出世の石段・東京「愛宕神社」

私が東京に来て、1番行きたかったのが港区の「愛宕神社」です。東京には有名な神社が沢山ありますが、愛宕神社にとても惹かれました。

愛宕神社は東京23区で1番高い山に鎮座する神社で、街の中に突如現れる赤い大きな鳥居が目印です。その奥には神社本堂まで続く長い長い石段が見えています。

 
この石段を男坂「出世の石段」といい、休まず上まで登れると出世するなど言い伝えがあるようです。この石段は見た目以上に急な勾配があって、私も登りましたが、何度か休みたい衝動にかられました。
 
向かって右に見える階段を女坂と言い、帰りはこの女坂を下って降りるのが良いとされているようです。

愛宕神社へのアクセスは

  • 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩8分
  • 都営三田線「御成門駅」より徒歩8分 となっています

愛宕神社 公式ホームページ

愛宕神社公式 バーチャル参拝ページ


私は東京に来てすぐに、愛宕神社に参拝に伺いました。「決して立ち止まらずに上まで登るんだ!」と言う熱い想いを胸に必死で登りましたが、全く体力の無い私は、過呼吸になるんじゃないか?と言う程、呼吸が乱れました。

階段を登った先には、厳かに佇む社殿や池があり、麓の街のざわつきとは全く別の異空間が広がっています。広さ的にはこじんまりしていますが、綺麗に掃除の行き届いた境内や木々、分社などもあり、全てに有り難さを感じてしまいます。

参拝される方は後から後からどんどんやって来て、社殿前はずっと行列が出来ていました。ヒールを履いた女性もすっすっと男坂の石段を登って来られて「都会の女性はカッコイイなー」と感じました。スーツの男性も多く見受けられました。

ほとんどの方が単独で来られて、参拝を済ませるとサッと女坂から帰って行かれましたが、私は帰りたくなかったので、境内にあった茶店に入る事にしました。

男坂の階段近くにある茶店の店内は、10人くらい入れば満員になるような感じでした。私は好物の甘酒をいただくことにしました。

好物と申しますか、神社に行くと必ず甘酒をいただく事にしています。意味や理由はないのですが、作り手によって味が変わる甘酒の味を、神社巡りの思い出のひとつにしています。

お店の方が「これ、神社のお下がりのクッキーですが、よかったら召し上がってね」と、甘酒とクッキーを出して下さいました。私は、めちゃくちゃ感動してしまって「ありがとうございます!」と大きな声で言ってしまいました💦

(おそらく関西なまりの<ありがとうございます>だったのでしょう)「どちらから、お越しになったのですか?」と声をかけて下さり、しばし楽しくお話しさせていただきました。(愛宕神社に参拝したかった熱い想いを語ってしまいました💦)

帰りは女坂から帰りました。男坂ほど急ではなく安心して降りることができました。

私にとって、本当に良い思い出になった愛宕神社です。是非一度、参拝してみて下さい。

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