【2025年6月更新】Windowsセキュリティ警告が止まらない!原因と確実な対処法5選

Windows 10やWindows 11を使っていると、

「Windowsセキュリティ」

の通知が頻繁に表示され、閉じてもすぐに再表示されることがあります。

特に、「ウイルスと脅威の防止」「ファイアウォールとネットワーク保護」に関する警告がしつこく出る場合、PCの設定に問題がある可能性があります。

そこで今日は、

「Windowsセキュリティの警告が止まらない・消えない」

原因と具体的な解決策をわかりやすく解説します。

Windowsセキュリティの警告が止まらない原因とは?

Windowsセキュリティの警告が繰り返し表示される主な原因には、次のようなものがあります。


1. Windows Defender(ウイルス対策ソフト)の設定に問題がある


• ウイルス定義が古くなっている
• スキャンが正常に実行されていない


2. サードパーティ製ウイルス対策ソフトとの競合
• NortonやMcAfeeなどのウイルス対策ソフトを使っていると、Windows Defenderと干渉し、警告が表示されることがある


3. Windows Updateの影響


• Windowsの更新後、一部のセキュリティ設定がリセットされ、警告が頻繁に出ることがある


4. ファイアウォールの設定が無効化されている


• 不正なアプリやソフトがWindowsのセキュリティ設定を変更し、警告が表示される場合がある

とう原因でセキュリティ警告が出つづけるようです。

警告が止まらない場合の対処法

対処法1:Windows Defenderの状態を確認し、最新の定義に更新する

Windows Defenderのウイルス定義が古くなっていると、「ウイルスと脅威の防止」警告が頻繁に表示されることがあります。

<手順>
1. 「スタートメニュー」 を開き、「Windowsセキュリティ」 と検索して開く

Windowsセキュリティ

2. 「ウイルスと脅威の防止」 をクリック

Windowsセキュリティ設定画面


3. 「更新の確認」 を選択し、ウイルス定義が最新か確認する

Windowsセキュリティ画面


4.画面下部にある 「クイックスキャン」 を実行する

✅ スキャン後、PCを再起動すると警告が消えることがあります。

対処法2:他のウイルス対策ソフトとの競合を確認する

他のウイルス対策ソフトがインストールされている場合、Windows Defenderと競合し、警告が消えないことがあります。
この場合、以下のいずれかの対応を行います。

<手順>
1. 「設定」 を開く(Win + I キー)

設定画面


2. 「アプリ」 → 「インストールされているアプリ」 を開く(Windows 10では「アプリと機能」)


3. Norton、McAfee、Avast などのウイルス対策ソフトがあるか確認する

Windowsアプリ画面

*私はウイルスバスタークラウドを導入しています。
4. 他のウイルス対策ソフトを使う場合は Windows Defenderを無効化 する
• 「Windowsセキュリティ」 → 「ウイルスと脅威の防止」 → 「ウイルスと脅威の防止の設定」 → 「リアルタイム保護」をオフにする

Windowsセキュリティ設定画面

⚠ 注意:ウイルス対策ソフトを完全に削除する場合は、専用のアンインストールツールを使用することを推奨します。

対処法3:Windows Updateの影響を確認する

Windowsのアップデート後に、セキュリティ設定がリセットされてしまい、警告が頻繁に表示されることがあります。

<手順>
1. 「設定」 を開く (Win + I)
2. 「更新とセキュリティ」 → 「Windows Update」 を開く
3. 「更新の履歴を表示」 をクリックし、最近のアップデートを確認する
4. 問題のあるアップデートを削除する場合
• 「プログラムと機能」 → 「インストールされた更新プログラムを表示」
• 最近のアップデートを右クリックし、「アンインストール」

✅ Windows Update後に警告が出る場合、次のアップデートで修正されることもあるため、しばらく様子を見るのも有効です。

対処法4:Windows Defenderの設定をリセットする

Windows Defenderの設定が正常に動作していない場合、リセットすることで警告を止めることができます。

<手順>
1. 「コマンドプロンプト(管理者権限)」 を開く(Win + X → 「Windowsターミナル(管理者)」)
2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す

PowerShell -ExecutionPolicy Unrestricted -Command “& {Set-MpPreference -DisableRealtimeMonitoring $false}”

