会社員のまま副業から始めよう!
このところ、フリーランスとして働く人が急増しているという話をよく耳にします。
ある記事では、2020年から500万人もの人がフリーランスになったという情報もありました。
(真偽は不明ですが、それほど関心が高まっているのは確かでしょう)
しかし、その一方で「1年以内に30%が廃業」「3年以内に60%が廃業」というデータもあるようです。
つまり、フリーランスとして独立しても、思ったように稼げず、再び会社員に戻る人も多いということです。

この状況を考えると、
「すぐに会社を辞めてフリーランスになるのはリスクが高い」
と言わざるを得ません。
どうすれば独立の失敗を防げるのでしょうか?
それは、いきなり独立してフリーランスになるのではなく
『会社員として働きながら副業を始め、収益の基礎を作っておくこと』です。
そこで今日は、その理由を詳しく解説していきます。
フリーランスが厳しい理由
ここからは、なぜフリーランスの廃業がそれほど多いのか?を考察していきます。
① 収入が不安定
まず第一に挙げられるのが『収入面の不安定さ』です。
会社員であれば、毎月決まった給料が振り込まれますが、フリーランスは仕事を取れなければ収入ゼロです。
収入が不安定になると、本当に精神的にきつくなります。
今まで当たり前にあった収入(給与)が0になるわけですから
仕事のことより、お金のことが頭から離れませんでした。
特に最初の数ヶ月は収入が不安定で、貯金がなければ生活が厳しくなるでしょう。
✔️毎月の必要な生活にかかる金額×12ヶ月程度の貯金は欲しいものです。
② 集客や営業が必要
フリーランスは、仕事を自分で探し、営業しなければなりません。
「スキルさえあれば仕事が来る」
というわけではありません。
SNSやブログでの発信、クラウドソーシングでの実績作りなど、仕事を獲得するための工夫が求められます。
*会社員であれば、営業がいて仕事をとってきてくれますが、営業から経理まで1人でこなす必要もあります。
③ 税金・経理の負担が増える
会社員なら会社が年末調整をしてくれますが、フリーランスは自分で確定申告をしなければなりません。
税金対策や経費管理を理解しないと、思ったよりも手元にお金が残らないという事態に陥ります。
フリーランス・個人事業主は国民健康保険と国民年金を支払う必要があります。
所得が増えるとそれらの金額も増えます。
以下に簡単計算ができるツールを作ってみました。
年収を入れて計算してみてください。
国民健康保険税 & 国民年金 計算ツール
(これはあくまでも概算です。諸条件で金額は変わるので詳しくは日本年金機構のHPをご覧ください。)
④ 社会的信用が低くなる
フリーランスになると、クレジットカードや住宅ローンの審査が厳しくなることがあります。
>個人事業主でもOK!スムーズに銀行口座を開設し、クレジットカードを作る方法
特に独立直後は収入が安定しないため、大きな買い物をする予定がある人は注意が必要です。
まずは会社員のまま副業をオススメします!
いきなりフリーランスになるのではなく、まずは副業で始めることでリスクを減らせます。
副業から始めるメリット
① 収入源が複数になる
本業の収入があるため、副業の収入が少なくても焦る必要がありません。
最初は月1万円の収入だったとしても、小さく始めてみることが大切です。
② スキルを試せる
「自分のスキルで本当に稼げるのか?」
を確認できます。例えば、
・ライティング
・デザイン
・動画編集
・プログラミング
など、実際に副業で仕事を受けてみると、適性や市場のニーズが分かります。
③ 失敗してもダメージが少ない
失敗の話はしたくありませんが・・
いざフリーランスになってから
「思ったより稼げない!」
と気づいても、後戻りするのは本当に大変です。
でも、副業から試せば、もし向いていなくても本業があるので安心です!
④ 税金や経理のことが知れる
副業をすると確定申告が必要になります。
少額のうちに経験しておけば、いざフリーランスになった時にスムーズに対応できるでしょう。
どんな副業がおすすめ?
副業といっても、さまざまな種類があります。
会社員と両立しやすい副業を探してみました。
おすすめの副業一覧
副業の種類 | 特徴 |
---|---|
Webライター | スキル不要、初心者でも始めやすい |
ブログ運営 | 収益化まで時間がかかるが、ストック型収入に |
動画編集 | 需要が高く、単価が上がりやすい |
デザイン(Canvaなど) | センスがあれば初心者でも挑戦可能 |
プログラミング | 高単価だが、習得に時間がかかる |
ハンドメイド販売 | 自分の作品を売れるが、在庫管理が必要 |
オンライン講師 | 自分の知識を活かして教えられる |
このように、スキルに応じた副業を選ぶことで、無理なくスタートできます。
では、どのタイミングで独立するべき?
副業が軌道に乗ったら、いよいよ独立を考えましょう!
条件がそろえば、フリーランスへの転向も良いでしょう。
✔️副業の収入が本業の7割以上になった
✔️ 半年以上安定した収益が出ている
✔️生活費6ヶ月分以上の貯金がある
✔️ 税金や経費管理の知識が身についている
✔️営業や集客のスキルがある
これらの条件をクリアできれば、フリーランスとしての成功率がグーッと上がります。
まとめ:失敗しないフリーランス戦略
「フリーランス=自由で楽しい」
というイメージがありますが、実際はかなり厳しい世界です。
特に、収入面が不安定で、1年以内に30%、3年以内に60%が廃業するというデータがある以上、慎重に考えるべきだと思います。
そのためにも、 まずは会社員として働きながら、副業をスタートするのがベストです!
時間はかかるかもしれませんが、リスクを最小限に抑える事ができます。
また、それによって成功の可能性を高めることができるでしょう!
「ゆくゆくはフリーランスになりたい!」
という方は、まずは 小さく始めてコツコツ実績を積むこと からチャレンジしてみてください!