VPNが遅い・つながらない時の原因と解決法|初心者にもわかりやすく徹底解説【2026年版】

VPN接続の障害を示すイラスト。盾の形をしたVPNアイコンに赤いバツ印、接続先のサーバーとの間にエラーが表示され、遅延を表すオレンジ色の波線が描かれている。背景には世界地図があり、グローバルな通信ネットワークを表現。
PR

はじめに

「VPNを入れたら安心」と思って使ってみたものの、

  • 接続が遅い
  • サービスにアクセスできない
  • そもそもつながらない

…こんな経験はありませんか?

実はVPNトラブルは珍しいことではなく、利用者の多くが一度は直面しています。この記事では、VPNの基本から不具合の原因と解決策、さらに上級者向けの工夫まで、初心者にもわかりやすく解説します。

注意:VPNには「個人向け(NordVPNなど)」と「会社が指定する業務用VPN(社内VPN/ゼロトラスト)」があります。会計事務所や社用PCでは、個人向けVPNがセキュリティポリシーと衝突してブロックされることも珍しくありません。業務システムに接続する場合は、原則として会社指定の方法を優先してください。


VPNとは?

VPN(Virtual Private Network)は「仮想プライベートネットワーク」と呼ばれ、インターネット上に安全な“トンネル”を作って通信を暗号化する仕組みです。

役立つ場面の例

  • フリーWi-Fiを利用する際のセキュリティ強化
  • 海外から日本のサービス(動画サイト・ネットバンキング)を使うとき
  • 会社の社内ネットワークへリモート接続する場合(※会社指定のVPN/接続方式があるとき)

特に最近ではスマホユーザーにとっても身近な存在になり、アプリを入れればワンタップでVPNのオン・オフが切り替えられます。

ただし業務用途では「個人向けVPNを入れればOK」という話ではなく、社内のセキュリティ製品・認証・アクセス制御とセットで運用されているケースがほとんどです。「社用PCで急にログインできなくなった」「特定サイトだけ弾かれる」などが起きたら、まずは会社のルールを確認しましょう。


よくあるVPNトラブルの原因

1. 接続が遅い・途切れる

  • サーバーが混雑している
  • 通信経路が遠い(日本から海外サーバーへ接続など)
  • VPNプロトコルの選択が非効率
  • 同時に複数デバイスを接続している
  • プロバイダやキャリアの制限
PR

2. 特定のサービスにアクセスできない

  • Netflixなどの動画配信サービスによるVPNブロック
  • DNSの経路(名前解決)が原因で弾かれている
  • VPN接続先IPがブラックリストに載っている

3. そもそも接続できない

  • VPNアプリの不具合
  • ファイアウォールやセキュリティソフト(会社の防御機能含む)の干渉
  • サーバー障害や認証エラー

※会計事務所などの業務PCでは、個人向けVPNの通信が「未知の経路」として扱われ、条件付きアクセスや端末管理ポリシーで遮断されることがあります。これは不具合というより“仕様”に近いケースも多いです。


【チェックリスト】VPNが遅い・つながらないときの対処法

症状原因対策
接続が遅いサーバー混雑別のサーバーに切り替える
遅いまま通信経路が長い地理的に近いサーバーを選ぶ
接続が切れる回線不安定Wi-Fi再接続/有線LANに切り替える
サービスが使えないサイト側の制限(VPN検知など)別サーバーで再試行/一時的にVPNをOFFして動作確認
つながらないVPNソフト不具合アプリの再起動や再インストール

実践的な解決策

対策1:サーバーを変更する

VPNサービスは世界中に複数のサーバーを設置しています。
「遅い」と感じたら、同じ国の別サーバーへ切り替えるだけで改善することがあります。

例:東京サーバーが遅い → 大阪サーバーに変更すると改善することもあります。

対策2:プロトコルを切り替える

VPNには複数のプロトコルがあり、それぞれ特徴があります。

プロトコル特徴
OpenVPN安定性とセキュリティのバランスが良い
WireGuard高速・軽量で最新
IKEv2/IPSecモバイル接続に強く再接続が速い
L2TP/IPSec安定性はあるがやや遅い(提供されていないサービスもあります)