3.  PCを再起動する✅ これにより、Windows Defenderが正常に動作する状態に戻ることがあります。

対処法5:ファイアウォールの設定を確認・修正する

Windowsファイアウォールが無効化されていると、「ネットワーク保護」の警告が頻繁に出ることがあります。

<手順>
1. 「設定」 → 「プライバシーとセキュリティ」 → 「Windowsセキュリティ」 を開く

Windowsセキュリティ


2. 「ファイアウォールとネットワーク保護」 を選択

Windowsセキュリティ設定画面


3. 「すべてのネットワークでファイアウォールが有効になっているか確認」 する
4. 無効になっている場合、「オン」に変更

✅ 企業ネットワークやVPNを使用している場合、ファイアウォール設定が企業のポリシーによって変更されることもあります。

【2025年4月最新】追加の注意点と新たな対処法

Microsoft Defenderの通知を完全に消す設定(通知オフ)

①通知自体を止めたい場合、以下の手順で設定変更が可能です。
 「設定」

   →「プライバシーとセキュリティ」

     →「Windowsセキュリティ」

       →「セキュリティプロバイダー」

         →「通知の管理」

から、不要な通知をOFFにできます。

通知が止まらないバグがWindows 11 23H2にて一部報告

2025年3月頃の更新(KB5035853 など)後、一部PCで「警告が消えない」「実際には問題がないのに警告が出続ける」といった不具合が報告されています。
  → この場合、次回の累積更新(またはロールバック)が必要になる場合もあります。

「Windowsセキュリティ」アプリの再インストールも効果的

システムの一部が壊れていると警告がループします。

PowerShellで下記コマンドを実行して再登録・再インストールすることができます。

Windows 10 最終版(22H2)では通知の挙動が固定化されつつある

今後のアップデート頻度が減る中、通知が「出続ける仕様」になる可能性もありそうです。

無効化やレジストリ設定で調整するしかないケースも想定しておく必要がありそうです。

【2025年6月最新情報】通知バグは24H2でも拡大中

2025年6月時点でも、「Windowsセキュリティの通知が閉じてもすぐに再表示される問題」は解決されていません。特に、Windows 11 バージョン24H2を利用中の一部ユーザーから、以下のような報告が増えています。

  • 「ウイルスと脅威の防止」の警告が消えない
  • 通知センターを閉じても数分後に同じ警告が再表示される
  • Defenderの定義ファイルを更新しても解消しない

Microsoftはこの問題について2025年5月下旬に調査を進めており、正式な修正パッチは6月中旬以降のリリースが予定されている可能性があります。

Insider Previewだけでなく、一般向けの24H2適用済みPCにも発生しており、OSバージョンによる切り分けが難しい状況です。

現時点での有効な対策

  • Windows Defenderの定義ファイルを最新に保つ
  • 「Get-AppxPackage Microsoft.SecHealthUI -AllUsers | Reset-AppxPackage」でアプリの再インストール
  • 「設定 → プライバシーとセキュリティ → 通知の管理」で通知を一時的にOFFにする

また、KB5037853やKB5037860(2025年5月末配信)のインストール後に挙動が変わったという報告もあるため、更新履歴を確認し、不要であればアンインストールして様子を見る方法もあります。

一時的な回避策として、ローカルアカウントの作成や、新しいユーザープロファイルへの切り替えも効果があるケースがあります。ただし、通知バグの本質的な解消には今後の累積更新や、Microsoftからの正式パッチを待つ必要があります。


もし上記を試しても解消されない場合は、ローカルアカウントでのログインや、新しいユーザープロファイルを作成して問題が再発するかを確認してみるのも有効のようです。

まとめ:警告が止まらない場合の優先対応手順

  1. Windows Defenderの更新・スキャン(最も基本的な対策)
  2. 他のウイルス対策ソフトの影響を確認
  3. Windows Update後の影響をチェック
  4. Windows Defenderの設定リセットを試す
  5. ファイアウォールの状態を確認・修正する

これらの方法を試しても改善しない場合は、システムファイルが破損している可能性があるため、

「sfc /scannow」

のコマンドを実行するか、Windowsをリセットすることも検討してください。

*Windowsのリセットは最終手段!です。

Microsoft Windowsお問合せサイトはこちら

「Windowsセキュリティ」の警告が止まらない問題は、多くのユーザーが直面するトラブルの一つですが、適切な対処を行えば解決できます。

ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。

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