
- 1 はじめに|「Defenderだけで大丈夫?」
- 2 DefenderだけでOKな人/追加対策した方がいい人
- 3 そもそも「Microsoft Defender(Windows セキュリティ)」とは?
- 4 【初心者向け】Defenderの状態を確認する基本操作
- 5 Defenderの「強み」と「弱点」
- 6 【セルフチェック】あなたはDefenderだけで大丈夫?
- 7 Defenderを「最大限活かす」ための基本設定と考え方
- 8 それでも不安な人向け:Defenderにプラスしたい対策
- 9 Windows 10(ESU利用者)で気をつけたいポイント
- 10 もし感染したかも?と思ったときの「最初の一手」
- 11 まとめ|「ソフト任せ」ではなく、「使い方+Defender」で守る
はじめに|「Defenderだけで大丈夫?」
新しくパソコンを買ったり、体験版のセキュリティソフトが切れそうになったとき、
「ウイルス対策はDefenderだけで大丈夫?」と心配になる方はとても多いです。
- Windowsには最初から「Microsoft Defender(Windows セキュリティ)」が入っている
- でも、家電量販店では「市販のセキュリティソフトも入れましょう」とおすすめされる
- ネットを見ると「Defenderで十分」という意見もあれば、「いや、全然足りない」という意見もある
これでは、PCが苦手な方ほど 「結局どうしたらいいの?」 と混乱してしまいますよね。
この記事では、現在のDefender(Windows セキュリティ)の実力と、
どんな人ならDefenderだけでOKなのか/追加の対策が必要な人はどんなケースか
を、PCが苦手な方でも分かるようにやさしく整理します。
DefenderだけでOKな人/追加対策した方がいい人
まず最初に、ざっくりした結論からお伝えします。
DefenderだけでOKな人(目安)
- 自宅でのライトな使い方が中心
- YouTube・SNS・ネット検索・ネットニュース・動画配信サービスなど
- あまり怪しいソフトやファイルをダウンロードしない
- ネットバンキングや株取引は、公式サイト・公式アプリだけを使う
- 家族や友人から届くファイル以外は、よく分からない添付ファイルを開かない
→ → このような使い方なら、Defenderを正しく有効にしていれば“追加ソフトなし”でも困らないケースが多いです。
追加の対策を検討した方がいい人
- ネットバンキング・証券取引・仮想通貨など、お金がからむ操作が多い
- 副業や在宅ワークで、お客様の個人情報・データを扱っている
- 会社支給のPCを自宅でも使っている(規定で別ソフトが指定されている場合も)
- 海外サイト・マニアックなフリーソフトなど、リスク高めのサイトをよく閲覧する
- フィッシング詐欺メールなどが来ても、本物と偽物を見分ける自信があまりない
このような場合は、
- Defenderの設定をきちんと強化した上で
- 有料のセキュリティソフトや、VPN・パスワード管理ツールなどを追加
といった“+αの安全策”を検討した方が安心です。
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- 機種によってはVPN接続の設定をルーター側に集約できる
- 在宅ワークで複数端末を使う家庭に向
そもそも「Microsoft Defender(Windows セキュリティ)」とは?
Windows 10/11に標準で入っている“ウイルス対策の基本”
Windows 10・Windows 11 には、最初から 「Microsoft Defender」 というセキュリティ機能が入っています。
以前は「Windows Defender」と呼ばれていましたが、今は「Windows セキュリティ」というアプリからまとめて確認できます。
Defenderが担当しているのは、主に次のような部分です。
- ウイルス・マルウェアの検出と削除
- ランサムウェア(ファイルを勝手に暗号化するウイルス)対策
- ファイアウォール(不正な通信のブロック)
- 危険そうなアプリ・ファイルの実行を止める
つまり、「とりあえずのウイルス対策は最初から入っている」状態です。
【初心者向け】Defenderの状態を確認する基本操作
ここからは、PCが苦手な方でもできるように、
Defenderの状態確認と、最低限やっておきたい設定を、やさしく手順でまとめます。
1. Defender(Windows セキュリティ)を開く方法
- 画面左下(または中央)の「スタート」ボタンをクリック
- キーボードで
セキュリティと入力 - 検索結果に出てきた
「Windows セキュリティ」 をクリック
もしくは、タスクバー右下の盾のアイコン(白い十字が入った盾マーク)があれば、それをクリックしても開けます。
2. 今の「保護の状態」をざっくりチェックする
