【2025年7月最新】Windowsのディスプレイの異常を修正!画面が映らない・ちらつく原因とその対処法

突然パソコンの画面が真っ暗になったり、ちらついたり、外部ディスプレイが映らなくなったりして困った経験はありませんか?

この記事では、Windows 10 / 11で発生するディスプレイトラブルのよくある原因と、状況別の対処法をわかりやすく解説します。

💡 よくあるディスプレイのトラブル症状

デスクトップパソコン

以下のような症状がある方は、設定やドライバー、接続などが原因かもしれません。

  • パソコンの電源は入るが、画面が真っ暗
  • 明るさが勝手に変わる、画面が極端に暗い/明るい
  • 外部モニターを接続しても映らない
  • 画面がちらつく、または点滅する
  • HDR設定をONにすると色が変になる

【補足|2025年6月のアップデート後に不具合が出た方へ】
2025年6月に配信されたWindows 11用更新プログラム(KB5060842やKB5060533)を適用したあとに「画面が映らない」「HDRが乱れる」といった不具合が発生するケースが報告されています。
該当する場合は、更新のアンインストールや、ドライバーのロールバックを優先的に試してみましょう。

原因別にチェックしよう

症状主な原因
画面が真っ暗ケーブル接触不良、スリープ復帰失敗、ドライバ不具合
明るさ調整ができないグラフィックドライバーの設定ミス、自動調整機能
外部モニターが映らない出力先設定ミス、ケーブル故障、GPUドライバー問題
画面のちらつきディスプレイドライバー不具合、リフレッシュレートの誤設定
HDRや明るさの違和感OSやアプリ側のHDR処理不備、自動明るさ調整機能

それぞれの症状には複数の原因が考えられるため、まずは目に見える接続部分や設定を確認することが大切です。 特にWindows 11では、アップデートやドライバーの影響でディスプレイの動作が不安定になることがあります。表の内容を参考に、自分の状況に合った原因をひとつずつ検討してみましょう。

状況別の対処法

1.まずはケーブル・接続の確認

  • モニターケーブル(HDMI/DisplayPort/VGA)がしっかり差さっているか確認
  • ケーブルやポートの破損があれば交換
  • 別のモニターに接続して映るかテストしてみましょう

* 特にノートパソコンでは、「ふたを閉じてスリープ→再度開いたら画面が真っ暗」になるケースが非常に多く見られます。これはスリープ復帰時にGPUが正常動作しないことが原因です。まずはショートカット[Win + Ctrl + Shift + B]や、外部モニター接続による確認を行ってください。

2.[Win + Ctrl + Shift + B] を押して画面を再描画

これはWindowsのグラフィック再描画ショートカットです。画面が映らないとき、一時的な不具合が解消されることがあります。

3.ディスプレイ出力先を切り替える(ノートPC向け)

Windowsキー + P を押して、「表示モード」から以下を選択

  • PC画面のみ
  • 複製
  • 拡張
  • セカンドスクリーンのみ

ノートパソコンで外部モニターを接続している場合、この「表示モード」が意図せず「セカンドスクリーンのみ」や「PC画面のみ」に切り替わってしまっていることがあります。特に、外部モニターを抜き差ししたあとや、スリープ復帰時に設定がリセットされることがあるため、画面が映らないと感じたときはまずこのモード切り替えを最初に確認しましょう。

4. ディスプレイドライバーの更新/再インストール

➤ 自動更新方法

  1. スタート右クリック →「デバイスマネージャー」
  2. 「ディスプレイ アダプター」→使用しているGPUを右クリック
  3. 「ドライバーの更新」→「自動検索」

➤ DDU(Display Driver Uninstaller)でクリーン削除 → 再インストール

GPUがIntel/NVIDIA/AMDの場合に有効な方法です。


ディスプレイ関連の不具合の多くは、グラフィックドライバーの不具合や互換性の問題が関係しています。特にWindowsアップデート後に突然発生した場合は、自動更新されたドライバーが原因となっていることも。最新版が不安定な場合は、安定していた過去のバージョンにロールバックすることも検討してみてください。

【補足】不具合の原因がドライバーの最新版である場合、以前の安定版に戻す「ロールバック」も有効です。デバイスマネージャーで対象GPUを右クリック →「プロパティ」→「ドライバー」タブ→「ドライバーを元に戻す」が表示されていれば実行可能です。

