
- 1 Wi-Fiが「一定時間後に切れる」場合に多い原因(重要)
- 2 【ステップ1】ルーター・モデムを再起動する(最優先)
- 3 【ステップ2】PCを「完全に」再起動する
- 4 【ステップ3】LANケーブル・Wi-Fi環境を確認する
- 5 【ステップ4】ネットワークアダプターの自動修復を試す
- 6 【ステップ5】ネットワーク設定を初期化する(安全)
- 7 IPv6が原因で不安定になるケースもある
- 8 中級者向け:ドライバーと省電力設定の見直し
- 9 セキュリティソフトの影響を確認
- 10 上級者向け:PowerShell・ログ確認
- 11 更新後に不安定になった場合の考え方
- 12 会社・学校PCで起きやすい特殊パターン
- 13 それでも直らない場合の最終チェック
- 14 まとめ:ネット不安定は「段階的に潰す」が最短ルート
はじめに
Windowsを使っていて、
「昨日までは普通に使えていたのに、急にネットが切れる」
「Wi-Fiが何度も切断されて作業にならない」
と困ったことはありませんか?
この症状は、回線そのものの障害だけでなく、Windows側の設定・ドライバー・省電力制御・更新後の構成変化など、複数の要因が重なって起きることがあります。
本記事では、初心者の方でも順番に試せるように、効果が出やすい順で「段階的な対処法」を整理しました。一つずつ切り分けていけば、多くのケースで改善が期待できます。
Wi-Fiが「一定時間後に切れる」場合に多い原因(重要)
「接続はできるが、30分〜数時間すると必ず切れる/復帰を繰り返す」
という症状の場合、回線やルーターよりも Windows側の自動制御 が原因のことが少なくありません。
よくある原因
- スリープ復帰時のネットワーク再接続失敗
- 省電力機能によるアダプターの一時停止
- バックグラウンドでのネットワーク再初期化
対処ポイント
- スリープ設定を「なし」にして一度様子を見る
- ノートPCの場合、バッテリー駆動時だけ切れるかを確認
- 省電力設定(前述)を必ず無効化する
特に在宅ワークや長時間作業では、省電力と通信安定性の相性問題が顕在化しやすくなります。
【ステップ1】ルーター・モデムを再起動する(最優先)
ネットワークトラブルで最も基本かつ効果が高いのが、通信機器の再起動です。
ルーターやモデムは長時間稼働すると、内部処理や接続情報が不安定になることがあります。
手順
- ルーターとモデムの電源を抜く
- そのまま 1分ほど待つ
- 電源を入れ、ランプが安定するのを確認
- PCの接続状態を確認
※ 特に 何週間も再起動していない場合は、これだけで改善するケースも珍しくありません。
【ステップ2】PCを「完全に」再起動する
Windowsでは、通常の再起動では内部状態が完全にリセットされないことがあります。
正しいやり方
- Shiftキーを押しながら「シャットダウン」
- 電源が完全に切れたのを確認してから起動
これにより、高速スタートアップ由来の不具合を回避できます。
【ステップ3】LANケーブル・Wi-Fi環境を確認する
有線接続の場合
- LANケーブルを 別のものに交換
- コネクタの緩み・断線がないか確認
一般的な家庭環境では Cat5e〜Cat6で十分です。
安定しない場合は「カテゴリ」よりも ケーブルの状態を疑いましょう。
Wi-Fi接続の場合
- 可能なら 2.4GHz → 5GHz に切り替える
- ルーターとの距離・電子レンジなどの干渉源を避ける
【ステップ4】ネットワークアダプターの自動修復を試す
Windowsには標準の診断ツールがあります。
手順
- 設定 → システム → トラブルシューティング
- その他のトラブルシューティング
- 「ネットワークアダプター」を実行
軽微な設定破損であれば、自動修復で直ることもあります。
【ステップ5】ネットワーク設定を初期化する(安全)
原因不明の不調が続く場合は、ネットワーク構成を一度リセットします。
管理者でコマンドプロンプトを開き、以下を実行
netsh winsock reset
netsh int ip reset
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
実行後は 必ず再起動してください。
DNSやIP情報がリフレッシュされ、通信が安定することがあります。
IPv6が原因で不安定になるケースもある
最近のWindowsでは、IPv6が標準で有効になっています。
しかし、ルーターやプロバイダ側がIPv6に完全対応していない環境では、通信が不安定になることがあります。
切り分け方法(テスト)
- コントロールパネル → ネットワークと共有センター
- アダプターの設定変更
- 使用中の接続を右クリック → プロパティ
- 「Internet Protocol Version 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外す
- OK → 再接続
※ これは「切り分け用」です。
無効化で安定する場合は、ルーター側の設定やファーム更新も検討してください。
中級者向け:ドライバーと省電力設定の見直し
ネットワークドライバーの更新・入れ直し
Wi-Fiが頻繁に切れる場合、ドライバーの相性が原因のことがあります。
- デバイスマネージャー → ネットワークアダプター
- ドライバーの更新
- 改善しない場合は「削除 → 再起動 → メーカー公式版を導入」
省電力設定を無効にする(重要)
- デバイスマネージャー → ネットワークアダプター
- 使用中のアダプター → プロパティ
- 「電源の管理」タブ
☑ 電力節約のためにオフにする ← チェックを外す
これだけで切断が止まるケースは非常に多いです。
セキュリティソフトの影響を確認
Norton・McAfee・Avastなどのサードパーティ製セキュリティソフトが、通信を制限していることがあります。
- 一時的に保護を停止
- 接続が安定するか確認
- 改善する場合は 例外設定を追加
※ 常時オフにはせず、必ず設定で対応してください。
上級者向け:PowerShell・ログ確認
通信状態を確認
Get-NetAdapter | Select Name, Status, LinkSpeed
Test-NetConnection www.microsoft.com -Port 443
イベントログ確認
- イベントビューアー → Windowsログ → システム
- 「NDIS」「TCPIP」「Netwtw」などの警告を確認
ドライバーや接続切断のヒントが残っている場合があります。
更新後に不安定になった場合の考え方
Windows更新後にネットが不安定になる場合でも、多くは一時的な構成ズレやドライバー相性が原因です。大切なのは、
- いきなり初期化しない
- 上から順に切り分ける
- 最新状態を保つ
という点です。
会社・学校PCで起きやすい特殊パターン
職場や学校のPCでは、個人PCとは異なる制御が行われていることがあります。
起きやすい要因
- グループポリシーによる通信制限
- VPN接続の自動切断・再接続
- セキュリティソフトの通信監視強化
この場合、
個人でできる対処には限界があります。
- VPNを一時切断して安定するか確認
- 社内Wi-Fi以外(テザリング等)で同症状が出るか切り分け
- IT管理者へ「更新後から不安定」と具体的に伝える
といった対応が現実的です。
それでも直らない場合の最終チェック
ここまで試して改善しない場合は、環境依存の問題の可能性が高くなります。
チェックしておきたい点
- 別のWi-Fi(スマホのテザリング)では安定するか
- 有線接続では切れないか
- 同じネットワークで他のPCも不安定か
これにより、
- PC側の問題
- ルーター・回線側の問題
を明確に切り分けできます。
まとめ:ネット不安定は「段階的に潰す」が最短ルート
- まずは ルーター・PCの再起動
- 次に ケーブル・Wi-Fi環境の確認
- ネットワーク設定のリセット
- ドライバー・省電力設定の見直し
- それでもダメなら復元・再インストールを検討
ネットワークトラブルは焦るほど深みにはまります。
一つずつ確認すれば、多くのケースで復旧できます。
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