「Windows セキュリティ」を開くと、最初の画面に 緑色のチェックマーク か 黄色/赤の警告マーク が表示されます。
- ✅ 緑のチェック:大きな問題はなし
- ⚠ 黄色のマーク:要注意(設定の見直しが必要)
- ❌ 赤のマーク:保護が無効になっているなど、危険な状態
もし赤や黄色の場合は、各項目をクリックすると
「有効にする」「推奨される操作」などのボタンが出てくるので、
よく分からなければ “推奨される操作” を押すのがおすすめです。
(関連記事:Windows セキュリティの警告アイコンの意味と対処法)
3. 今すぐ「クイックスキャン」を実行する
最低限、PCに怪しいものがないかを一度チェックしておきましょう。
- 「Windows セキュリティ」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止」 をクリック
- 画面の中央にある
「クイックスキャン」 ボタンをクリック
これで、今動いている部分+よく狙われる場所だけを素早くチェックしてくれます。
時間がかかっても問題ないときは、「スキャンのオプション」から フルスキャン を選ぶと、より広い範囲をチェックできます。
Defenderの「強み」と「弱点」
2025年時点でのDefenderのイメージを、PC初心者向けにざっくり整理すると、こんな感じです。
強み(Defenderの良いところ)
- 追加料金なしで使える(Windowsに標準で含まれている)
- Windows本体との相性が良く、基本的なウイルス対策は十分
- Windows Updateで一緒に更新されるので、メンテナンスが楽
- 軽くて、PCの動作への負担が比較的少ない
→ 「普通の使い方」なら、Defenderだけでもかなりがんばってくれる存在です。
弱点(Defenderだけだと“穴”になりやすいところ)
- 偽サイト対策(SmartScreenなど)はあるものの、「ログインしてください」「更新してください」など“だます画面”で人が操作してしまうと防げないことがある
- ネットバンキング・決済の専用保護(入力保護/サポート窓口/詐欺補償など)は、他社の有料製品の方が手厚い場合がある
- パスワードの使い回しや、メール・SMSのリンクを踏む癖など、人間側の運用ミスには別の対策(パスワード管理/二段階認証)が必要
イメージとしては、「ウイルスそのものを止める力は強い」一方で、「人をだます系(偽ログイン・詐欺誘導)は“使い方”で差が出る」と覚えておくと分かりやすいです。
(関連記事:フィッシング詐欺メールの見分け方と対処)
【セルフチェック】あなたはDefenderだけで大丈夫?
ここでは、Defenderだけでいけるかどうかを判断する簡単なチェックリストを用意しました。
あてはまる項目にチェックを入れてみてください。
▼ A:DefenderだけでOKな可能性が高いチェック
- □ PCは主に、動画・SNS・ネット検索・ブログ閲覧が中心
- □ フリーソフトは、基本的に「有名な安全なサイト」からしか入れない
- □ 海外サイトや怪しい日本語のサイトにあまり行かない
- □ ネットバンキングは、ブックマークから公式サイトだけを開いている
- □ パスワードは、ブラウザの保存機能や、簡単なパスワード管理ツールで管理している
- □ 仕事用の大事なデータやお客様情報は、基本的にこのPCには入っていない
4つ以上あてはまる → DefenderだけでもOKな可能性が高い です。
(もちろん、バックアップやWindows Updateなど、基本の安全対策は必要です)
▼ B:追加のセキュリティ対策を検討した方がいいチェック
- □ ネットバンキングやネット証券・FXなど、お金を動かす操作をよくする
- □ 副業・フリーランス・在宅ワークなどで、お客様のデータや帳票類を扱う
- □ 海外のフリーソフト配布サイト・割引コードサイトによく行く
- □ PDFやWordファイルがメール添付でよく飛んでくる
- □ フィッシング詐欺メールを見分ける自信があまりない
- □ 公衆Wi-Fi(カフェ・ホテル・空港など)でノートPCを使うことが多い
2つ以上あてはまる → Defenderだけだと少し心細い ので、後述する 「+αの対策」 を検討する価値があります。
Defenderを「最大限活かす」ための基本設定と考え方
Microsoft Defenderは、ただ入っているだけでは本来の力を発揮しません。大切なのは、「全部を細かく理解すること」ではなく、守るべきポイントを外さず有効にしておくことです。
ここでは、PCが苦手な方でも迷わないように、「ここだけ押さえればOK」という基本設定を4つに絞って解説します。
※Windows 10(ESU)・Windows 11どちらでも考え方は共通です。
① Defenderが“ちゃんと動いている状態”を作る
まず大前提として、Defenderが無効になっていないかを確認します。
- 「Windows セキュリティ」を開く
- トップ画面に赤や黄色の警告が出ていないかを見る
