Windows11・知らなきゃ損な“隠れ機能”
Windows 11には、ゲーム体験をより快適にするための便利な隠し機能や裏技的な設定がいくつも用意されています。
「ゲームがカクつく」
「ロードが長い」
「古いゲームが映えない」
…そんな悩みも、ちょっとした設定で驚くほど改善することがあります。
今回は、特におすすめの5つのゲーム向け機能をご紹介します!
1. ゲームモードをオンにするだけで動作が快適に!
設定場所
設定 → ゲーム → ゲームモード
↑この「設定」の中にゲームという項目がないPCを使っている方もいらっしゃるでしょう。
でもご安心ください!
「設定」画面に「ゲーム」項目がない場合、いくつか考えられる原因と対処方法があります。
【原因1】Windows 11のエディションが「Pro」や「Enterprise」で一部設定項目が非表示になっている
- 一部の業務向け設定では、“ゲーム”機能やXbox関連が無効化されている場合があります。
- 確認方法
設定 → システム → バージョン情報でエディションを確認できます。
【原因2】「Xbox Game Bar」などの関連機能が無効化 or アンインストールされている
- 特にカスタマイズされたPCや初期状態でXbox関連アプリを削除済みの状態だと、「ゲーム」の設定タブが消えることがあります。
【確認・対処方法】
① ゲームモードを直接検索して開く
- スタートメニューで「ゲームモード」と入力してみてください。
- 出れば直接設定画面に飛べます。
- 出ない場合は無効化されています。
② Xbox Game Bar を確認
- 設定 → アプリ → インストール済みアプリで「Xbox Game Bar」が入っているか確認
- 入っていない場合は、Microsoft Storeから再インストールできます
【それでも出てこない場合】
グループポリシーやレジストリで無効化されている可能性もあります。
その場合、PCに詳しい方か管理者が設定した制限の可能性があるので、以下のような対処が必要になります
- 管理者権限で設定変更
- Xbox Game Barなどを再インストール
- ゲームモード用のレジストリキーを再有効化
ゲームモードやXbox Game Barが非表示の状態ででもできるゲーム最適化設定だけを抜粋してご紹介もできますが、また後日にします。
ゲームモードをオンにする効果
バックグラウンドの更新や通知を抑えて、ゲームに集中できる環境を作ります。
フレームレートの安定にも効果があり、特にミドルクラスのPCにおすすめ。
2. ゲームごとに「高パフォーマンス」に設定して高速化
設定場所
設定 → システム → ディスプレイ → グラフィック → アプリ追加
手順
プレイしたいゲームの.exeファイルを追加し、「高パフォーマンス」に設定するだけです!
▶︎ここからは、Windows 11で、特定のゲーム(.exeファイル)を「高パフォーマンス」に設定する方法を順を追ってご紹介します。
【手順】ゲームごとのグラフィック設定を「高パフォーマンス」にする方法
① 設定を開く
- キーボードの Windowsキー + I を押す
または、スタートメニューから「設定(歯車アイコン)」をクリック
② 「システム」→「ディスプレイ」を選ぶ
- 左側のメニューまたは上部のタブから「システム」を選び、
- 中央にある「ディスプレイ」をクリック
③ 下にスクロールして「グラフィック」をクリック
- 「関連設定」または「マルチディスプレイ」セクションの下にあります
- 表示が見つかりにくい場合、「設定」画面の検索バーに「グラフィック」と入力してもOK!
④ 「アプリの追加」ボタンを押す
- 「デスクトップアプリ」になっていることを確認して
- 「参照」をクリックし、プレイしたいゲームの .exe ファイル(起動ファイル)を選びます
- 例:C:\Program Files\GameName\Game.exe など
⑤ 追加されたゲームをクリック →「オプション」を選択
- 「オプション」をクリックすると、パフォーマンス設定が表示されます
⑥ 「高パフォーマンス」を選択 →「保存」
- 通常は以下の3つから選べます
- システム既定(バランス)
- 省電力
- 高パフォーマンス
- 「高パフォーマンス」を選び、「保存」をクリックすれば完了です!
【補足】この設定のメリット
- ゲーム実行時に、グラフィック処理を内蔵GPUではなく、外部GPU(GeForceやRadeonなど)に優先的に割り当てることができます
- 特にノートPCやGPUを2つ持っているPCでは、性能がぐっと上がることがあります
▶︎もし、どの.exeファイルを選べばいいか分からない場合は、
ゲームを起動 → タスクマネージャーで右クリック →「ファイルの場所を開く」で確認できます
ゲームモードをオンにする効果
GPU(グラフィックボード)を優先的に使用して、動作を軽く・速くできます。
ノートパソコンやGPU切替型のPCで特に有効です。
3. 古いゲームがきれいに!?「Auto HDR」を活用しよう
設定場所
設定 → システム → ディスプレイ → HDR → Auto HDR をオン
効果
昔のゲームや対応していないタイトルでも、色味や明るさを自動調整してくれます。
まるで最新ゲームのような映像に近づけることができます。
注意点
HDR対応モニターが必要です。
4. 次世代ロード技術「DirectStorage」で読み込み爆速
条件
NVMe SSD、DirectStorage対応GPU、対応ゲームが必要
効果
ゲームのロード時間が劇的に短くなります。
一部の対応ゲームでは、従来の半分以下の時間でゲーム開始可能になります。
対応ゲーム例
Forspoken、Diablo IVなど。これから増えていく予定のようです。
5. 録画・配信・音声調整まで「Win + G」で一発起動!
機能名: Xbox Game Bar
起動方法: キーボードで Windowsキー + G
できること
– ゲームプレイの録画(音声あり)
– FPS表示
– マイクやBGMのミキサー調整
– パフォーマンスモニターなど
ポイント
配信ソフトを別で用意しなくても、これひとつで簡易実況が可能!
まとめ:ちょっとした設定で、ゲーム体験はもっと快適になる!
Windows 11には、ゲームをより快適に楽しむための隠れた機能がたくさんあります。
最初は「設定がめんどくさそう」と感じるかもしれませんが、一度使ってみればその効果に驚くはず!
この記事をきっかけに、ぜひあなたのゲーミング環境もアップデートしてみてくださいね。