(2025年8月最新)Windows PCとタブレット・スマホ間でファイルを簡単に転送・共有する方法5選

PCを前に悩んでいる人

スマホやタブレットでも仕事をする機会が増えた今、
「どのデバイスでも同じファイルを使いたい」という場面、ありますよね。

特に在宅ワークやフリーランスの方にとって、パソコン・スマホ・タブレット間のスムーズなファイル共有は作業効率を左右する重要なポイントです。

この記事では「急な外出先でファイルをスマホに転送できなくて困った」「自宅のPCで作った資料をタブレットでも使いたい」など、日常のちょっとした困りごとを、簡単に解決する方法について詳しく解説していきます。

クラウドストレージを使う(一番カンタン・どの端末でもOK)

クラウドストレージは、インターネット上の「保管庫」にファイルをアップロードし、他の端末でダウンロードして使う仕組みです。

代表的なサービス

  • Google ドライブ(無料15GB)
  • OneDrive(Microsoftアカウントで5GB)
  • Dropbox(無料2GB)

これらのサービスは、スマホアプリとPCソフトの両方が提供されているため、初心者でも簡単に使い始められます。GoogleアカウントやMicrosoftアカウントを持っていれば、すぐに利用可能です。
用途に応じて複数のクラウドを使い分けるのもおすすめです。

使い方の流れ

  1. スマホやパソコンに専用アプリをインストール
  2. ファイルをアップロード
  3. 別の端末でログインしてダウンロード

メリット

  • どこでも使える
  • 複数端末で自動同期できる
  • 自動バックアップにも使える

デメリット

  • 無料版は容量が少ない
  • ネット環境がないと使えない

私はGoogle Oneを100GBプラン(年2,500円)で利用しています。無料容量では足りなくなったら、ぜひ検討してみてください。
Google One公式ページ

Bluetoothで直接転送(インターネット不要・小さなファイル向け)

・Windows PC
・Androidスマホ/タブレット(一部iPhone非対応)

【手順】

  1. 両方の端末でBluetoothをオン
  2. Windows「設定」→「Bluetoothとデバイス」からスマホをペアリング
  3. 送りたいファイルを右クリック→「Bluetooth経由で送信」

メリット

  • インターネットが不要
  • アプリのインストールも不要

デメリット

  • 転送が遅いことがある
  • iPhoneには非対応

最近のノートパソコンはBluetoothが標準搭載されていることが多いですが、古い機種やデスクトップPCには非搭載の場合もあります。その場合は、USBタイプのBluetoothアダプタを使えば簡単に対応可能です。

【補足】

iPhoneユーザーの方は「AirDrop」を利用することで、BluetoothとWi-Fiを併用した高速転送が可能です(Macが必要ですが、Windowsには非対応です)。

SnapdropでWi-Fi共有(クロスデバイス対応)

Snapdropとは?

AirDropのようにブラウザ上で動作するファイル転送サービス。
Windows・Android・iPhone・Macなど、あらゆる端末間で利用できます。

使い方

  1. 同じWi-Fiに接続
  2. https://snapdrop.net にアクセス
  3. 送りたい相手をタップし、ファイルを選んで送信

メリット

  • アプリ不要
  • OSを問わず使える

デメリット

  • Wi-Fi接続が必須
  • セキュリティに不安がある場合はVPN併用推奨

実際のところ、セキュリティ面の不安を感じる方もいるかもしれませんが、Snapdropは端末間の直接通信(P2P)を採用しており、基本的にサーバーにデータが残らない仕様です。とはいえ、不特定多数のネットワークではVPN併用がおすすめです。

【補足】

Snapdropのファイル転送は、端末同士が直接データをやり取りする仕組みで、外部サーバーにはファイルが残りません。そのため、自宅やオフィス内のWi-Fiなど信頼できる環境では安全に使えます。

USBケーブルで接続(安定性重視の方向け)

必要なもの

  • データ転送対応のUSBケーブル
  • PCとスマホを接続するソフト(例:Android File Transfer、iTunes)

【特徴】

  • 大容量でも安定して転送できる
  • 通信環境に左右されない

【注意点】

  • iPhoneはiTunesが必要
  • ドライバのインストールが必要な場合も

また、初めて接続する端末では、「このデバイスを信頼しますか?」という確認メッセージが表示されることがあります。その際は「信頼する」を選択しないと、データ転送ができない場合があるため注意しましょう。

ただし、一部の古いAndroidスマホではPhone Linkアプリの機能が一部制限される場合があります。利用前にMicrosoftの公式ページで互換性を確認するのがおすすめです。