- 警告がある場合は、内容を開いて「推奨される操作」を実行
細かい設定が分からなくても、赤・黄色を放置しないだけで、守りのレベルは大きく変わります。
ポイント:Defenderは「緑のチェック」が出ている状態を維持するだけでも、基本防御としては合格ラインです。
② ランサムウェア対策は“ON確認”だけでいい
Defenderの中でも、特に重要なのがランサムウェア対策です。
ファイルを勝手に暗号化される被害は、「検出」よりも事前に防ぐ方が圧倒的に楽です。
- 「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」
- 「ランサムウェアの防止」を開く
- 「コントロールされたフォルダー アクセス」がオンか確認
これをオンにしておくと、怪しいアプリが勝手に「ドキュメント」「写真」などを書き換えるのを防止してくれます。
※一部の古いソフトでブロックされる場合がありますが、
「よく分からないものは許可しない」を基本にすればOKです。
③ 「だまし系」に強くなる設定(SmartScreen)
最近の被害で多いのは、ウイルスそのものよりも、
「偽ログイン画面」「偽警告」「偽アップデート」といった“だまし系”です。
これに効くのが、DefenderのSmartScreen機能です。
- 「Windows セキュリティ」→「アプリとブラウザー コントロール」
- SmartScreen関連の項目を「警告」または「ブロック」に設定
これにより、怪しいサイト・不審なアプリを開く前に一度止めてくれるようになります。
SmartScreenは「最後のブレーキ」。完全防御ではありませんが、“うっかりクリック”を防ぐ力があります。
④ Defenderを活かす最大のコツは「更新を止めない」
Defenderの実力は、常に更新されていることが前提です。
- 設定 → 「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムのチェック」を定期的に実行
- セキュリティ更新は後回しにしない
Windows 10(ESU)でもWindows 11でも、
更新が止まった瞬間から、防御力は確実に落ちます。
覚えておいてほしい“1つだけ大事なこと”
Defenderを120%活かす最大のポイントは、
「警告を無視しない」「よく分からないものを開かない」という使い方です。
設定を完璧にするより、
怪しい表示が出たら一度止まる――それだけで、防げる被害は一気に増えます。
それでも不安な人向け:Defenderにプラスしたい対策
Defenderの設定をきちんとした上で、
「それでも不安…」「仕事用のデータが多い…」という方は、次のような追加策を検討できます。
1. 有料のセキュリティソフトを1つだけ追加する
※ウイルス対策を2つ常駐させると、動作が重くなったり、誤検知が増えたり、互いに邪魔をしてかえって不安定になることがあります。「入れるなら1つ」を基本に考えましょう。
- 危険サイトブロック・ネットバンキング保護
- パスワード保護・暗号化
- サポート窓口(電話・チャット)
など、「人をだます系の攻撃」や「お金まわり」を守る機能が充実した製品を選びましょう。
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2. パスワード管理ツールを使う
セキュリティ対策でいちばん大事なのは、実は人間側の管理(パスワード)です。
- すべてのサイトで違うパスワードを使う
- 強力なパスワードを自分で覚えない
- 二段階認証(SMSや認証アプリ)を設定する
これらを助けてくれる パスワード管理ツール を使うと、
「Defender+パスワード管理」だけで、かなり安全性が上がります。
(関連記事:PC初心者向けパスワード管理ツール)
3. 公衆Wi-FiにはVPNを検討
カフェやホテル、空港などのフリーWi-Fiは、
通信が盗み見されるリスクがあります。
- 外出先で仕事メールやクラウドをよく使う
- ノートPCを持ち歩いて作業する
といった方は、VPNサービス(通信を暗号化する仕組み)の利用も検討しましょう。
(関連記事:VPNとは?在宅勤務・出張で安全にネットを使う基本)
Windows 10(ESU利用者)で気をつけたいポイント
Windows 10をESU(拡張セキュリティ更新)で使い続けている場合でも、Microsoft Defender(Windows セキュリティ)は基本的な保護を提供します。
ただし、ESUは「OSの重要な修正を延長する仕組み」であり、環境全体が“最新のWindowsと同じ安全性”になるわけではありません。ESU環境で特に差が出やすいのは、ブラウザ・アプリ・拡張機能・ドライバなど、OS以外の部分です。ここが古くなると、Defenderが頑張っていても入口(偽サイト/脆弱性/詐欺誘導)が増えやすくなります。
まず押さえるべき“4つの基本”
- Windows Update(ESUの更新)が「最後まで入っているか」
