『お仕事テクニック』WindowsでGoogleスプレッドシートを“Excel感覚”で使うコツ

もうファイル形式で困らない!GoogleスプレッドシートとExcelの賢い付き合い方

「せっかく作ったスプレッドシート、取引先はExcelじゃないと…」

「昔のExcelファイル、Googleスプレッドシートで編集したいけど、どうすれば?」

ビジネスシーンでよくある悩みですよね。でも大丈夫!Googleスプレッドシートは、あなたのそんな悩みをスマートに解決してくれるんです。そこで今日は、GoogleスプレッドシートでExcelファイル(.xlsx)をダウンロードしたり、逆にExcelファイルをアップロードして開く方法を、分かりやすく解説していきます。

【基本のキ】GoogleスプレッドシートからExcel(.xlsx)形式でダウンロードする方法

まずは、Googleスプレッドシートで作成したデータを、Excel形式(.xlsx)で保存する方法から見ていきましょう。たったの数ステップで完了します。

  1. ファイルメニューを開く・・Googleスプレッドシートを開き、画面左上にある「ファイル」をクリックします。
  2. ダウンロードを選択・・表示されたメニューの中から、「ダウンロード」にカーソルを合わせます。
  3. Microsoft Excel(.xlsx)を選択・・さらに表示される選択肢の中から、「Microsoft Excel(.xlsx)」をクリックします。これで、あなたのGoogleスプレッドシートは、見慣れたExcel形式(拡張子.xlsx)のファイルとして、あなたのPCにダウンロードされます。ダウンロードフォルダを確認してみてくださいね。

【逆も簡単!】Excelファイル(.xlsx)をGoogleスプレッドシートで開く方法

今度は、あなたのPCにあるExcelファイル(.xlsx)をGoogleスプレッドシートで開く方法です。こちらも非常にシンプルです。

  1. Googleドライブを開く: まずは、Googleドライブにアクセスします。Googleアカウントにログインしていれば、すぐに利用できます。
  2. ファイルをアップロード: 画面左上の「+新規」ボタンをクリックし、「ファイルのアップロード」を選択します。
  3. Excelファイルを選択: 開きたいExcelファイル(.xlsx)を選択し、「開く」をクリックします。これで、ExcelファイルがGoogleドライブにアップロードされます。
  4. ファイルを開く: アップロードが完了したら、Googleドライブに表示されたExcelファイルをダブルクリックします。すると…なんと!そのExcelファイルがGoogleスプレッドシートで開かれるのです。編集もそのまま可能なので、これまでのように形式を変換する手間は一切ありません。

さらに便利に!知っておくと得するTips

Googleイメージ画像

アップロード時の自動変換: Googleドライブの設定によっては、Excelファイルをアップロードした際に、自動的にGoogleスプレッドシート形式に変換することも可能です。「設定」メニューから確認してみてください。

共同編集もスムーズ・・Googleスプレッドシートで開いたExcelファイルは、他のユーザーとの共同編集ももちろん可能です。リアルタイムでの作業も捗りますね。

互換性について・・基本的な書式設定や関数は互換性がありますが、Excel特有の高度な機能やマクロなどは、Googleスプレッドシートで完全に再現できない場合があります。その点は留意しておきましょう。

Excel関数愛好家、歓喜!Googleスプレッドシートで「あの」関数がそのまま使えるってホント?

「Googleスプレッドシートは便利だけど、やっぱりExcelで慣れたあの関数が使えないと…」

長年Excelを使ってきた方なら、一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?SUM、AVERAGE、VLOOKUP…使い慣れた関数がそのまま使えないのは、ちょっと不便ですよね。

実は、Googleスプレッドシートは、多くのExcel関数と互換性を持っているんです。つまり、あなたがExcelで使い慣れたあの関数たちを、Googleスプレッドシートでもそのまま、あるいは少し手を加えるだけで使うことができるのです!

え、マジで?そのまま使えるExcel関数たち

Googleスプレッドシートは、一般的なExcel関数を幅広くサポートしています。例えば…

  • 基本的な計算関数: SUM()AVERAGE()MAX()MIN()COUNT()など、数値計算の基本となる関数はほぼそのまま使えます。
  • 日付・時刻関数: TODAY()NOW()DATE()TIME()なども、特に意識することなく利用可能です。
  • 文字列操作関数: LEFT()RIGHT()MID()CONCATENATE()(または&演算子), FIND()なども、Excelと同じように文字列を操作できます。
  • 論理関数: IF()AND()OR()NOT()といった条件分岐や論理判定に使う関数も、お馴染みの構文で記述できます。
  • 検索関数: VLOOKUP()HLOOKUP()MATCH()INDEX()といった、表から特定の値を検索する関数も、基本的な使い方はExcelと変わりません。

これらの関数は、Googleスプレッドシートのセルに直接入力するだけで、Excelと同じように計算やデータ操作を行ってくれます。

ちょっとした違いに注意!でもすぐ慣れる!

ほとんどのExcel関数はそのまま使えますが、いくつか微妙な違いがある場合もあります。

  • 関数名の一部: ごくまれに、関数名が微妙に異なる場合があります。例えば、ExcelのSUMIFS関数は、GoogleスプレッドシートでもSUMIFSとして利用できますが、念のためヘルプドキュメントで確認しておくと安心です。
  • 引数の順序や指定方法: 関数によっては、引数の順序や指定方法にわずかな違いがあることがあります。もしエラーが表示された場合は、Googleスプレッドシートの関数ヘルプを参照してみましょう。=関数名(と入力すると、引数のヒントが表示されます。
  • 配列数式: Excelの複雑な配列数式は、Googleスプレッドシートでも利用できますが、記述方法が若干異なる場合があります。Ctrl + Shift + Enterではなく、Ctrl + Shift + Returnで確定する必要がある場合や、ARRAYFORMULA()関数を使う場合があります。

しかし、これらの違いはごく一部であり、基本的な関数の利用にはほとんど影響ありません。少し触ってみれば、すぐに慣れることができるでしょう。

Googleスプレッドシートならではの便利関数も!

Excel関数が使えるだけでも嬉しいですが、Googleスプレッドシートには、さらに独自の便利な関数もたくさん用意されています。

  • GOOGLEFINANCE(): 株価や為替レートなどの金融情報をリアルタイムで取得できます。
  • GOOGLETRANSLATE(): セルに入力されたテキストを、指定した言語に翻訳できます。
  • IMPORTRANGE(): 別のGoogleスプレッドシートの特定の範囲のデータを読み込むことができます。

これらのGoogleスプレッドシート独自の関数を組み合わせることで、Excelでは難しかった高度なデータ分析や連携も可能になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Googleスプレッドシートを使えば、Excelファイル(.xlsx)との連携も自由自在。ダウンロードもアップロードも、想像以上に簡単だったはずです。

これからは、ファイル形式の違いに悩まされることなく、Googleスプレッドシートの便利さを最大限に活かしてくださいね!