
Windows 11 25H2へアップデート後、
- 設定画面だけ英語になった
- 表示言語を日本語に変更できない
- 日本語が選択肢に出てこない
- 再起動しても英語のまま
という報告が複数確認されています。とくに25H2環境で発生している点が共通しています。
本記事では、原因の整理から安全な対処手順まで、順番に解説します。
症状の特徴
今回のケースは次のパターンが多いです。
パターン①
デスクトップやエクスプローラーは日本語なのに、設定(Settings)だけ英語表示される。
パターン②
Display language が English (United States) になっているが、日本語に変更できない。
パターン③
Japanese language pack が「Installed」と表示されない。
なぜ設定だけ英語になるの?
Windowsでは表示言語が複数のコンポーネントで管理されています。
大型アップデート後、一部の言語設定だけ更新されないと、デスクトップやエクスプローラーは日本語でも、「設定」アプリだけ英語になることがあります。
多くの場合はWindows自体が英語化したわけではなく、表示言語の設定が一部ずれているだけです。
主な原因(25H2特有の可能性)
① 言語パックの再適用漏れ
大型アップデート時、内部的に言語パックが再構成されます。
その際に日本語パックが正常に引き継がれないケースがあります。
② 優先言語順のリセット
アップデート後に優先言語の並び順が変更され、英語が最優先になることがあります。
③ 言語コンポーネントの破損
更新途中の不整合により、表示言語関連ファイルが一部欠損することがあります。
④ 一時的な25H2側の不具合
複数報告があるため、特定ビルドでの軽微なバグの可能性も考えられます。
最初に試してほしいこと
次の4つを順番に確認してください。
- Display language が「Japanese」になっているか確認する
- サインアウトして再度サインインする
- Windows Updateをもう一度実行する
- 日本語言語パックを再インストールする
これだけで改善するケースも少なくありません。
まず確認すること(5分でできる)
① 表示言語の状態確認
- スタート → Settings
- Time & Language
- Language & Region
Display language を確認します。
もし English になっている場合は、Japanese が選択肢にあるか確認してください。
日本語に戻す基本手順
方法①:日本語を再追加する
- Settings
- Time & Language
- Language & Region
- Add a language
- 「Japanese」と入力
- Next → Install
インストール後、Display language を Japanese に変更し、再起動します。
方法②:優先順位を上げる
Japanese が既に入っている場合:
- Language & Region 画面で
- Japanese の「…」をクリック
- Move up
最上位にします。その後サインアウト → 再ログインしてください。
それでも戻らない場合
ここからは少し踏み込んだ対処です。
方法③:Windows Updateの再確認
25H2直後は追加修正パッチが出ることがあります。
- Settings
- Windows Update
- Check for updates
適用後、再起動。
方法④:言語機能の再インストール
- Settings
- Time & Language
- Language & Region
- Japanese → Language options
ここで次を確認
- Basic typing
- Handwriting
- Speech
不足しているものがあれば追加します。
方法⑤:システムファイルを修復する
Windows Updateの影響でシステムファイルが破損していると、表示言語が正しく反映されないことがあります。その場合は、Windows標準の修復コマンドを実行してみましょう。
手順
- スタートボタンを右クリックし、**「ターミナル(管理者)」**を選択します。
- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
sfc /scannow- スキャンが完了するまで待ちます(10~20分ほどかかる場合があります)。
- 修復が終わったら、パソコンを再起動してください。
もし「問題は見つかりませんでした」と表示された場合でも、再起動後に改善するケースがあるため、一度動作を確認してみましょう。
ポイント
「破損したファイルを修復しました」と表示された場合は、再起動後に設定画面が日本語へ戻ることがあります。
※それでも改善しない場合は、DISMコマンドでWindowsイメージを修復する方法もあります。
方法⑥:DISMコマンドでWindowsイメージを修復する
sfc /scannow を実行しても改善しない場合は、Windowsのシステムイメージ自体が破損している可能性があります。その場合は、DISMコマンドで修復を試してみましょう。
手順
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開きます。
- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth- 修復が完了するまで待ちます(10~30分ほどかかる場合があります)。
- 完了したら、続けて次のコマンドを実行します。
sfc /scannow- 最後にパソコンを再起動し、設定画面が日本語に戻っているか確認してください。
ポイント
