
いま起きている不具合は「自分だけ」?それとも「Microsoft側」?
Teamsで
- サインインできない
- 接続中のまま進まない
- 会議に入れない
- チャットが送れない
…といったトラブルが出たとき、最初に切り分けたいのは次の2つです。
- Microsoft側(クラウド側)の障害・メンテナンス
- 自分のPC/ネットワーク/アカウント側の問題
この記事では、
「障害かどうか」を見極める方法と、自分側で試せる安全な対処手順を、かんたん → 本格の順で整理します。
STEP1:まず「TeamsやMicrosoft 365全体の障害」かどうか確認する
① 管理者なら「サービス正常性」が最優先
会社や学校の管理者アカウントがある場合は、Microsoft 365 管理センターの 正常性(Health)→ サービス正常性(Service health) を確認します。
ここで見るポイントは次の通りです。
- Teamsが「正常」以外(影響あり・調査中など)になっていないか
- 影響範囲(どの地域/どのユーザーが対象か)が書かれていないか
- “MOから始まるID(例:MO123456)” が表示されている場合、それが今回の障害番号
管理者でない人は、この画面を直接見られないことが多いので、まずは社内連絡やIT部門からの通知を確認するのが最短です。
② 一般ユーザーができる「障害っぽいか」の見分け方
管理者でない場合は、次で「広範囲の障害かどうか」の目安をつけます。
- 同僚・友人に「Teams使えてる?」と聞く(同時多発なら障害の可能性が高い)
- 社内ポータル・一斉メールなどの障害連絡を確認
- 公開のステータスページ(Microsoft 365のサービス状態)を確認
- X(旧Twitter)で「Teams 障害」「Microsoft 365 障害」で検索して、同じ症状が急増していないか見る
- Downdetectorなどで報告件数が急増していないか確認
複数の地域や多数の人が同時に同じ症状なら、Microsoft側の障害の可能性が高いです。
この場合は、自分側の設定をいじりすぎないことが大事です(復旧後に余計な不具合が残りがちです)。
STEP2:インターネット接続と時間設定を確認する(基本だけど超重要)
① ネットワークの状態を確認
Teamsは常時インターネット接続が必要です。まずは基本を確認します。
- 他のサイト(ニュースなど)は普通に開けるか
- 社内VPNを使っている場合
- VPNを一度切って再接続する
- VPNなしだとTeamsが動くか試す
- 公衆Wi-Fiの場合:ログインポータルの認証が完了しているか
社内・学校ネットワークでは、ファイアウォールやプロキシでTeams通信が制限されていることもあります。
その場合は自分で無理にいじらず、ネットワーク管理者に相談する方が安全です。
② PCの「日付と時刻」がズレていないか
地味ですが、PCの時刻がズレていると認証に失敗することがあります。
Windowsの「設定 → 時刻と言語 → 日付と時刻」で
- 時刻を自動的に設定する:オン
- タイムゾーン:日本なら UTC+9
を確認し、直したら再起動してからTeamsを試してください。
STEP3:Teamsクライアント側で試すべき「基本ワザ」
① アプリ再起動・サインアウト→サインイン
まずはTeamsを「完全に終了」してから起動し直します。
- タスクバー右下のTeamsアイコンを右クリック → 終了
- それでも残る場合は、タスクマネージャーで Teams / ms-teams を終了
それでもダメなら、一度サインアウトして再サインインします。
② Web版(ブラウザ版)で試す
ブラウザで https://teams.microsoft.com を開き、同じアカウントでサインインして使えるか試します。
- Web版は動く / デスクトップ版だけダメ → アプリ側の問題の可能性が高い
- Web版もダメ → ネットワーク/アカウント/障害の可能性が上がる
③ モバイルアプリで試す(緊急時の逃げ道)
PCがダメでも、スマホのTeamsアプリなら会議に入れることはよくあります。
急ぎの会議があるときの“逃げ道”として覚えておくと安心です。
④ キャッシュクリア(重要:新Teamsと旧Teamsで場所が違います)
Teamsはキャッシュが壊れると「起動しない」「サインイン画面から進まない」などが起きます。