5. HDRや明るさ自動調整をOFFにする

  • 設定 → システム → ディスプレイ
  • 「HDR」をオフに
  • 「明るさの自動調整」「バッテリー節約による調整」もオフに

最近のWindowsパソコンでは、省電力のために明るさが自動で変化する機能や、HDRのような映像品質を自動調整する設定が標準でオンになっている場合があります。便利に見えても、環境やモニターの仕様によっては逆に見づらさや不具合の原因になることも。映像に違和感を感じたら、こうした自動設定をオフにするだけで驚くほど快適になるケースがあります。

6. リフレッシュレートを適切に設定する

  • 設定 → システム → ディスプレイ → 詳細設定
  • モニターに対応した値(例:60Hz, 120Hz, 144Hz)を選ぶ
    ※間違った設定で画面が点かなくなることもあります。

7. セーフモードで起動して検証

  • 黒画面でもWindows自体は起動している場合、セーフモードで表示されることがあります。
  • セーフモード中にドライバー削除・更新を試すのも有効です。

▶︎セーフモードでディスプレイドライバーを削除・更新する簡単な手順

1. セーフモードで起動する方法
 スタートボタン → 設定 →「システム」→「回復」→「今すぐ再起動」→ トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 →「再起動」→ 数字キー「4」または「F4」でセーフモードを選択
2. デバイスマネージャーを開く
 セーフモード中に、Windowsキー + X →「デバイスマネージャー」を選択
3. ディスプレイドライバーを削除/更新
 「ディスプレイ アダプター」を展開し、使用中のGPUを右クリック
 →「デバイスのアンインストール」または「ドライバーの更新」を選択
4. 再起動して通常モードに戻る
 再起動すると、Windowsが自動で標準ドライバーを適用します。必要に応じて、最新ドライバーを再インストールしてください。

⚠️ Windows画面がまったく映らない場合は、電源を3回連続で強制オフ → 4回目に「回復モード(修復画面)」が表示されることがあります。そこから「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→ セーフモードを選んでください。

それでもダメなときの対処法

方法内容
システムの復元正常時の状態に戻す
回復オプションWindows再インストールまたは「このPCを初期状態に戻す」
ハードウェア検査GPU、モニター、マザーボードなどの不良を疑う

ここまでの対処法を試しても改善しない場合は、ソフトウェアだけでなくハードウェアの不具合も視野に入れて対応を考える必要があります。特に、外部モニターやグラフィックボードを使っている場合は、ケーブルや接続端子の劣化、GPUの故障などが原因となることもあります。保証期間内であればメーカーサポートに相談するのもひとつの手です。

よくある質問(FAQ)

Q. Windowsが起動しているか確認する方法は?

→ PCの電源ランプ・ファン・HDD音で判断できることがあります。また「CapsLockキー」の点灯・消灯で反応があれば、内部は動作中の可能性があります。

Q. セカンドモニターだけ映らないのですが?

→ 出力先の選択ミス、またはケーブル/モニター自体の故障を疑いましょう。設定から「表示モード(複製・拡張など)」を見直すと改善することも。


ディスプレイ関連のトラブルは、原因が多岐にわたるため正解がひとつではないのが厄介なところです。同じような症状でも人によって解決法が異なることが多いため、まずは基本的な対処法を試し、それでも解決しない場合は周辺機器やソフトウェアとの相性にも目を向けてみましょう。

また、アップデート直後に発生した場合は一時的な不具合の可能性もあるため、数日様子を見るのも一つの選択肢です。

まとめ

症状優先して試すべき対処
画面が真っ暗[Win + Ctrl + Shift + B]、ケーブル確認、出力先切り替え
外部モニターが映らない表示モード切り替え、ドライバー更新
ちらつき・点滅リフレッシュレート設定、ドライバー更新
明るさがおかしいHDRや自動調整をOFF
アップデート後に不具合ドライバロールバック、システムの復元

画面が映らないと何もできず、とても不安になりますよね。

でも、多くのディスプレイトラブルはソフトウェア側の設定ミスやドライバーの不具合であることがほとんどです。

焦らずひとつずつ確認すれば、ほとんどのケースで改善できるので、試してみてください!

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