大変!USBメモリが突然使えなくなった!?「フォーマットしてください」と表示された時の対策を図解入りで解説!

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メディアに欠陥がある可能性があります。
58.5 GByte OK (122823624 セクター)
65.4 GByte データが失われました (137262136 セクター)
詳細: 0 KByte が上書きされました (0 セクター)
0 KByte がわずかに変更されました (< 8 ビット/セクター、0 セクター)
65.4 GByte が破損しています (137262136 セクター)
0 KByte のエイリアス メモリ (0 セクター)
オフセットでの最初のエラー: 0x00000000000056200
予想: 0x000000000000056200
検出: 0x00000000000000000
H2testw バージョン 1.3
書き込み速度: 11.5 MByte/秒
読み取り速度: 9.62 MByte/秒
H2testw v1.4

【検証結果】やはり容量偽装!?半分の容量しか使えなかったUSBメモリ

「H2testw」による検証の結果、驚くべき事実が判明しました。

なんと、64GBものメモリ欠損があるという結果が出たのです。

USBメモリは、長期間の使用や読み書きを繰り返すことで、多少の不良セクタ(欠損)が発生するのはよくあることですが、今回のように実質半分の容量が使えないというのは異常です。

実際の容量は「128GB」ではなく「64GB」だった?

結論から言うと、筆者が購入したUSBメモリの実際の容量は64GBしかなかった、ということになります。

システム上は128GBとして認識されていたため気づきませんでしたが、これは典型的な容量偽装のパターンです。

この結果から考えるに、おそらく筆者のUSBメモリは、64GBを超えて書き込みを行った時点で既存データの上書きが始まり、データ破損が発生したと推測できます。

そして、運悪く破壊された部分に重要なデータが含まれていたため、USBメモリ全体が

「使用できない状態」

になったのでしょう。

容量偽装の現実に、かなりショックを受けました・・

以前から容量偽装の噂は耳にしていましたが、実際に自分のUSBメモリがそれだったという事実を突きつけられると、正直ショックでした。

しかも恐ろしいのは、容量を超えたデータの上書きがすぐにエラーとして現れないこと。

ファイルを使おうとしたタイミングで初めて破損に気づく、という最悪の展開も起こりうるのです。

クイックフォーマットを外して再挑戦。しかし結果は同じ

諦めの悪い私は

「もしかして、前回のフォーマットがクイックフォーマットだからじゃないかな?」

と思い出し、再度通常フォーマットを試してみました。

今回はチェックを外し、通常フォーマット(完全フォーマット)でみっちりやり直しました。

しかし、「H2testw」による検証結果は変わりません。

やはり64GB以降の領域には問題があるということが明確になりました。

パーティションの問題も確認 → シングル構成だった

さらに、

「複数のパーティションが切られているのでは?」

という可能性も考え、「ディスクの管理」ツールでUSBメモリのパーティション構成を確認してみました。

IMG 9193

結果は、シングルパーティションのみ。

複数パーティションによるトラブルではないことが確認できました。

このようにして、筆者のUSBメモリが容量偽装された製品であったことが確定的となりました。悲し・・。

あとがき|USBメモリのトラブルから学んだこと

今回の調査結果から見ても、容量偽装である可能性が高いという結論に至りました。

もちろん、購入から時間が経っていたこともあり、単なる劣化や故障という可能性も否定はできません。

しかし、実際に半分もの容量が使えなかったという事実を前にすると、

「本当にただの故障だったのだろうか?」

と、つい疑ってしまいます。


これは邪推かもしれませんが、世間でときどき耳にする

「USBメモリが突然壊れた」

というトラブルの中には、こうした容量偽装が潜んでいるケースもあるのでは?

と感じています。

このトラブルで得た教訓

今回の経験を通じて、私は学びました!

1. 日頃からのバックアップの重要性

 → 今回はNASに保存していたおかげで助かりましたが、もしなかったら…と思うとゾッとします。

2. USBメモリの購入先は信頼できるところを選ぶこと

 → 安さや便利さだけで飛びつくのは危険です。

3. 購入後はメモリチェックツールで実容量を確認すること

 → 「H2testw」のようなツールを使って、初期段階で偽装を見抜くことができます。

最後に

残念ながら、この件に関しては

「こうすれば絶対に大丈夫」

という完璧な対策は見当たりません。

それでも、データを失ってから後悔するよりも、日頃からリスクを意識しておくことが何より大切だと改めて感じました。


データ復旧サービスもありますが、今回のようにデータが上書きされてしまった場合は、復旧はほぼ不可能かもです。

「壊れた後に気づく」では遅い!

大切なデータをUSBメモリだけで保管している方、バックアップをUSBメモリにだけ取っている方、

私のような失敗を繰り返さないためにも、ぜひ一度、メモリの確認とバックアップの見直しをおすすめします!

この記事が、どなたかのトラブル回避につながれば幸いです。

USB画像
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