
2025年8月26日に公開された累積更新プログラム「KB5063842」を適用後に、オーディオやBluetoothの不具合、スタートメニューが反応しないといった報告が多数寄せられています。
(正確には、Windows 10 向け累積プレビュー更新 KB5063842(OS Build 19045.6282)は、現地時間2025年8月26日にリリースされ、日本時間では8月27日付でWindows Updateに反映されたようです。)
本記事では、KB5063842の概要と現在判明している不具合、そして回避策や一時的な対処方法をわかりやすく解説いたします。
KB5063842 の概要
KB5063842 は、2025年8月26日に配信された Windows 11 向けの累積更新プログラムです。対象バージョンは Windows 11 バージョン 24H2、23H2、22H2 となっており、セキュリティ修正や既知の問題の改善が含まれています。
しかし一部の環境において、不具合が新たに発生しているとの報告が確認されています。
確認されている不具合
現在、ユーザーから多く寄せられている不具合は以下のとおりです。
・オーディオの不具合: 音が出ない、オーディオデバイスが認識されない。
・Bluetooth接続の不安定化: マウスやキーボードが途切れる、ペアリングが失敗する。
・スタートメニューや検索の不具合: スタートが開かない、検索がフリーズする。
・その他: 一部アプリ(Microsoft Officeやブラウザ)の起動エラー。
これらの不具合は全ての環境で発生するわけではありませんが、同様の症状が報告されています。今後、Microsoftからの公式情報で詳細が公開される可能性があります。
回避策・一時的な対処法
不具合が発生したときは、以下の手順を試してみてください。
オーディオの音が出ない場合
① 画面左下の「スタート」ボタンを右クリック
② 「デバイスマネージャー」を選択
③ 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」をクリックして開く
④ オーディオデバイス(例:Realtek Audio)を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択
⑤ 「ドライバーを自動検索」を選んで、最新のものに更新してください。
Bluetoothが切れる・つながらない場合
① スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」
② 「Bluetooth」をクリックして開く
③ お使いのBluetoothアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択
④ うまくいかない場合は「デバイスをアンインストール」して再起動すると、自動で再インストールされます。
スタートメニューが開かない場合
① キーボードで Ctrl + Shift + Esc
を同時に押します
② 「タスクマネージャー」が開いたら、一覧の中から「エクスプローラー」を探します
③ 「エクスプローラー」を右クリックして「再起動」をクリックすると、スタートメニューが復活することがあります。
更新プログラムをアンインストールする方法
① 「Winキー + I」で「設定」を開く
② 左メニューの「Windows Update」をクリック
③ 「更新の履歴」→「更新プログラムのアンインストール」を選択
④ 一覧の中から「KB5063842」を探して選び、「アンインストール」をクリックしてください。
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Windows Update による不具合や予期せぬトラブルに備えて、データを守る環境を整えておくと安心です。外付けSSDやUSBメモリがあると、バックアップや復旧がスムーズになります。
さらに試せる裏技・補足解説
ここからは、KB5063842 を適用後に不具合が出た際に役立つ「ちょっとした裏技」や「補足的な解決方法」をご紹介します。すべてを試す必要はありませんが、症状に応じて選んでいただくと改善のヒントになるはずです。
1. トラブルシューティングツールを使う
Windows には自動で問題を検出して修復してくれる「トラブルシューティングツール」が用意されています。
設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティング
から「オーディオ再生」「Bluetooth」「Windows Update」を順番に実行してください。
ドライバ操作に不安がある方でも安心して利用できる公式機能です。
2. セーフモードで起動して確認する
不具合がドライバや常駐アプリに関連しているかどうかを切り分けるには「セーフモード」での起動が有効です。
Shiftキーを押しながら再起動 → 詳細オプション → セーフモードで起動 を選択してください。
セーフモードで正常に動作する場合は、常駐ソフトやドライバが原因の可能性が高いと判断できます。
3. システムの復元ポイントを使う
KB5063842 を適用する前に作成された復元ポイントが残っていれば、その時点に戻すことで不具合を解消できる場合があります。
検索バーで「復元ポイント」と入力 → 「システムの復元」を開き、ガイドに従って戻してください。
業務に支障が出てしまうようなケースでは特に有効です。
4. DISM と SFC コマンドで修復する
Windowsのシステムファイルが破損している場合は、以下の公式コマンドで修復を行えます。
スタートで「cmd」と入力し、右クリック → 管理者として実行 を選び、次のコマンドを順に入力してください。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthsfc /scannow
修復には時間がかかる場合がありますので、処理が完了するまで電源を切らないようにしてください。
5. イベントビューアーで原因を特定する
「イベントビューアー」を利用すると、エラーや警告の詳細を確認できます。
検索バーに「イベントビューアー」と入力 → Windowsログ → システム を開き、赤い「エラー」や黄色い「警告」をチェックしてみましょう。
表示された「イベントID」を検索すると、同じ症状で悩んでいるユーザーの情報を見つけられることもあります。
6. 更新を高度に制御する方法(上級者向け)
Windows 11 Pro 以上のエディションでは、ローカルグループポリシーエディターから更新を制御できます。
検索バーで「gpedit.msc」と入力 → コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows Update → 「自動更新を構成しない」を有効に設定します。
個人利用では無理に触る必要はありませんが、企業や管理者環境では役立ちます。
7. 周辺機器を一度削除して再接続する
Bluetoothマウスやヘッドセットが動作しない場合は、一度「設定 → Bluetoothとデバイス」から削除し、再度ペアリングすると直ることがあります。
USB接続機器も、一度外してから差し直す、または別ポートに挿すだけで解決するケースもあります。
8. よくある質問(FAQ)
Q:不具合が出たら必ずアンインストールすべきですか?
A:必ずしもそうではありません。セキュリティ更新も含まれているため、軽微な不具合であれば様子を見て修正パッチを待つ方が安全です。
Q:次の更新で直りますか?
A:多くの場合、翌月の累積更新や緊急パッチで改善されます。
Q:アップデートを停止しても大丈夫ですか?
A:短期間なら問題ありませんが、長期間の停止はセキュリティリスクにつながるため推奨されません。
不具合を避ける方法
まだ KB5063842 を適用していない場合は、更新を一時的に停止するのも選択肢のひとつです。
・「更新を7日間一時停止」機能を利用する。
・Microsoftが提供している「wushowhide.diagcab」ツールを使い、特定の更新プログラムを非表示にする。
ただし、セキュリティ更新も含まれているため、長期間の停止は推奨されません。安定版が公開され次第、再度適用するのが望ましいです。
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Bluetooth接続の不安定さに備えるなら、外付けアダプタを用意しておくのもおすすめです。また、Windows 11の仕組みや活用法を知っておくと、アップデート時の不安も減らせます。
まとめ
KB5063842 は Windows 11 向けの累積更新プログラムですが、一部の環境で不具合が報告されています。オーディオ、Bluetooth、スタートメニュー関連のトラブルが目立ち、解決が難しい場合は一時的にアンインストールや更新の延期を検討してください。
安定版がリリースされるまでは慎重に対応することをおすすめします。
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