更新が途中で止まっていると、Defender以前にOSの穴が残ります。設定 → Windows Updateで、更新エラーが出ていないか確認してください。 - ブラウザは常に最新(Edge/Chrome)
フィッシングや偽サイトのブロックは、ブラウザ側の防御(SmartScreen等)も重要です。ESU利用中は特に、ブラウザ更新をサボらないのが効果的です。 - Office・PDF閲覧ソフトを最新に保つ
感染経路はメール添付(Word/Excel/PDF)に偏りがちです。Microsoft 365/OfficeやPDF閲覧ソフトの更新を止めないでください。 - Defenderの主要設定を“ON確認”する
「リアルタイム保護」「クラウド提供の保護」「改ざん防止」「SmartScreen(アプリとブラウザー コントロール)」がオフだと効果が落ちます。黄色や赤の警告が出ていたら、まず“推奨される操作”を優先しましょう。
ESU環境で“やりがちだけど危ない”こと
- 古いフリーソフトを入れ続ける(更新停止・配布元不明のもの)
- 広告だらけのダウンロードサイトから入れる(偽ボタン・バンドルに注意)
- 「警告がうるさいから」とDefenderの保護をオフにする
- パスワードの使い回し(感染より先に“乗っ取り”が起きやすい)
特にESU環境では、OS以外の古さが足を引っ張りやすいので、「入れるソフトを厳選」「更新を止めない」「警告を無視しない」の3点が効きます。
おすすめの“追加防御”(ソフトを増やしすぎない)
ESUで運用するなら、ウイルス対策ソフトを増やしすぎるより、詐欺・乗っ取りに強い対策を足す方が効果が出やすいです。
- 二段階認証(認証アプリ/パスキー):メールやSNS、ネット銀行の乗っ取り対策に直結
- パスワード管理:使い回しをゼロにするのが最大の防御
- バックアップ:ランサムウェアや誤操作に備えて、重要データは別場所に
「Defender+使い方のルール(更新・二段階認証・バックアップ)」をセットにすると、ESU環境でも現実的な安全ラインに近づけます。
ポイント:ESUは“延命”ではなく“移行準備の期間”として使うのが安全です。まずは守りを固めつつ、余裕のあるタイミングで次の環境へ移行できるよう準備しておくと安心です。
(関連記事:「ESU無料化と移行の対策ガイド)
もし感染したかも?と思ったときの「最初の一手」
「もしかしてウイルス感染した?」と思ったときは、
あわててPCをリセットする前に、次のステップを落ち着いて試してみてください。
- ネットワークから切り離す(Wi-FiをOFF/LANケーブルを抜く)
- 「Windows セキュリティ」でフルスキャンを実行
- Defenderが検出した内容をメモしておく(ファイル名・脅威名など)
- 重要なオンラインサービス(メール・銀行など)のパスワードを変更
- 心配な場合は、専門サポートや、信頼できる情報サイトの記事を参照
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✔ Windowsで安全に作業するなら「Microsoft 365」が一番安心
- 常に最新版のWord・Excel・PowerPointが使える
- 1TBのOneDrive付きでバックアップ対策も万全
- Windows Defenderと連携しやすく、セキュリティ強化にも◎
まとめ|「ソフト任せ」ではなく、「使い方+Defender」で守る
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- Windows 10/11には、最初から Microsoft Defender が入っており、
基本的なウイルス対策としては十分な実力がある - 普段使いがライトな人・怪しいサイトに行かない人なら、
Defenderだけでも問題ないケースが多い - ただし、
- ネットバンキングや投資が多い
- 仕事で重要データを扱う
- 公衆Wi-Fiを多用する
といった場合は、追加のセキュリティソフトやVPN・パスワード管理ツールの導入を検討した方が安心
- Defenderだけで使う場合でも、
- リアルタイム保護をオン
- ランサムウェア対策(コントロールされたフォルダーアクセス)
- SmartScreen・Windows Update
などの基本設定をしっかり行うことが大切
- いちばんのセキュリティ対策は、
「怪しいファイルを開かない」「本物そっくりの偽サイトに注意する」など、使い方の意識でもある
最後にひとこと
「Defenderだけで大丈夫?」という質問は、
実は「私はPCをどういうふうに使っているか?」を見直す良いきっかけでもあります。この記事をきっかけに、ご自身のPCの使い方や、どこまでをDefenderに任せて、どこからを追加の対策に頼るかを整理していただけたらうれしいです。
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