
Windowsアップデートは必要?しないとどうなる?
「Windowsの更新プログラムがあります」
「再起動が必要です」
といった通知が、作業中によく表示されていませんか?
忙しいときに限って現れるこれらの通知、つい「後で」や「延期」を押してしまう方も多いのではないでしょうか。さらに、「アップデート後にPCが遅くなった」「ソフトが動かなくなった」など、不具合の声もよく耳にします。
実際、私自身もWindowsアップデートによるトラブルに悩まされ、このサイトでもたびたび対策記事を紹介しています。
「それでもアップデートって必要なの?」
「やらないとどうなるの?」
と悩んでいる方に向けて、この記事では以下の2つの視点から丁寧に解説していきます。
- アップデートをしないとどうなるのか?
- 不具合が多い中、それでもアップデートすべきなのか?
Windowsアップデートを行わないとどうなるか?
セキュリティリスクが大幅に上昇
Windowsアップデートの最大の目的は「セキュリティの強化」です。
マイクロソフトは新たに見つかった脆弱性に対して、定期的に修正パッチを提供しています。
これを放置して古いまま使い続けると、ウイルス感染やハッキングのリスクが格段に高まります。
特に、データを人質にとって金銭を要求する「ランサムウェア」は、古いWindowsの弱点を狙ってくる傾向があります。
まさに“ドアの鍵を開けっ放しで寝ている”状態と言えるでしょう。
ソフトや周辺機器が使えなくなることも
ソフトウェアやプリンターなどの周辺機器も、Windowsの進化に合わせて更新されています。
アップデートを長く怠っていると、以下のような不具合が出ることもあります。
- 最新版のZoomがインストールできない
- 新しいプリンターが接続できない
これらは、OSが古くて対応していないことが原因であるケースが多いのです。

サポート期限切れによるトラブルの増加
Windowsには「サポート期限」があり、それを過ぎると更新プログラムが提供されなくなります。
たとえばWindows 10のサポートは、2025年10月14日で終了予定です。
それ以降は、脆弱性が見つかっても修正されず、使い続けることで深刻なトラブルにつながる可能性があります。
「とりあえず使えるからいいや」と油断していると、後で高額な修理や買い替えが必要になることもあります。
> Windows10のサポート終了後も使える?延命方法はこちら
エラーや不具合が多いWindowsアップデート、それでも行うべき?
不具合の声があるのは事実…でも一部です
「アップデートしたらブルースクリーンに…」「音が出ない」「動作が遅くなった」などのトラブル報告は確かにあります。
しかし、すべてのユーザーに起こるわけではなく、ほとんどは問題なく完了しています。
不具合が出る場合は、以下のような共通点があることも。
- 古いドライバーや互換性のないソフトが残っている
- アップデート中に電源を切った
- もともとシステムに異常があった
アップデートを安全に行うための準備
- バックアップの実施: 外付けHDDやクラウドに大事なデータを保存
- 古いソフトの整理: アンインストールや更新を事前にチェック
- 時間に余裕を持つ: 最低でも1~2時間の余裕を確保
- アップデート前に一度再起動: システムの動作を安定化させる
👉アップデート前のバックアップにおすすめ
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自動更新と手動更新、どちらがよい?
基本的には自動更新で問題ありませんが、こまめに状況を確認したい人は手動に切り替えるのも一つの手です。
たとえば、ネット上で「今回のアップデートは不具合が多い」といった声が出ているときは、しばらく様子を見てから適用するという判断も可能です。
それでもアップデートは“必要なリスク”
アップデートには一定のリスクがあるものの、それをしないことによるリスクの方がずっと大きいのが実情です。
ネットショッピングや仕事にパソコンを使う方は、特にセキュリティ対策の一環としてアップデートを欠かさないようにしましょう。
アップデートで改善されることも多い
不具合のイメージが先行しがちなWindowsアップデートですが、実は地味に「便利になっている」ことも多いのをご存じでしょうか。
たとえば、以下のような機能改善がよく行われています。
- バッテリー持ちの改善: ノートPCでの電源効率が向上
- 動作の軽量化: 特定プロセスやサービスの最適化
- 新しいBluetooth・Wi-Fi規格への対応
- フォントや日本語入力(IME)の改善
つまり、アップデートは「壊れるリスク」と同時に、「快適になるチャンス」でもあるのです。
特に、普段使いで「最近ちょっと重いな」と感じている方は、最新パッチを適用するだけで改善される場合もあります。
Windowsアップデートの種類を知ろう
アップデートと一口に言っても、実はいくつか種類があります。知らずに全部「同じ扱い」をしてしまうと、不安や誤解につながります。
- 品質更新プログラム(セキュリティ更新など):毎月第2火曜日に配信される重要な更新。基本的に適用推奨です。
- 機能更新プログラム(Feature Update):年1回の大型アップデート。変更点が多いため、少し様子見が無難。
- プレビュー更新(オプション):任意で適用できるもので、バグ修正の先取り版。
すべてを「無条件に適用」する必要はありません。更新履歴を確認したうえで、自分に必要なものだけを選ぶ判断力が大切です。
このように、アップデートの中身やタイミングを理解し、正しく判断すれば、必要以上に恐れることはありません。
「アップデート=不安」というイメージを少しずつ「アップデート=備え」へと変えていくことで、パソコンの安定性も長持ちしやすくなります。
それでも不安な方へ:まずは「様子見アップデート」から
「自分だけ不具合が出たら怖い」そんな不安を感じる方は、次のような方法で対策できます。
- ネットでKB番号を検索: 不具合報告が多いか確認
- 「更新の一時停止」機能: 最大35日間アップデートを保留可能
- 「wushowhide.diagcab」などの非表示ツールを活用
大切なのは、「アップデートを拒否する」のではなく、「自分のペースで判断すること」です。
まとめ:正しい備えがあればアップデートは怖くない
Windowsアップデートには不安がつきものですが、リスクと向き合い、正しい備えをすれば安心して乗り越えられます。
・どのタイミングで適用するか?
・バックアップは取れているか?
・不具合が出たらどうするか?
これらを意識しながら、パソコンとの付き合い方を見直してみてください。
この記事があなたの判断の参考になれば幸いです。
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