【裏ワザ】古いPCでもOK!Windows 11 24H2へ“無条件アップグレード”する超簡単な方法

古いPCのイラスト

「このPCはWindows 11に対応していません」

と表示されても、諦める必要はありません。
実は多くのユーザーが、非対応PCでもWindows 11 24H2をインストールする裏技を成功させています。
この記事では、公式要件を満たさない古いPCでもアップグレードできる代表的な方法を3つ紹介し、それぞれの注意点も解説します。

⚠️ 注意:この記事で紹介する方法はすべて非公式です。

Microsoftのサポート対象外となり、アップデート不具合やセキュリティリスクが伴います。必ずバックアップを取り、検証用PCで試すのが安全です。

【2025/09/27 追記|重要】Windows 11 24H2の「CPU要件」について
24H2では SSE4.2 / POPCNT に非対応の古いCPUだと、インストールに成功しても起動できない報告があります。
→ まずは 公式要件対応CPUの目安 を確認し、
→ 詳細は CoreinfoSSE4_2 / POPCNT の有無をチェックしてください。
※ Rufusやレジストリ等の「チェック回避」は有効でも、CPU命令の非対応は回避できません

はじめに:なぜ古いPCでは24H2にアップグレードできないの?

MicrosoftはWindows 11に対し、次のような「システム要件」を定めています。

  • TPM 2.0(セキュリティチップ)搭載
  • Secure Bootの有効化
  • 第8世代以降のIntelまたはRyzen 2000以降のAMD CPU
    など…

これらの条件を満たしていないと、公式にはアップグレード不可となります。

しかし、実際にはこれらの要件を“スルー”してインストールする方法が存在しました!

方法1:Rufusで“要件をスキップしたインストールUSB”を作る

【手順】

  1. まず、以下のものを用意してください。
    • 8GB以上のUSBメモリ
    • Windows 11 24H2のISOファイル(公式またはUUPdumpなどから入手可能)
    • Rufusという無料ツール(https://rufus.ie/)
  2. Rufusを起動し、「ISOを選択」でダウンロードしたWindows 11のISOを読み込みます。
  3. 書き込みオプションに以下のような“チェックボックス”が出現します。
    • TPM 2.0のチェックをスキップ
    • Secure Bootのチェックをスキップ
    • Microsoftアカウントの強制をスキップ
  4. 必要なものにチェックを入れてください(すべて選択がおすすめです)。
  5. 「スタート」をクリックして、インストールUSBを作成。
  6. 古いPCをUSBで起動し、そのままインストールを進めます。

*この方法は要件チェックをスキップしますが、SSE4.2/POPCNT非対応CPUでは起動できない場合があります

方法2:既存のWindows 10からレジストリを使ってアップグレードする

すでにWindows 10を使っていて、設定やファイルを引き継ぎたい場合はこちら。

【手順

setup.exeを起動し、インストール準備画面を開きます。
インストール前に「Win+R → regedit」でレジストリエディタを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\ に「LabConfig」というキーを作成し、以下の値を追加します。

  • BypassTPMCheck → 値:1
  • BypassSecureBootCheck → 値:1
  • BypassCPUCheck → 値:1
  • BypassRAMCheck → 値:1

閉じてからインストールを続行すると、要件チェックをスキップしてアップグレードが可能です。

この方法はファイルや設定を維持できる利点がありますが、システムへの変更が伴うため、不安を感じる方も多いかもしれません。

【補足】スペックが厳しい場合や不安な場合は、Hyper-Vなどの仮想環境で安全に24H2を試す方法もあります。

*同様に、CPU命令の要件は回避できません。事前にCoreinfoで確認を。

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方法3:Windows 11のインストールメディア(sourcesフォルダ内)にある「appraiserres.dll」を置き換える方法(難易度高め)

この方法は、インストール開始後の互換性チェックをバイパスするもので、比較的クリーンなインストールが可能です。

【手順】

  1. Windows 11 24H2のISOファイルを準備します(公式またはUUPdumpなどから入手)。
  2. ISOファイルの中身をPCの任意のフォルダに展開します。
  3. 別の正常なWindows 10またはWindows 11のインストールメディアを用意します。
  4. 手順3のインストールメディアの sources フォルダ内にある 「appraiserres.dll」 というファイルをコピーします。
  5. 手順2で展開したWindows 11 24H2のフォルダ内にある sources フォルダに、手順4でコピーした 「appraiserres.dll」を上書きします。
  6. 上書きが完了したら、編集したフォルダの内容で起動可能なUSBインストールメディアを作成します。これには、Rufusなどのツールが利用できます(この際、Rufus側の特別な設定は不要です)。
  7. 作成したUSBメディアで古いPCを起動し、通常通りWindows 11のインストールを進めます。互換性チェックがスキップされるため、要件を満たしていないPCでもインストールが完了するはずです。

【この方法のポイント】

  • インストールプロセス自体はほぼ通常通りに進むため、比較的安心感があります。
  • レジストリを直接編集するよりも、システムへの影響が少ない可能性があります。

【注意点】

  • この方法も自己責任で行う必要があります。
  • ファイルの置き換えを誤ると、インストールメディアが破損する可能性があります。
  • Microsoftの今後のアップデートで、この方法が無効になる可能性もあります。

*将来の更新で無効化される可能性や、CPU命令の非対応は別問題です。

注意点:あくまで自己責任で!

✔️セキュリティ的に万全ではないため、重要な仕事用PCでは非推奨です

✔️アップデートによる不具合やサポート対象外のリスクもあります。

✔️自己責任で行うことを理解した上で、バックアップを忘れずに!

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🔧 アップグレード準備に“まず必要なもの”

インストールUSBの作成・バックアップに必須です。迷ったらこの2つから。

まとめ:古いPCでも24H2を使いたいならこの方法!

CPUが対応していない場合の選択肢
・Windows 10の継続利用(セキュリティ対策の見直し)
・対応PC/CPUへの更新(Intel 8世代~/AMD Ryzen 2000~が目安)
・仮想環境や別OSでの併用
※ 詳細の手順は本記事の“非公式手段”とは切り分け、自己責任で。

今回ご紹介した3つの方法を使えば、Windows 11 24H2の最新環境を、要件外のPCでも導入可能です。

ただし、どの方法も非公式な手順であり、アップデート時の不具合やサポート対象外のリスクが伴います。

実行前にはバックアップを必ず取り、最初は検証用PCや仮想マシンで試すことをおすすめします。

この記事は今後も情報を随時更新予定ですので、ブックマークしておくと便利です!

古いPCを捨てる前に、ぜひチャレンジしてみてください!

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