はじめに
【パスワードが“限界”になってきた⁉】
「ログイン=パスワード入力」が当たり前だった時代は、そろそろ終わりに向かっています。
理由はシンプルで、パスワードは
- 使い回しされやすい
- 漏えい・盗み見・フィッシングに弱い
- 強くするほど覚えにくく、運用が破綻しがち
という“構造的な弱点”があるからです。そこでGoogleをはじめ、Apple・Microsoftなどが推進しているのが パスキー(Passkey)です。
「端末そのものが鍵になる」新しいログイン方式です。

パスキーとは?
パスキーは、パスワードの代わりに
- 顔認証
- 指紋認証
- PIN(Windows HelloのPINなど)
で本人確認してログインする仕組みです。最大の特徴は、フィッシングに強いこと。
パスキーは「正しいサイト(正しいドメイン)」でしか使えない仕組みになっていて、偽サイトで入力させて盗む…という手口に強い、と説明されています。
パスキーとパスワードの違い
| 比較 | パスワード | パスキー |
|---|---|---|
| ログイン | 文字列を入力 | 端末で認証(顔/指紋/PIN) |
| フィッシング | 引っかかりやすい | 仕組み上、引っかかりにくい FIDO Alliance |
| 漏えい | 使い回しが致命傷 | サービスごとに別の鍵で被害が広がりにくい |
| 運用 | 覚える・管理する | “端末を使う”が基本 |
「Googleがパスワード廃止?」ではありません
パスキーを推奨していますが「すぐにパスワードが完全消滅」というわけではありません。
Googleは、ユーザーのサインインをより安全にするためにパスキー利用を強く促す流れです。
現実的には当面、
- パスキー(普段のログインはこれ)
- パスワード(予備・復旧のために残ることが多い)
- 2段階認証(状況により併用)
という“移行期の併用”が続きます。
Windowsでもパスキーは使える
Windows 10/11 では Windows Hello(顔/指紋/PIN)と組み合わせて、パスキーでのサインインができます。
Microsoftも「Windows Helloでパスキーを使ってサインインできる」ことを案内しています。またGoogle側も、Googleアカウントで保存したパスキーを各端末で使える(Google Password Manager)という整理です。
Windows 10/11で「Googleのパスキー」を始める手順
事前チェック
- Windows Hello(PIN/顔/指紋)のいずれかを設定
→ まずPIN設定だけでもOK(顔や指紋は後から) - ChromeまたはEdgeを最新に
- 可能なら「回復用のメール/電話番号」も最新に(詰んだ時の保険)
手順:Googleアカウントにパスキーを追加する(基本)
- Googleアカウントのセキュリティ設定へ
- パスキー(Passkeys)の追加(作成)を選ぶ
- ブラウザの案内に従い、Windows Helloで認証(PIN/顔/指紋)
- 作成完了
作成後は、対応サイトでログイン時に「パスキーで続行」のように出たら、Windows Helloで認証するだけで入れます。
※Googleはパスキー/パスワードを含む認証情報を Google Password Manager で扱える旨を案内しています。
便利:解除が面倒にならないコツ
- 顔認証 or 指紋認証があるPCなら、解除は一瞬
- 顔/指紋がないPCでも、HelloのPINなら“入力は短くてOK”(パスワードより現実的です)
パスキーのメリット(Windows目線)
- フィッシング耐性が強い(偽ログイン画面で盗まれにくい)
- パスワードの“使い回し地獄”から抜けやすい
- ログインが速い(Helloで一発)
注意点
1) 端末を失くすと困る? → “復旧手段”を必ず残す
パスキーは便利ですが、端末の紛失・故障が起きると詰みやすいです。
なので最低限この3つをセットにしてください。
- 回復用メールアドレス
- 回復用電話番号
- 予備のログイン手段(別端末のパスキー、またはバックアップコード等)
「便利さ」と「復旧」をセットで考えるのが安全です。
2) 共有PCでは相性が悪い
家族共用PC・職場共用端末では、パスキーの管理がややこしくなることがあります。
基本は個人端末で使うのが前提。
3) “パスワード不要”=“何も不要”ではない
パスキーは強いですが、端末側(Windows)のロックが弱いと意味が薄れます。
最低でも PINあり/スリープ復帰時にサインイン要求ありは必須です。
よくあるQ&A
Q. パスワードはもう捨てていい?
A. まだ早いです。移行期なので、当面は「予備・復旧のために残す」方が安全です。
Q. Windows 10でもいける?
A. Microsoftは Windows 10/11 で Windows Hello を使ったパスキーサインインを案内しています。
Q. フィッシング対策として本当に強い?
A. FIDO側の資料では、パスキーは“正しい相手(ドメイン)にしか通らない”性質でフィッシング耐性を実現すると説明されています。
まとめ:今は“移行期”。だからこそ早めに慣れるのが得
パスキーは「未来の技術」ではなく、すでに主要サービスが推進する現実的な選択肢です。
Windowsユーザーなら Windows Hello+Chrome/Edge で始められます。ただし、セキュリティは「強さ」だけでなく「復旧できること」も大切です。
回復手段を整えたうえで、まずはGoogleなど日常アカウントから試して慣れていきましょう。
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