【気づかないうちに損してる?】PCの遅さは「ストレージの使い方」で解決できる!

「最近、パソコンの動きが遅くなった気がする…」

そんな悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか?

買い替えるにはまだ早い。

でも、イライラは募る・・

実はその原因、「ストレージ(Cドライブなど)の使い方」にあるかもしれません。

この記事では、PCを軽く快適にするための「ストレージの見直しポイント」を、わかりやすくご紹介します。

■ ストレージが原因?まずはここをチェック!

まず確認していただきたいのが「Cドライブの空き容量」です。

Windowsでは、Cドライブの空き容量が10〜15%を下回ると動作が重くなる傾向があります。

確認方法は以下の通りです。

  1. エクスプローラー(フォルダのマーク)を開く
  2. 「PC」や「This PC」をクリック
  3. 「Cドライブ」のバーが赤くなっていたら要注意!

空き容量が少ないと、Windowsが一時的に使う作業スペース(仮想メモリ)やアップデート用ファイルの置き場所が足りず、あらゆる操作に時間がかかるようになります。

■ 「空き容量があるのに遅い」その理由とは?

Cドライブに十分な空きがあるのに遅い場合、次のようなケースが考えられます。

  • 古いHDD(ハードディスク)を使っていてアクセスが遅い
  • フラグメント(断片化)が進んでいる
  • ストレージが劣化しはじめている(HDD/古いSSD)

特にHDDを使っているパソコンでは、ファイルの断片化が動作の遅れに直結します。

対策として、「デフラグ(最適化)」を試すとよいでしょう。

■ ストレージの使い方見直し術|初心者向けの5ステップ

① 「ディスククリーンアップ」で不要ファイルを削除

スタートメニューに「ディスククリーンアップ」と入力し、不要なキャッシュや一時ファイルを削除します。

② ストレージセンサーを有効にする

設定 → システム → 記憶域(ストレージ)→「ストレージセンサーを構成」で、自動でゴミを削除する機能をONにできます。

③ デスクトップに置きすぎない!

意外と多いのが「デスクトップに大量のファイルがある」状態。これも読み込みに時間がかかり、PCの負担になります。

④ 外付けHDDやUSBへファイル移動

写真や動画、重たいファイルは外部ストレージに逃して、Cドライブは「システム専用」に近づけましょう。

⑤ 古いPCならSSD換装も検討

もし5年以上前のPCでHDDを使っているなら、SSDへの換装が劇的な改善につながります。専門業者に依頼するか、最近では初心者向けの換装キットもあります。

■ ストレージが原因の「あるある症状」

ノートパソコンのエラー表示に悩む男性と、背景にストレージやフォルダーのアイコンが並ぶ青基調のイラスト
  • 起動に5分以上かかる
  • ブラウザを開くとフリーズする
  • ファイルを開くのに時間がかかる
  • Windowsアップデートでエラーが出る
  • OneDriveとの同期がうまくいかない

こういった症状が出ている場合は、まずストレージの状態を疑ってみることをおすすめします。

■ 使っていないアプリが「容量を圧迫している」かも?

気づかないうちにPCを重くしているのが、長らく使っていないアプリケーションです。特に動画編集ソフトや画像処理ソフト、ゲーム系アプリなどは、1つあたり数GB以上の容量を占めていることもあります。

● 不要アプリの確認手順(Windows 10/11 共通)

  1. 設定 → アプリ → 「インストールされているアプリ一覧」を開く
  2. 「サイズ順」に並べ替えると、重たいアプリが一目でわかります
  3. 使っていないアプリを選択し、「アンインストール」

アプリを削除することで、空き容量だけでなく起動時やバックグラウンドの負荷も軽減できます。

■ 【裏技】スタートアップの整理で「目に見えない遅さ」を改善!

パソコンの起動が遅いと感じたら、「スタートアップ」の見直しも効果的です。これはPC起動と同時に自動で動くアプリのこと。

一見、関係なさそうなアプリが裏で起動して、メモリやストレージを使っていることがあります。

● スタートアップの見直し方

  1. Ctrl + Shift + Esc で「タスクマネージャー」を開く
  2. 「スタートアップ」タブをクリック
  3. 不要なアプリを右クリック →「無効にする」

注意:セキュリティソフトなど、必要なものは無効にしないでください。

■ SSDの寿命にも注意!「健康状態」をチェックしておこう

最近ではSSDを搭載したPCも増えてきました。

ただし、SSDにも寿命があるのをご存知ですか?

書き換え可能回数に制限があるため、長く使っているとパフォーマンスが落ちてくることも。

無料のツール(たとえばCrystalDiskInfoなど)を使えば、「健康状態(Good/Caution)」をチェックできます。

■ ついでに!おすすめの「週1お手入れ習慣」

忙しい毎日でも、次の3つを週に1回やるだけで、PCの健康はずっと長持ちします。

  • ストレージセンサーで自動お掃除
  • ゴミ箱を空にする
  • 起動時間が遅ければスタートアップをチェック

PCは“道具”ですが、丁寧に扱えば長く快適に使える相棒になります。

■ 「買い替え」より前にできることはたくさんある!

「もう古いからダメかも」と思っていたPCでも、ストレージを見直すだけで見違えるほど軽くなることがあります。

パソコンの不調=すぐ買い替えではなく、「まずは中身を整える」ことが賢い選択です。

日曜の午後、ぜひ一度、あなたのパソコンとじっくり向き合ってみてください。

見落としていた原因が、スッと解決できるかもしれません。

■ よくある質問

Q:空き容量を増やしても改善されないのはなぜ?

→ ストレージ自体が劣化している、もしくはメモリ不足など他の原因がある可能性もあります。

Q:OneDriveと同期していても重くなりますか?

→ ファイルオンデマンド機能が有効でも、頻繁な読み込みや通信エラーが蓄積してくると、PCのパフォーマンスに影響を与える場合があります。

■ まとめ|ストレージの健康はPCの健康!

ストレージはパソコンの「内臓」のようなもの。

定期的に掃除し、不要なものを減らすことで、買い替えずに快適な動作を取り戻すことができます。

  • Cドライブの空き容量をチェック
  • ディスククリーンアップ・ストレージセンサーを活用
  • 写真・動画は外部へ
  • 古いPCならSSDを検討

PCの中も少しだけ“お掃除”してみませんか?

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