今年も半分が過ぎ、今日から7月、後半戦の始まりです。

2021年前半は新型コロナウイルス関連のニュースが連日報道され、「ワクチンを打ったか」「うたないか?」の論争まで発展しています。

そして「7月」を迎えた今日は、全国的に大雨で警報が出ている地域も多く、そんな今日が奇しくも「国民安全の日」である事を、日本人の多くが知らないのではないでしょうか?

国民安全の日って何?

「国民安全の日」を調べてみると

産業災害、交通事故、火災等に対する国民の安全意識の高揚等の国民運動展開のために創設されました。

内閣府HPより引用

簡単にいうと「国民の皆様に災害等の発生を防止する意識を持って欲しい」という意味を持つ日だそうです。

創設は昭和35年5月6日

かなり昔からある「国民安全の日」ですが、祭日では無いので、知らない人も多いでしょう。

 
私は、仕事でカレンダーを作っていますが、祭日以外の日を書き込むことは無いので、今後は書いていこうと思います。

創設されたきっかけ

なぜ昭和35年に「国民安全の日」が創設されたのか・・。とても気になったので、調べてみたところ

①昭和31年以降、産業が盛んになるに伴い、工場や鉱山などで事故が多発し始めた。

これは、明らかに時代背景が関連していると感じます。戦後の経済成長で、事故や産業災害が増加した事は想像できます。しかも 昭和31年3月7日早朝に福島県常盤市の磐崎炭鉱で起きたガスの自然爆発や、能代昭和31年の大火「養蚕火事」など、死者が出る事故が多発しています。

②自動車の普及によって事故が多発した。

今でも「自動車事故」の件数は減っていませんが、当時も自動車の激増で、それまでに無かった自動車事故が毎日のように続発していたようです。

各界の要望があった

急激な経済発展と共に多発した事故に対して、産業、教育、職場、家庭など各方面からの要望のもと、創設されたという背景があったようです。

「国民安全の日」に何かしてるの?

国民安全の日に、何が行われているかご存知ですか?代表的なものは

内閣総理大臣による安全功労者の表彰

です。今年2021年の表彰者は個人13名、団体6組、学校6校です。

>>内閣府2021年「国民安全の日」表彰者のページはこちら

あと

・ポスター配布

・安全衛生旗や安全旗の掲揚(建築関係の会社に旗を掲揚している所が多いです)

・広報活動など

という行事があるようです。


調べてみると、大切な事を考える意味を持つ「国民安全の日」です。日々、事故や事件が多発している今こそ、国民全体の安全を考える良い機会にしたいと感じます。

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