Windowsアップデートが進まない?容量不足エラーを今すぐ解消する7つの方法【2025年最新版】

ディスクの容量のイラストです

はじめに

「Windowsの更新ができない」

「空き容量が足りませんと表示された」

そんなエラーに悩まされたことはありませんか?

Windows 10や11では、アップデート時に10GB〜20GB程度の空き容量が必要です。これを確保できないと、セキュリティ更新も止まってしまい、ウイルス感染や不具合の原因になります。

この記事では、容量不足の状態を解消し、スムーズにアップデートを完了させるための7つの対処法を、初心者向けにわかりやすく紹介します。

空き容量の確認方法

まずは、今の空き容量をチェックして、どの程度不足しているのかを把握しましょう。

確認手順

① デスクトップ下部の「エクスプローラー」を開く

②「PC」から「ローカルディスク(C:)」を選ぶ

③ 表示される「空き領域」を確認(推奨:10GB以上)

Windows 11の最新アップデート(24H2)では、20GB以上の空きが必要なケースもあります。

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ディスククリーンアップの実行

一番簡単で効果的なのが、ディスククリーンアップ機能の活用です。

操作方法

①「スタートメニュー」で「ディスククリーンアップ」と検索

② Cドライブを選び、「システムファイルのクリーンアップ」をクリック

③「Windows Updateのクリーンアップ」などにチェックを入れて「OK」を押す

不要な一時ファイルや更新プログラムの残骸を削除でき、数GB〜十数GBの容量が空くことがあります。

一時ファイルや不要アプリを削除

記憶域の中で圧迫しやすいのが、一時ファイルや使っていないアプリです。

操作方法

①「設定」→「システム」→「記憶域」を開く

②「一時ファイル」を選択し、不要なファイルを削除

③「アプリと機能」から使っていないソフトをアンインストール

特に動画編集ソフトや大型ゲームなどは、10GB以上占有していることもあります。

USBメモリを使って一時的に空き容量を補完

Windows 10/11では、アップデートに必要な一時ファイルを外部ストレージに逃がす機能があります。

利用条件

・16GB以上のUSBメモリを用意

・PCに接続したままアップデートを開始するだけ

USBメモリにシステムファイルが一時保存されるため、Cドライブの空きが足りなくてもアップデート可能です。

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ストレージセンサーを活用(Windows 10以降)

Windowsには、不要ファイルを自動で削除してくれる便利な機能「ストレージセンサー」があります。

操作方法

①「設定」→「システム」→「記憶域」

②「ストレージセンサー」をオンにする

③ 手動実行も可能

一時ファイルやゴミ箱の中身、旧バージョンの更新ファイルなどが自動で整理されます。

ストレージセンサーを活用しても空き容量が増えない場合は?

ストレージセンサーをオンにしても、空き容量が十分に増えない場合は、対象のファイル種類を細かく見直してみましょう。

「ダウンロードフォルダー」や「一時インターネットファイル」などが対象外になっていると、期待したほどの効果が得られません。

また、「過去のWindowsバージョン(Windows.old)」が残っている場合、自動削除されないことがあります。これは数十GB以上の容量を占めることもあるため、クリーンアップツールでの手動削除も検討しましょう。

OneDriveや外付けHDDにファイルを退避

写真や動画など、大容量の個人データを一時的に移動して空き容量を確保する方法です。

空き容量を確保する方法

・OneDriveにドキュメント、写真などをアップロード

・または外付けHDDやSSDにデータを移動する

・移動後、Cドライブ内の元ファイルを削除する

動画ファイルなどは1本で数GBあるため、大きな効果が期待できます。

Cドライブのパーティションを拡張する(上級者向け)

どうしても容量が足りない場合は、Cドライブのサイズ自体を広げる方法もあります。

Cドライブのサイズ自体を広げる方法

① スタートを右クリック→「ディスクの管理」

② Cドライブの右隣に「未割り当て領域」があるか確認

③ Cドライブを右クリックし「ボリュームの拡張」を選択

【注意点】

操作を誤るとデータを消失する危険があります。バックアップを取ったうえで、慎重に行ってください。

実は多い?「見えないファイル」

一見ファイルが少ないように見えても、キャッシュファイルやログファイル、さらには旧バージョンのWindowsの残骸など、ユーザーが意識しにくい隠れた容量消費源が存在します。

【代表例】

  • ブラウザのキャッシュ(Edge、Chromeなど)
  • アプリの自動ログ(例:Zoomの録画一時保存ファイル)
  • 「Windows.old」フォルダ(過去バージョンが残る)

【対処法】

ディスククリーンアップを「システムファイル込み」で行うことで削除できます。

手動で削除する場合は、「C:\Windows.old」や「AppData」フォルダにも注意が必要です。

【注意】

誤って必要なファイルまで削除しないよう、削除前に内容を確認するか、信頼できるクリーナーソフトを使いましょう。

容量不足が再発しないためにできる予防策

せっかく容量を確保しても、しばらく経つとまた足りなくなることも。そんな再発を防ぐには、普段の使い方の見直しも重要です。

おすすめ予防策

  • 毎月1回はストレージセンサーを手動実行
  • ダウンロードフォルダの定期整理(特にPDFや画像)
  • 動画や音楽ファイルは外部ストレージへ保存する習慣
  • OneDriveなどクラウドストレージの同期対象を最小限に設定

「毎月1日」など、日付を決めてクリーンアップを行うと、習慣化しやすくなります。

容量不足でもアップデートをあきらめない方法【最終手段】

どうしても容量が確保できず、アップデートも失敗してしまう…。

そんなときはクリーンインストールやUSB経由の手動更新も視野に入れましょう。

選択肢の例

  • Media Creation Toolでアップデート用USBを作成し、そこから更新
  • ファイルをバックアップして、Windowsのクリーンインストールを実行
  • サードパーティ製のアップデート支援ツールを活用(※非公式のため注意)

【注意】

クリーンインストールではデータが消えるため、事前のバックアップが必須です。

詳しい操作方法はこちらの記事で解説しています。>パソコンのバックアップ完全ガイド

対処法まとめ表

対処法効果おすすめ度
ディスククリーンアップ数GB〜十数GB★★★★★
不要アプリの削除ソフトによって大幅★★★★☆
USBメモリの活用一時的な補完に最適★★★☆☆
外部ストレージへの退避写真・動画で大幅空き★★★★☆
パーティション拡張Cドライブそのもの拡張★★☆☆☆

アップデートに必要な空き容量が不足していると、Windowsは更新できずにトラブルを引き起こすこともあります。

今回ご紹介した7つの方法を実践すれば、ほとんどのケースで問題を解消できます。

空き容量を確保する習慣は、PCの寿命を延ばし、トラブル予防にもつながります。

この機会に定期的な整理・バックアップも心がけましょう。

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