Windows 11で「Cドライブの空き容量が急に減る」5つの原因と対処法【わかりやすく解説】

「昨日まではCドライブに十分な空き容量があったのに、気づいたら容量が減っている…!」

こんな経験はありませんか?

特に、Windows 11を使っていると、突然Cドライブの空き容量が減る現象が発生することがあります。

この問題が発生すると、

「ストレージがいっぱいです」という警告が表示される

 アプリの動作が重くなる・フリーズしやすくなる

 Windows Updateやアプリのインストールができなくなる

といったトラブルにつながることも…。

そこで今日は、Cドライブの空き容量が急に減る原因と、その対策をわかりやすく解説します!

誰でも実践できるように丁寧に説明するので、ぜひ最後までご覧ください!

Cドライブの空き容量が減る主な原因

Windows 11でCドライブの空き容量が減る原因はいくつか考えられます。

代表的なものを見ていきましょう。

 Windows Updateの一時ファイル

Windows Updateを行うと、一時ファイルや古い更新データがCドライブに残り、容量を圧迫することがあります。

 システムの復元ポイントの増加

Windowsは「復元ポイント」というバックアップデータを自動で作成しますが、これが増えすぎるとCドライブを圧迫します。

 一時ファイルやキャッシュの蓄積

アプリの動作によって一時ファイルやキャッシュが溜まり、Cドライブの空き容量を減らすことがあります。

 ダウンロードフォルダやごみ箱のデータ

ダウンロードフォルダやごみ箱の中に、大きなファイルが残っていることが原因の場合もあります。

 ハイバネーション(休止状態)用のファイル

Windowsの「休止状態(ハイバネーション)」機能を使うと、大きな「hiberfil.sys」ファイルが作成され、容量を消費します。

デスクトップパソコンのイラスト

Cドライブの空き容量を増やす方法(対処法)

それでは、Cドライブの空き容量を確保するための具体的な対処法を紹介します。

方法①:「ディスククリーンアップ」で不要ファイルを削除

Windowsには「ディスククリーンアップ」という機能があり、不要なファイルを簡単に削除できます。

以下は、詳しい手順です。

手順

1. 「スタート」画面の検索バーに 「ディスククリーンアップ」と入力し、開く

2. 「Cドライブ」を選択し『OK』をクリック

ディスクのクリーンアップ画面

3. 「システムファイルのクリーンアップ」をクリック

4. 以下の項目にチェックを入れる

• Windows Updateのクリーンアップ

• 一時ファイル

• ダウンロードされたプログラムファイル

• ごみ箱

• キャッシュ(サムネイル・一時インターネットファイル)

5. 「OK」 → 「ファイルの削除」をクリック

6. PCを再起動して容量を確認

これだけで、数GB〜数十GBの空き容量が増えることもあります!

(PCのメーカーやバージョンによって、ファイルの名称などが若干違う場合があります)

方法②:「ストレージセンサー」で不要なデータを自動削除

Windows 11には、「ストレージセンサー」という便利な機能があります。

これを使うと、不要なファイルを自動で削除できるという優れものです!

手順

1. 「設定」 → 「システム」 → 「ストレージ」

ストレージ設定画面

2. 「ストレージセンサー」を選択

3. 「ストレージセンサーを自動で実行する」をオン

4. 不要な一時ファイルやごみ箱のデータを定期的に削除する設定をする

5. 手動で「今すぐクリーンアップ」を実行することも可能!

設定するだけで、自動で不要ファイルを削除できるのでおすすめです!

>>Microsoftの「Storage Sense(ストレージセンサー)」説明サイト

方法③:「復元ポイント」を削除・制限する

Windowsの「復元ポイント」が増えすぎると、Cドライブの容量を圧迫します。古い復元ポイントを削除することで、空き容量を確保できます。

手順

1. 「スタートメニュー」 → 「システムの復元」と入力し、開く

2. 「システムの保護」タブを開く

3. 「構成」をクリック

4. 「ディスク領域の使用量」を減らす(10%程度に設定すると良い)

5. 「削除」をクリックして古い復元ポイントを削除

6. 「適用」 → 「OK」を押す

 方法④:「ダウンロードフォルダ」と「ごみ箱」を整理する

意外と見落としがちなのが、「ダウンロードフォルダ」や「ごみ箱」 に溜まったファイルです。

「ゴミ箱に入れたものは容量食わないでしょ」

と思われがちですが、完全に消去しない限り容量は増え続けていきます。

*完全に消去する前に、ゴミ箱の中を確認して下さいね。消すと戻りませんよ。

手順

1. エクスプローラーを開く(「Windowsキー + E」)

2. 「ダウンロードフォルダ」を開いて不要なファイルを削除

3. デスクトップの「ごみ箱」を右クリックし、「ごみ箱を空にする」

これだけでも、数GBの空き容量が確保できることがあります!

方法⑤:「休止状態(ハイバネーション)」を無効化

Windowsの「休止状態」機能を使うと、hiberfil.sys という巨大なファイル(数GB〜数十GB)が作成されます。

これを無効化すると、空き容量を増やせます。

*hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は、Microsoft Windows のパソコンで休止状態や高速起動時に使用される隠しファイルのことです。

手順

1. 「スタートメニュー」 → 「cmd」と入力し、「管理者として実行」

2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す

powercfg -h off

3. PCを再起動してCドライブの容量を確認

注意・hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は便利な機能ですが、同時にデメリットもあります。

・Cドライブの空き容量を圧迫する

・SSDの寿命が縮まる可能性がある

・ファイル破損のリスクがある

・PCが盗難に遭った場合情報が抜き取られる危険がある。

など、複数のデメリットもあるため、注意が必要です!

WindowsのCドライブの空き容量が急に減る・対策まとめ

Windows 11でCドライブの空き容量が急に減る原因には、Windows Updateの一時ファイル、システムの復元ポイント、不要なキャッシュ、ダウンロードフォルダの肥大化 などがあります。

💡 今日からできる対策まとめ表

Windows 11 Cドライブ 空き容量問題
原因 詳細 対処法
① Windows Updateの一時ファイル 更新ファイルのダウンロード後、一時ファイルがCドライブに残る 「ディスククリーンアップ」を実行し、不要なファイルを削除
② システムの復元ポイント Windowsが自動的に復元ポイントを作成し、容量を圧迫 古い復元ポイントを削除し、使用容量を制限
③ 一時ファイルやキャッシュ ブラウザやアプリが大量のキャッシュやログファイルを保存 「ストレージセンサー」を有効にし、自動でクリーンアップ
④ ダウンロードフォルダ・ごみ箱 不要なファイルが溜まり続け、気づかないうちに容量を消費 定期的に「ダウンロードフォルダ」と「ごみ箱」を空にする
⑤ 休止状態(hiberfil.sys) ハイバネーション(休止状態)により、大容量のhiberfil.sysが作成 「powercfg -h off」コマンドで休止状態を無効化

✅ 「ディスククリーンアップ」で不要ファイルを削除

✅ 「ストレージセンサー」で自動的に管理

✅ 「復元ポイント」を整理してストレージを節約

✅ 「ダウンロードフォルダ」や「ごみ箱」をこまめに空にする

✅ 「休止状態(ハイバネーション)」を無効化して数GBの空き容量を確保

これらを実践すれば、Cドライブの空き容量をしっかり確保できます!

Windowsの動作が重くなったと感じたら、ぜひ試してみてくださいね。

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