
こんな症状ありませんか?
- アプリを開き直すと 前より小さい/大きい
- 位置が毎回ずれる(左上に寄る、画面外にはみ出す)
- 最大化していたのに、次に開くと解除される
- 外部モニターを抜き差しした後からおかしい
- スナップ(自動整列)しただけでサイズが変になる
この問題は「アプリの不具合」だけでなく、Windows側の表示設定/スナップ機能/マルチモニター/拡大率(DPI)/グラフィックドライバなど、複数の要因が絡みます。
順番に潰すと、かなりの確率で直ります。
まず最初に:確認してほしい3つ(ここが一番大事)
1) “そのアプリだけ”か、“全部のウィンドウ”かを切り分ける
- 特定アプリだけ:そのアプリの「設定」「互換性」「保存されたウィンドウ状態」が原因のことが多い
- いろんなアプリで起きる:Windowsの表示設定・スナップ・マルチモニター・ドライバ側の可能性が高い
【切り分け方法】
- メモ帳(notepad)を開く
- Edge/Chromeを開く
- エクスプローラーを開く
→ どれもサイズが勝手に変わるなら「Windows側」を優先して対処します。
2) いつから?(外部モニター/更新/設定変更の直後がヒント)
- 外部モニターを接続・解除した
- 解像度を変えた
- 拡大率(125%など)を変えた
- Windows Update後
- グラフィックドライバ更新後
思い当たるものがあるほど、原因は絞れます。
3) 画面の“外に飛ぶ”系はすぐ戻せます
ウィンドウが画面外に出て操作できない時は、まずこれで救出できます。
キーボードで戻す(Windows 11/10 共通)
- 問題のアプリをクリックしてアクティブにする
Alt+SpaceM(移動)- 矢印キーで少し動かす
- マウスを動かすとウィンドウが追従するので、画面内へ戻してクリック確定
対処1:スナップ(自動整列)が原因のとき
Windows 11は、ウィンドウを端に寄せると勝手に整列したり、サイズ候補を出したりします。便利な反面、意図せずサイズが変わる原因にもなります。
スナップ設定を見直す
- 設定を開く
- システム → マルチタスク
- スナップ ウィンドウ を開く
- 次を一度オフ(または減らす)
- 「ウィンドウを画面端にドラッグしたときにスナップ」
- 「ウィンドウをスナップしたときに、次にスナップできるものを表示」
- 「スナップ レイアウトを表示(上部に出るやつ)」
ポイント
全部オフにしなくても、まずは「候補を表示」系をオフにすると体感が改善することが多いです。
対処2:拡大率(DPI)と解像度のズレを直す
特に ノートPC+外部モニター で起きがちです。
モニターごとに拡大率が違うと、アプリが「前回の位置・サイズ」を再現できず、勝手に変わったように見えます。
拡大率を確認して揃える(推奨)
- 設定 → システム → ディスプレイ
- 画面上部でモニター(1/2)を選ぶ
- 拡大/縮小(例:100%/125%) を確認
- 可能なら 両方のモニターを同じ拡大率 に寄せる
※作業が辛くなるなら無理に100%統一は不要。
「125%と150%が混在」など極端な差がある時に起きやすいです。
解像度を“推奨”に戻す
同じ画面で
- ディスプレイの解像度 を確認
- “(推奨)”が付いている値に戻す
- 変更後、いったんサインアウト or 再起動
対処3:マルチモニターの「記憶」が悪さをする
外部モニターの抜き差しや、ドック接続でよく起きます。
いちど接続状態を整理する(安全)
- 外部モニターを使っている場合:一度ケーブルを抜く
- PC単体画面で起動し、ウィンドウのサイズが安定するか確認
- その後、外部モニターを接続
- Win + P を押し、表示モードを確認
- 「拡張」になっているか
- さらに 設定 → システム → ディスプレイ で、配置図(モニターの並び)が実際と同じか確認
- ずれていたらドラッグして並び替え → 適用
対処4:アプリ側の互換性(DPIスケーリング)を修正する
「そのアプリだけ」おかしい場合、これが効くことが多いです。
古いアプリ、企業ソフト、ツール系でよくあります。
高DPI設定を変更する手順
- 問題のアプリのショートカット(または exe)を右クリック
- プロパティ
- 互換性 タブ
- 高DPI設定の変更 を開く
- 「高DPIスケール設定の上書き」にチェック
- プルダウンで 「アプリケーション」 を選ぶ(まずはこれ)
- OK → 適用 → アプリを起動し直す
補足
「システム(拡張)」が合う場合もありますが、まずは「アプリケーション」で挙動が安定するか確認してください。
対処5:ウィンドウ位置・サイズの保存が壊れている(Explorer周り)
エクスプローラーや標準アプリで起きる場合、Windows側の状態が崩れていることもあります。
Explorerを再起動する(簡単で効果あり)
- Ctrl + Shift + Esc(タスクマネージャー)
- 一覧から Windows エクスプローラー を探す
- 右クリック → 再起動
※画面が一瞬ちらつきますが正常です。
対処6:グラフィックドライバ/更新の影響を疑う
- 更新直後から発生
- 画面のちらつき・ブラックアウトも併発
この場合はドライバの影響が濃厚です。
ドライバを“戻す”または“入れ直す”
- デバイス マネージャー を開く
- ディスプレイ アダプター を開く
- GPU(Intel / NVIDIA / AMD)を右クリック → プロパティ
- ドライバー タブ
- 「ドライバーを元に戻す」が押せるなら試す
- 押せない場合は「アンインストール」→再起動→自動再導入、またはメーカー公式で最新を入れ直す
※ここは環境差が大きいので、記事では「バックアップや復元ポイント」を添えておくと安心感が出ます。
それでも直らない時の最終手段(安全順)
1) クリーンブートで常駐ソフト干渉を確認
画面管理ツール(ウィンドウ整列系)、クリップボード拡張、仮想デスクトップ拡張などが原因になることがあります。
クリーンブートで「干渉があるか」だけ確認すると切り分けが早いです。
2) 新しいユーザーで再現するか確認
ユーザープロファイル側の設定破損の可能性を切り分けできます。
(“そのユーザーだけおかしい”なら原因が特定しやすい)
3) システムファイル修復(最終)
コマンドは順番が大事です。
(※管理者で実行)
- スタートを右クリック → ターミナル(管理者)
- 次を実行
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth- 完了後に
sfc /scannow
まとめ表
| 症状 | よくある原因 | まずやること |
|---|---|---|
| スナップで勝手にサイズ変更 | スナップ機能 | 設定→マルチタスク→スナップ見直し |
| 外部モニター後に崩れる | DPI/解像度/配置 | 拡大率・解像度“推奨”・配置図を修正 |
| そのアプリだけおかしい | 高DPI互換性 | 互換性→高DPI設定→上書き(アプリ) |
| 画面外へ飛ぶ | マルチモニター記憶 | Alt+Space→Mで救出 |
| 更新後から不安定 | ドライバ | 元に戻す/入れ直す |
ウィンドウのサイズが勝手に変わるトラブルは、単純な不具合に見えて、実際は「スナップ」「拡大率」「外部モニター」「アプリのDPI互換性」など複数の要因が重なって起きることが多いです。
この記事の手順を上から順に試していけば、原因の切り分けと改善がしやすくなります。どうしても直らない場合は「どのアプリで」「いつから」「外部モニターの有無」「拡大率」をメモしておくと、次の対処(ドライバや常駐ソフトの確認)も迷いません。

