Windows 11を使っていて、毎回サインインのパスワードやPINを入力するのが面倒だと感じることはありませんか?
特に、自分だけが使うパソコンなら、サインインを省略できればもっと快適に使えますよね。
そこで今日は、Windows 11のサインインを省略する方法を、超詳しく、誰にでもできる手順を、わかりやすく解説します!
サインイン省略のメリット・デメリット
まず、サインインをなぜ省略するのか?省略するメリットから解説します!
サインイン省略のメリット
• 起動時にパスワードやPINを入力する手間がなくなる
• PCの起動がスムーズになる
• すぐにデスクトップ画面を開ける
というメリットがあります。
サインイン省略することのデメリット
• セキュリティが下がる(誰でもPCを開ける状態になる)
• 家族や他人と共有しているPCには非推奨
というデメリットもあります。
自分専用のPCで使う場合にオススメのサインイン省略手順
では、ここからは手順の説明です。
【方法1】ローカルアカウントの自動サインイン設定
Windows 11では、設定を変更することで、パスワードなしで自動的にサインインできます。
以下の手順で設定しましょう!
🔧 手順
1. [Windowsキー] + [R] を押す(「ファイル名を指定して実行」を開く)

2. netplwiz と入力して [OK] をクリック
3. 「ユーザーアカウント」ウィンドウが開く
4. 「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外す
5. 「OK」をクリック
6. 自動ログインするためのパスワードを2回入力し、[OK] を押す0
7. PCを再起動して、パスワードなしでサインインできるか確認!
💡 これで、PCを起動したときに自動でデスクトップが開くようになります!
*PCのメーカーや機種でファイル名やファイルの場所が若干違ったりします。
▶︎その場合の対処法をご説明します。
Windows 11では、バージョンによって「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックボックスが表示されない場合があります。
その場合は、以下の方法を試してください。
【方法1.1】レジストリを変更して自動サインインを有効化する
Windows 11の設定で「netplwiz」から自動サインインができない場合、レジストリを変更することで設定できます。
🔧 手順
1. [Windowsキー] + [R] を押して「ファイル名を指定して実行」を開く

2. regedit と入力し、[OK] をクリック(レジストリエディターが開く)
3. 以下の場所に移動
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device
4. 「DefaultUserName」をダブルクリックし、自分のアカウント名を入力
5. 「DefaultPassword」を作成(なければ新規作成)
• [編集] → [新規] → [文字列値] を選択し、名前を DefaultPassword にする
▶︎これをダブルクリックし、自分のWindowsログインパスワードを入力
6. 「AutoAdminLogon」をダブルクリックし、値を 1 に変更
7. レジストリエディターを閉じ、PCを再起動
ちょっとややこしいですが 、これでWindowsが自動ログインするようになります!
【補足】
Windows 11のバージョンによって「netplwiz」のオプションが非表示になっている場合があります。
その場合は、以下の方法を試してください:
① レジストリを編集して「netplwiz」のオプションを復活させる
②Windows Helloをオフにする
③ レジストリを使って直接自動ログインを設定する
▶︎これで、PC起動時にパスワードなしでログインできるようになります!
もしうまくいかない場合は、どの段階で問題が発生したかコメント欄で教えてください!
【方法2】MicrosoftアカウントのPIN入力を省略する
Microsoftアカウントでログインしている場合、PINを省略する方法もあります。
🔧 手順
1. [設定] を開く([Windowsキー] + [I] を押す)
2. [アカウント] → [サインイン オプション] を選択
3. [追加の設定] の「サインインを求める間隔」を [しない] に変更
4. 「PIN の削除」または「パスワードの削除」を選択(削除が可能な場合)
5. パスワードを求められたら入力し、設定完了!
💡 これで、PCを起動したときにPINやパスワードの入力が不要になります。
【注意】PINの削除ができない場合
一部のPCでは、PINを削除しようとするとグレーアウトして選べないことがあります。
これはWindows Helloが強制的に有効になっていたり、職場アカウント(会社管理)の制限がある場合です。
その場合は、「Windows Helloサインインを要求する」オプションをオフにするか、ローカルアカウントへ切り替えて再設定を試みてください。
- Windows Helloの設定をオフにする
- ローカルアカウントへ切り替えてから再設定を行う
- ドメインに接続されたPCでは、組織のポリシーで制限されている可能性があるため、システム管理者に確認する
安全に自動サインインするには?
Windows 11でサインインを省略できるようになると、毎日のPC操作がかなり快適になります。ただし、セキュリティとのバランスを取ることが大切です。
✔ 自動サインインが向いている人
- 自分だけが使う自宅PCを使っている
- 毎回のパスワード入力が面倒と感じている
- できるだけ起動後すぐに作業に入りたい人
❗ 注意が必要なケース
- 家族や他人と共用しているPC
- 会社のPCやセキュリティが厳しい環境
- 大切なデータが入っているPCで不用意にログイン省略を設定すると、他人に見られるリスクがあります
また、設定を行う前に、レジストリ編集やアカウント設定をバックアップしておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違いは?
→ ローカルアカウントは、そのPC内だけで使用できるアカウントです。Microsoftアカウントは、OneDriveやMicrosoft Storeなどと連携できます。
Q. 自動サインインを一時的に止めるには?
→ 「netplwiz」の設定をもう一度開いて、「ユーザー名とパスワードの入力が必要」にチェックを入れれば戻せます。
Q. 自動サインインはセキュリティ的に大丈夫?
→ 自宅など他人の出入りがない環境で使うなら、ある程度許容されますが、仕事用や外に持ち出すPCでは非推奨です。
最後に
この記事では、Windows 11でサインインを省略する方法を「ローカルアカウント」「Microsoftアカウント」それぞれの視点から解説しました。
自分の使い方に合った設定で、毎日のPCライフをもっと快適にしていきましょう!
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