動→空き容量→軽いバックアップの順で準備。

✓表示されない/失敗する場合は基本の3つ手動インストールの順でOK。

終わったら Windows + Rwinver26100.6725になっているか確認してみましょう。

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