
Windows 11の2026年10月のセキュリティ更新プログラム「KB5127648」を適用したあと、Smart App Controlをオンにできなくなる場合があります。KB5127648は、Windows 11 24H2・25H2・26H2向けに公開された更新プログラムです。
影響を受けるPCでは、Windows セキュリティで「オン」の選択肢がグレー表示され、クリックできません。ただし、すでにSmart App ControlがオンになっているPCは影響を受けず、保護も続いています。
この記事では、Smart App Controlをオンにできない症状と、Microsoftが案内している回避策を紹介します。
なお、レジストリを変更する方法が含まれます。操作に不安がある場合は無理に変更せず、修正プログラムを待つ方法もあります。
Smart App Controlとは
Smart App Control(スマート アプリ コントロール)は、信頼できないアプリや危険な可能性があるアプリの実行を防ぐWindows 11のセキュリティ機能です。Microsoft Defenderなど、ほかのセキュリティ機能とともに動作します。
設定は、Windows セキュリティの「アプリとブラウザー コントロール」から確認できます。
KB5127648適用後に起きる症状
Microsoftによると、KB5127648を適用した一部のPCで、Smart App Controlがオフになっている場合に、再びオンにできないことがあります。
設定画面で「オン」の選択肢がグレー表示され、切り替えられない場合は、この問題に該当している可能性があります。
一方、すでにSmart App ControlがオンになっているPCは影響を受けません。更新によって、オンの機能が勝手にオフになる問題ではありません。
Smart App Controlの設定を確認する
設定画面を開く手順は次のとおりです。
- 「スタート」ボタンをクリックし、「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」から「Windows セキュリティ」を選ぶ
- 「Windows セキュリティを開く」をクリックする
- 「アプリとブラウザー コントロール」を選ぶ
- 「スマート アプリ コントロールの設定」を開く
Smart App Controlがオフで、「オン」の選択肢がグレー表示になっている場合は、KB5127648による既知の問題の可能性があります。
Microsoftが案内する回避策
Microsoftは、レジストリを変更してSmart App Controlをオンにする機能を復元する方法を案内しています。操作する前に、レジストリをバックアップし、問題が起きた場合に元へ戻せることを確認してください。
会社や学校などが管理しているPCでは、自己判断でレジストリを変更せず、IT管理者に相談してください。
レジストリを変更する手順
- レジストリをバックアップし、復元方法を確認する
- タスクバーの検索欄に「cmd」と入力する
- 「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選ぶ
- 次のコマンドを1行ずつ入力し、実行する
- 2つのコマンドを実行したあと、PCを再起動する
reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies\Microsoft\FeatureManagement\Overrides" /v 2883193997 /t REG_DWORD /d 1 /freg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies\Microsoft\FeatureManagement\Overrides" /v 2850574478 /t REG_DWORD /d 1 /f再起動したら、Windows セキュリティを開き、Smart App Controlをオンにできるか確認します。
レジストリを変更する方法に不安がある場合は、無理に実行しないでください。Smart App ControlがすでにオンのPCには影響しません。現在オフで、特にオンに戻す予定がない場合は、無理に操作せず修正を待つ方法もあります。
Microsoftは今後の更新で修正予定
Microsoftはこの問題の修正に取り組んでおり、今後のWindows更新プログラムで対応する予定です。現時点では、修正時期は明らかにされていません。
企業などの管理者向けには、グループポリシーを使った回避策も案内されています。詳しい手順や最新情報は、Microsoftのサポートページで確認してください。
よくある質問
Smart App Controlがオンなら、設定を確認したほうがいい?
すでにオンになっているPCは、この問題の影響を受けません。Microsoftによると、保護もそのまま続きます。
Smart App Controlがオフだと、すぐに危険?
この問題は、オフになっているSmart App Controlを再びオンにできない場合があるというものです。すべてのPCでセキュリティ機能が停止するわけではありません。Windows UpdateやMicrosoft Defenderなど、ほかのセキュリティ機能も最新の状態に保ちましょう。
KB5127648をアンインストールしたほうがいい?
Smart App Controlをオンにできない問題だけを理由に、更新プログラムをアンインストールする必要はありません。レジストリ変更に不安がある場合は、無理に操作せず、Microsoftの修正を待つ方法もあります。
まとめ
Windows 11の更新プログラムKB5127648を適用した一部のPCでは、オフになっているSmart App Controlを再びオンにできず、設定がグレー表示になることがあります。
すでにSmart App ControlがオンのPCは影響を受けず、保護も続きます。Microsoftはレジストリ変更などの回避策を公開し、今後の更新で修正する予定です。レジストリの操作に不安がある場合は無理に変更せず、修正を待つか管理者に相談してください。
KB5127648の変更点や、ほかに確認されている問題については、Windows 11の2026年10月更新KB5127648の記事もご覧ください。
参考:Microsoft「October 13, 2026—KB5127648」、Microsoft「Smart App Control Frequently Asked Questions」
