Windows Update後にBluetoothが消えた!設定に表示されない時の復活方法

Bluetoothが消えた原因と対策を解説するタイトルイメージ。中央にBluetoothのロゴ、右側に『Bluetoothが消えた 原因と対策』と日本語で大きく書かれている。

はじめに

Windowsを使っていると、ある日突然「Bluetoothが消えてしまった!」というトラブルに遭遇することがあります。設定画面にも、デバイスマネージャーにもBluetoothが見当たらず、困ってしまう方が少なくありません。

主な原因一覧

原因説明
ドライバ不具合Bluetoothドライバが破損、または更新失敗している
BIOS設定BIOS内でBluetooth機能が無効になっている
サービス停止Bluetooth Support Serviceが停止している
ハード故障内蔵Bluetoothモジュールの故障
OSアップデート影響Windows Update後に認識不良になる場合がある

上記のように、Bluetooth消失の原因は多岐にわたります。特にドライバの不具合やサービス停止は非常に多くのケースで見られます。一方で、BIOS設定やハード故障のように、少し専門的な知識が必要になる原因もあります。この記事では、初心者の方でも実践できる順序で、対策方法をわかりやすく紹介していきます。

対処法

① デバイスマネージャーを確認

「スタートボタンを右クリック → デバイスマネージャー」を開きます。
もし「Bluetooth」カテゴリがなければ「表示 → 非表示のデバイスの表示」を選んで確認します。

② サービスを確認

[Win]+[R] → 「services.msc」と入力し、Bluetooth Support Serviceが「実行中」になっているか確認します。

③ BIOS設定を確認

PC起動時にBIOS画面を開きます。Bluetooth関連の設定が有効(Enabled)になっているか確認します。

④ ドライバの再インストール

PCメーカーの公式サイトから最新のBluetoothドライバをダウンロードし、インストールし直します。

⑤ 最後の手段:USB Bluetoothアダプタ

どうしても内蔵Bluetoothが復旧しない場合、USBタイプのBluetoothアダプタを使う方法もあります。

さらに詳しい対処法と注意点

⑥ セーフモードでの確認

通常起動でBluetoothが消えている場合でも、セーフモードで起動すると一時的にBluetooth項目が表示されることがあります。
*セーフモードで起動するには、

[スタート] → [設定] → [システム] → [回復] → [今すぐ再起動]から

「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」でセーフモードを選びます。

*この手順でセーフィモード起動させて、Bluetooth項目が現れるか確認してみてください。

⑦ 隠しデバイスの削除と再スキャン

デバイスマネージャーで「表示 → 非表示のデバイスの表示」に切り替えると、過去の残骸となったBluetoothデバイスが表示されることがあります。
一度削除してから「ハードウェア変更のスキャン」を実行すると認識が復活する場合があります。

⑧ Windowsの「トラブルシューティング」ツールを使う

「スタート」→「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」→「Bluetooth」を実行します。
軽度の設定ミスやサービス停止であれば自動で復旧することがあります。

⑨ システムの復元ポイントを活用

最近のWindowsアップデートやドライバ更新後にBluetoothが消えたなら、直前の復元ポイントに戻すのも有効です。
「コントロールパネル」→「回復」→「システムの復元」で数日前に戻すことが可能です。

⑩ BIOSファームウェアの更新

PCメーカーのサポートサイトから最新のBIOSファームウェアを確認し、必要であれば更新してみましょう。
稀にBIOSの不具合修正でBluetooth機能の安定性が改善されるケースがあります。

⑪ Bluetoothアンテナケーブルの断線(ノートPC内蔵の場合)

内蔵Bluetoothの多くはWi-Fiモジュールと一体型になっており、内部のアンテナケーブルが緩んだり断線することで消失する例もあります。
自力修理は難しいため、メーカー修理が必要になる場合があります。

意外と見落としがちな盲点パターン

① 電源管理による自動停止

省電力設定が原因でBluetoothアダプタが自動的に無効化されてしまうことがあります。デバイスマネージャーでBluetoothアダプタを右クリックし「プロパティ → 電源の管理」タブから「電力の節約のために…」のチェックを外してみましょう。

② セキュリティソフトや管理ソフトの干渉

一部のウイルス対策ソフトやセキュリティ管理ソフトがBluetoothデバイスの制御に干渉して無効化してしまうケースも報告されています。一時的に無効化して挙動を確認すると原因の切り分けができます。

③ Windowsの「高速スタートアップ」の影響

高速スタートアップが有効になっていると、ハードウェア初期化が不十分でBluetoothが正常認識されないことがあります。
「コントロールパネル → 電源オプション → システム設定」で高速スタートアップを無効にして再起動を試しましょう。

④ 外付けUSBハブの相性問題

USBハブ経由でBluetoothアダプタを使用している場合、相性によって不安定になることがあります。なるべくPC本体のUSBポートに直接接続するのがおすすめです。

このように、単なるドライバの不具合だけでなく、意外な設定や周辺機器の影響でBluetoothが消えてしまうケースも少なくありません。ひとつずつ順に確認していくことが解決の近道です。

よくある質問(FAQ)

Q1: ドライバが「最新」と表示されるが消えたままです

Windows標準の「ドライバーは最新です」というメッセージはあまり当てになりません。
メーカーサイトから直接ダウンロードして手動インストールするのが確実です。

Q2: BIOSにBluetooth設定が見つかりません

すべてのBIOSにBluetooth設定があるわけではありません。特に内蔵Wi-Fi+Bluetooth一体型モジュールの場合、BIOSではWi-Fi全体を有効・無効にする項目だけがあるケースもあります。

Q3: 一時的に復旧しても再起動で消える

ドライバやサービスが正しく保存されていない可能性があります。
完全シャットダウン(Shiftキーを押しながら再起動)後に改めてドライバ再インストールを試みると安定する場合があります。

最終手段:USB Bluetoothアダプタの利用

どうしても内蔵Bluetoothの復旧が難しい場合、市販のUSB Bluetoothアダプタを使えば簡単に代用できます。
価格も比較的安価で、ドライバも自動認識されやすいため、緊急時には有効な選択肢となります。

まとめ

Bluetoothが突然消えてしまうのは非常に焦りますが、多くの場合はドライバやサービス設定の見直しで復旧可能です。もし復旧しない場合は、ハードウェア故障の可能性も疑いましょう。

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