【よくあるトラブル】「デバイスを認識できません」と出た時の最新裏ワザ7選

USB機器を接続した時に「デバイスを認識できません」というメッセージが出ると、とても焦りますよね。

たとえばUSBメモリやマウス、プリンタ、スマホなどを挿しても反応しない…。
でも諦めるのはまだ早いです!

この記事では、通常の対処法で改善しない時に試す「裏ワザ的な方法」を含めて、7つの対策を厳選して紹介します。

なぜ「デバイスを認識できません」と表示されるの?

このエラーメッセージは、Windowsが接続したUSBデバイスを正しく認識できなかった時に表示されます。
主な原因は以下の通りです。

原因内容
ドライバの破損USBドライバが壊れている、または適合していない
接触不良USB端子のホコリや接触不良、端子の歪み
電力不足複数のUSB機器接続による電力不足
ポートの故障USBポートそのものの物理的故障
システムトラブルOSやシステム設定に問題がある

では、ここからはこれらの原因をふまえて、少し踏み込んだ裏ワザ的な解決策をご紹介します。

【裏ワザ7選】「デバイスを認識できません」を解決する方法

1. USBの差し込みを10秒以上保持してみる


接触が甘い場合、しっかり奥まで挿し直し、10秒ほど保持してみてください。

2. 他のUSBポートに挿し替える(前面→背面)

前面ポートが不安定な場合、マザーボード直結の背面ポートが安定します。

3. 電源を完全に切って「帯電」を放電する

▪️シャットダウン → 電源ケーブルとバッテリーを外す(ノートPC) → 1分待つ → 再起動
電力系の問題で認識しない場合、これで改善するケースがあります。

4. デバイスマネージャーから「不明なデバイス」を削除して再接続

[スタート]→[デバイスマネージャー]→[ユニバーサル シリアル バス コントローラー]内にある「不明なデバイス」またはエラー表示のある項目を右クリック→「デバイスのアンインストール」→再起動後に再接続。


「不明なデバイス」は、Windowsがうまく認識できなかったハードウェアのことを指します。
これを一度削除することで、再接続時に新しいドライバとして再認識される可能性があります。

なお、削除しても物理的なUSB機器が壊れることはないのでご安心ください。
ただし、再接続後に再起動が必要な場合もあります。

デバイスが繋がらなくて困っている男性

5. USBドライバの再インストール

デバイスマネージャーから、該当USBドライバを削除→「ハードウェア変更のスキャン」で再認識。


USBドライバは、接続した機器とWindowsをつなぐ重要な橋渡し役です。
ドライバが破損していたり、古くなっていたりすると正常に認識されないことがあります。

デバイスマネージャーから一度削除して再認識させることで、Windowsが自動的に適切なドライバを再インストールしてくれるため、多くのトラブルが解決します。

6. BIOS設定でUSBを有効にする

まれにBIOSでUSB機能が無効になっている場合があります。PC起動時にBIOS(F2やDELキー)を開き、「USB Configuration」などの項目を確認しましょう。


▶︎「USB Configuration」という項目は、BIOS設定画面内のメニューの1つで、PCのマザーボード上のUSB機能が有効・無効になっているかを設定できます。

▪️BIOSに入るにはPCの電源を入れてすぐに「Delete」キーや「F2」キーを数回押します

(メーカーにより異なります)

すると青い背景や黒い画面のBIOS設定画面が表示されます。


①画面内で「Advanced」や「Integrated Peripherals」などのタブを選び、「USB Configuration」またはそれに類する名前を探しましょう。
②ここで以下のような設定がある場合、すべて「Enabled(有効)」になっていることを確認してください。

  • Legacy USB Support
  • USB Controller
  • USB Ports(Port 0〜7など)

*一部の設定が「Disabled(無効)」になっていると、USB機器が起動時に認識されないことがあります。
③設定を変更したら「F10キー」で保存し、再起動してください。

⚠️注意:BIOSの画面や項目名はパソコンのメーカーによって異なります。わからない場合は、メーカー名+「BIOS USB設定」で検索してみてください。

7. Windowsの「電源管理」設定を変更する

USBの省電力設定が働いていると、自動で無効になることがあります。
▪️デバイスマネージャー→該当のUSB機器→[電源の管理]タブ→「電力の節約のために…」のチェックを外す。


Windowsは省電力モードを自動的に有効にし、使っていないUSB機器の電力供給をカットすることがあります。
これはノートPCでバッテリーを節約する目的で導入された仕組みですが、必要なUSB機器まで無効にしてしまうことがあるのです。

デバイスマネージャーでUSBルートハブやUSBコントローラーを選び、「電源の管理」タブにある「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外すことで、意図しない自動オフを防ぐことができます。

この設定変更は特に、USBマウスや外付けHDD、Webカメラなどが突然使えなくなる場合にも有効です。

よくある質問(FAQ)

USB機器の不具合は、原因が1つとは限らず、複数の要因が絡み合っている場合もあります。
そのため「この方法でダメなら次」と順を追って試すことが重要です。

Q. USB機器を他のパソコンでは使えるのに、自分のPCでは認識しません。
A. ご自身のPCのUSBドライバや電源設定が原因である可能性が高いです。上記の方法③〜⑤を優先して試してみてください。


Q. デバイスマネージャーに何も表示されません。
A. USBポートの物理的故障や、PC側のUSBコントローラー不良が疑われます。他ポート・他PCでの検証が必要です。

まとめ:「諦める前に、ひと工夫」

「デバイスを認識できません」は、見た目ほど絶望的なエラーではありません。
USBポートの接続、電力、ドライバ、OS設定など、少しの工夫で直るケースが多くあります。

ぜひ今回紹介した7つの方法を、上から順番に試してみてください。
この記事があなたのトラブル解決の助けになれば幸いです。

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