ただし、新Teamsと旧Teamsで削除場所が違うので注意してください。
共通:まずTeamsを完全終了(上の手順)
A)旧Teams(classic Teams)のキャッシュ削除
- Win + R を押す
%appdata%\Microsoft\Teamsを入力してOK- 開いたフォルダの中身を削除
- PC再起動 → Teams起動
B)新Teams(new Teams)のキャッシュ削除
- Win + R を押す
- 次のパスを貼り付けてOK
%userprofile%\AppData\Local\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache\Microsoft\MSTeams - 開いたフォルダの中身を削除
- PC再起動 → Teams起動
※会社PCではポリシーで削除操作を禁止している場合があります。迷う場合はIT部門に確認してください。
⑤ Teamsの再インストール
アプリ側が壊れている場合は再インストールが有効です。
- Windowsの「設定 → アプリ → インストールされているアプリ」からTeamsをアンインストール
- 再起動
- 公式サイトから最新版を入れ直す
組織によって「新Teamsのみ利用」「旧Teams禁止」など決まりがあるため、会社や学校の案内に従ってください。
STEP4:ブラウザ版 Teams 特有のポイント
ブラウザ版で使っている場合は次も確認します。
- まずは InPrivate(シークレット)で試す
- それで直るなら、通常ウィンドウ側の
- 拡張機能(広告ブロッカー等)
- キャッシュ/Cookie
が原因の可能性が高い
- 別ブラウザ(Edge⇄Chrome)でも試す
いきなりCookie全削除をすると他のサイトのログインまで飛ぶので、まずはInPrivateで切り分けがおすすめです。
STEP5:アカウント・組織の設定が原因のケース(会社・学校あるある)
会社や学校のアカウントでは、個人では直せない原因もあります。
- Teamsのライセンスが外れている/失効している
- 退職・異動などでアカウントが無効化されている
- 条件付きアクセス(場所・端末制限)でブロックされている
- MFA(多要素認証)の設定不備で止まっている
この場合は自分でいじるより、管理者に状況を伝える方が確実です。
相談時に添えると早い情報
- エラー画面のスクショ
- エラーコード(例:CAA~、AADSTS~など)
- いつから発生しているか
- どの端末で試したか(会社PC/自宅PC/スマホ)
- Web版・モバイル版の結果
STEP6:障害だった場合の割り切り方(被害を増やさない)
- みんな同時にダメ
- 管理センターのサービス正常性に障害表示
- SNSでも同様報告が急増
…ならMicrosoft側の障害の可能性が高いです。
この場合は深追いせず、
- メールや電話など別ルートに切り替える
- 会議は一旦リスケ or 別ツールで実施
- 設定をゴリゴリいじって壊さない
が現実的です。
まとめ:正しい順番で切り分けると最短で戻せる
- まず障害かどうか確認(管理者はサービス正常性)
- ネットワークと日時を確認
- アプリ完全終了→Web版/モバイル版で切り分け
- キャッシュ削除(新Teams/旧Teamsで場所が違う)
- 再インストール
- 組織アカウントなら管理者へ(ライセンス・条件付きアクセス・MFA等)
Teamsの不具合は、つい焦って設定を触ったり、怪しいツールを入れてしまいがちですが、
実際には 「障害の切り分け」→「基本確認」→「公式手順での対処」 だけで解決するケースが大半です。
特に最近のTeamsは、新旧バージョンの切り替えや、クラウド側の一時的な障害が原因になることも多く、
自分だけの問題なのか、Microsoft側の問題なのかを最初に見極めること が、いちばんの近道になります。
この記事の手順どおりに順番に確認していけば、
無駄な作業や設定変更を避けながら、安全に原因を特定できます。
もし障害だと分かった場合も、落ち着いて「別ルートに切り替える」判断ができるはずです。
困ったときは、ぜひこのチェックリストに戻って、ひとつずつ確認してみてください。
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