Phone Linkアプリで連携(Androidユーザーに最適)

Windows 10/11標準の「Phone Link(旧:Your Phone)」を使えば、スマホとの連携が簡単です。

できること

  • スマホ内の写真・動画をPCで閲覧
  • メッセージの送受信
  • 通話操作
  • ファイルのドラッグ&ドロップ転送

メリット

  • 一度設定すれば自動同期
  • ファイル管理もシームレス

特にAndroidスマホを使っている方にとっては、通知の確認やメッセージの返信をパソコン上で完結できるのが大きな魅力です。わざわざスマホを手に取らなくても操作できるので、作業の集中力を妨げずに済みます。

トラブルを防ぐための注意点

ファイル共有時の注意点

どの方法でも共通して大切なのが、「正しく接続されているか」「転送中に中断しない」ことです。

  • クラウドストレージ: ファイルのアップロード完了前にアプリを閉じると、共有できないことがあります。
  • BluetoothやUSB接続: スマホのロックが解除されていないと転送できないケースが多いです。
  • Snapdrop: 一時的にWi-Fiが不安定だと、相手が見つからない・転送が中断することがあります。

Snapdropのファイル転送は、端末同士が直接データをやり取りする仕組みで、外部サーバーにはファイルが残りません。そのため、自宅やオフィス内のWi-Fiなど信頼できる環境では安全に使えます。

また、仕事の重要なファイルを扱う場合はセキュリティ対策も忘れずに。

  • VPNを使って通信を保護する
  • パスワード付きZipで送る(クラウドの場合)
  • 信頼できるネットワークだけで操作する

▪️おすすめアイテム:ファイル共有をもっと快適に!【スポンサーリンク】

こんな使い方もおすすめ

ファイル共有は単なるデータ移動だけでなく、日常のさまざまな作業を便利にしてくれます。

  • 旅行先で撮影した写真を、その場でPCに転送して加工・保存
    → SnapdropやPhone Linkが活躍
  • 取引先へのPDFやプレゼン資料をすばやく共有
    → GoogleドライブやOneDriveでURL共有
  • スマホで録音した会議音声をパソコンで文字起こし
    → USBケーブルやクラウドで転送

日々のちょっとした工夫で、「持ち歩かなくていい」「手間が減る」「忘れ物がない」といった効果が実感できます。

最新のおすすめ構成

私自身も、普段は次のように使い分けています。

  • 日常のファイル管理: OneDriveとGoogleドライブを併用
  • 外出先で一時的にファイル受け渡し: Snapdrop
  • Androidスマホとの連携: Phone Linkで通知も管理

昔はUSBでしかやり取りできなかったのが嘘のように、今は「同期」「自動保存」「無線転送」まで一通り揃っています。ぜひ、自分に合った方法で、快適なデジタル環境を整えてみてください。

【裏技】もっとスムーズに送る方法

ファイルを複数まとめて共有したいときは、「ZIPファイルに圧縮」するのが便利です。

例えば、写真10枚を一気に送ると、転送途中で途切れたり、手間がかかることがあります。そんなときは以下のようにまとめておくと効率的です。

  1. 送りたいファイルやフォルダをすべて選択
  2. 右クリック →「送る」→「圧縮(ZIP形式)フォルダー」
  3. できたZIPファイルを共有方法に合わせて転送

この方法は、BluetoothやSnapdrop、クラウドすべてに対応可能。しかも、受け取る側も1つのファイルをダウンロードするだけでOKです。

⚠️注意点

ZIPファイルにしたあと、スマホ側では専用の解凍アプリが必要になる場合があります。特にiPhoneの場合、標準の「ファイル」アプリで解凍できますが、念のため事前に確認しましょう。


さらにセキュリティを高めたい方は、パスワード付きZIPにする方法もあります。

(無料ソフト「7-Zip」などを使用)

ちょっとした一手間で、安全・効率・トラブル回避につながりますよ。

まとめ:自分の使い方に合った方法を選ぼう

ファイル共有の手段は、目的や使用環境によって最適なものが異なります

方法ネット接続対象OS特徴
クラウドストレージ必要全OS自動同期・大容量も可
Bluetooth不要Windows & Android小容量向け
Snapdrop必要(Wi-Fi)全OS簡単・クロスデバイス対応
USB接続不要全OS安定性・大容量対応
Phone Link必要Windows & Android同期・通知も管理

まずは、クラウドかSnapdropあたりから試すのがオススメです。慣れてきたら用途に応じて使い分けてみましょう。

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