DISMは、Windows Updateから正常なシステムファイルを取得して修復するツールです。そのため、実行時はインターネットに接続しておくことをおすすめします。
また、処理中に進行状況がしばらく止まって見えることがありますが、正常な動作である場合も多いため、途中でウィンドウを閉じずに完了するまで待ちましょう。
方法⑦:Microsoftアカウント同期を確認する
Microsoftアカウントで複数台のWindowsを利用している場合、同期された設定によって表示言語が切り替わることがあります。
一時的に同期をオフにして改善するか確認してみましょう。
日本語に戻らない“よくある落とし穴”と追加チェック
1) 「表示言語」と「アプリの言語」が別設定になっていることがあります
Windows 11では、画面に見える言語設定が複数に分かれています。Display language(表示言語)を日本語にしても、Settingsアプリだけ英語のままになる場合は、Windows display language 以外の言語項目が英語側に残っていることがあります。
Language & Region 画面で、日本語(Japanese)が入っているかだけでなく、Windows display language / Preferred languages の並び順、さらに Regional format(地域の形式)が日本(Japan)になっているかも確認してください。地域の形式が英語圏のままだと、画面が英語寄りに戻ることがあります。
2) いったん「サインアウト」で反映させる
言語設定は再起動だけで反映されることもありますが、設定が競合していると反映が遅れるケースがあります。
この場合は、再起動に加えて「サインアウト → 再サインイン」が有効です。
スタートメニューからユーザーアイコンを開き、Sign out(サインアウト)を実行してから再ログインしてください。再起動よりも早く反映されることがあります。
3) 日本語を入れ直すときは「削除→再追加」が効くことも
Japanese が表示されているのに切り替えできない場合、言語パックが“中途半端に残っている”ことがあります。
Preferred languages に Japanese があるなら、いったん削除してから再追加すると改善するケースがあります(削除前に、入力方式やキーボード設定が必要な場合はメモしておくと安心です)。再追加後に display language を Japanese に戻し、サインアウト/再起動を行ってください。
4) キーボード配列だけが英語化している場合は別問題
設定画面が英語に見えると「全部英語化した」と感じますが、実際にはキーボード配列(US配列)だけが切り替わったケースもあります。これは表示言語とは別で、入力が「@の位置が違う」「記号が合わない」などの症状になります。
Language & Region → Japanese → Language options で、キーボードが意図したものになっているか確認しましょう。
5) それでも改善しないなら「更新直後の追加パッチ待ち」も現実的
25H2のような大型更新直後は、軽微な不具合が後続の更新で修正されることがあります。上記を試しても直らない場合は、Windows Updateで追加更新が来ていないか再確認し、数日〜1週間ほどで改善することもあります。すぐに初期化に進まず、まずは安全な範囲で切り分けるのがおすすめです。
企業PC・職場PCの場合
会社管理PCでは、
- グループポリシー制御
- 英語固定設定
- Azure ADポリシー
- Intune
- Microsoft Entra ID
- 組織ポリシー
の可能性があります。この場合は管理者へ確認が必要です。
データは消えますか?
表示言語の問題はユーザープロファイル設定の範囲内です。
通常、データが消えることはありません。
再発防止のポイント
✔ 大型アップデート直後は再起動を2回行う
✔ 更新途中で電源を切らない
✔ 言語パックを削除しない
✔ 更新後にWindows Updateをもう一度確認
よくある質問
Q. 日本語言語パックがダウンロードできません
A. ネットワークの問題やWindows Updateサービスが停止している可能性があります。
VPNを利用している場合はいったん切断し、Windows Updateを実行してから再度試してください。
Q. 一部だけ日本語になりません
A. サインアウト後に再ログインすると改善することがあります。
改善しない場合は日本語言語パックを一度削除し、再インストールしてください。
🔎 Windows 11 25H2 設定英語化トラブルまとめ
| 症状 | 主な原因 | 対処法 | 緊急度 |
|---|---|---|---|
| 設定画面だけ英語になる | 言語パック再適用漏れ | 日本語を再追加 | ★★☆☆☆ |
| 日本語に変更できない | 優先言語順のリセット | 日本語を最上位にする | ★★☆☆☆ |
| 日本語が表示されない | 言語コンポーネント破損 | 再インストール | ★★★☆☆ |
| 変更後も戻らない | 更新不整合 | Windows Update再確認 | ★★★☆☆ |
| まったく改善しない | システム破損 | sfc /scannow | ★★★★☆ |
Windows 11 25H2へのアップデート後に設定画面だけ英語になる場合は、多くが言語パックや表示言語の設定が原因です。
慌てて初期化する必要はなく、日本語言語パックの再インストールや表示言語の確認、Windows Updateの適用で改善するケースがほとんどです。
それでも改善しない場合は、システムファイルの修復や追加の更新プログラムを確認し、必要に応じてMicrosoftやPCメーカーのサポートも利用しましょう。