アプリの設定から切り替えてみましょう。

対策3:ネットワーク設定を見直す

  • DNSをGoogle DNS(8.8.8.8)やCloudflare DNS(1.1.1.1)に変更(※社用PC・社内ネットワーク利用中は管理者に確認)
  • セキュリティソフト/ファイアウォールが原因の可能性がある場合は、無効化ではなく「VPNアプリの通信が許可されているか(例外設定)」を確認。社用PCは管理者に相談
  • 他の回線(スマホのテザリングなど)で接続テスト

※社用PCや業務システム利用中は、勝手にDNS変更やセキュリティ設定変更をすると業務に影響することがあります。変更できない/してはいけない環境では、管理者に確認してください。

対策4:VPNアプリを再インストール

古いバージョンのVPNアプリは不具合を引き起こしやすいため、再インストールや最新版への更新で改善することがあります。


スマホでVPNが不安定な場合

  • バックグラウンドアプリを終了する
  • 機内モードをON→OFFにして接続をリセット
  • VPNの常時接続をオフにしてから再接続

無料VPNのリスク

無料VPNには以下のようなデメリットがあります。

  • 速度が極端に遅い
  • 通信ログを保存・販売されるリスク
  • 暗号化が不十分でセキュリティが低い

→ 本格的に使うなら、信頼できる有料VPNを選びましょう。特に仕事で使う場合は、ノーログ方針・サポート体制・運営の透明性も確認すると安心です。


VPNを快適にする裏技

  • DNSサーバーをGoogle DNSやCloudflare DNSに変更(※社用PC・社内ネットワーク利用中は管理者に確認)
  • IPv6は「トラブル時のみ検証」:VPNで接続不良やDNSの不整合が疑われる場合に限り、一時的にIPv6をオフ→改善するか確認(改善しなければ元に戻す)
  • UDPモードに切り替える(高速だが不安定な場合はTCPへ戻す)
  • タスクスケジューラでVPNを遅延起動(起動直後の干渉を防ぐ)
  • MTU/MSSを調整(回線や機種によって効果差あり。よく切れる場合の最終手段)

VPNを使うべきシーンを改めて整理

VPNは「セキュリティ強化」だけではなく、利用する場所や目的によって価値が大きく変わります。たとえば、カフェや空港などの公共Wi-Fiでは盗聴リスクが高く、特にIDやパスワードを入力する場面でVPNは有効です。また、海外出張や留学時には、日本国内限定サービスへアクセスするために役立ちます。さらに、リモートワークで社内ネットワークへ接続する場合は、会社側が指定する接続方式(業務VPN/専用クライアント等)に従うのが基本です。

無料VPNと有料VPNの違い

「とりあえず無料VPNでいいのでは?」と考える方もいますが、無料版には速度制限・広告挿入・ログ保存といったリスクがつきものです。特に通信の履歴が収集・共有される可能性は見落とされがちです。一方で、有料VPNは速度・安定性・セキュリティのバランスが整っており、同時接続台数の多さ・サポート・運営方針など信頼性の面で差が出ます。長期的に見ると、有料サービスの方がストレスなく利用できるのが現実です。

VPNを快適に使うための工夫

VPNはただ「接続する」だけでなく、環境の最適化が重要です。

  • ルーターの再起動を定期的に行う
  • PCやスマホのOSを常に最新状態に保つ
  • 使用しないアプリを終了し、帯域を確保する
  • VPNを「常時ON」にするのではなく、必要なときにだけ有効化する

こうした小さな工夫で、VPN接続が安定しやすくなります。特に社用PCでは、常時ONにすると業務サイトがブロックされたり、ログインの追加確認が増えることもあるため、用途を分けるのが安全です。

VPN選びのチェックポイント

数あるVPNの中で、どれを選べばいいのか迷う方も多いはず。選ぶ際は以下を基準にしましょう。

  • 通信速度:高速サーバーの有無、WireGuard対応
  • セキュリティ:強固な暗号化、ノーログ方針(運営の透明性)
  • 利用可能な国の数:海外サービス利用の幅が広がる
  • サポート体制:日本語対応の有無、返金保証
  • 同時接続台数:複数端末で利用できるか

これらを確認しておくと、自分の用途に合ったVPNを選びやすくなります。

長期的なセキュリティ戦略としてのVPN

VPNは単なる「便利ツール」ではなく、自分の通信を守るための手段のひとつです。副業やフリーランスで顧客データを扱う方にとっては、公共Wi-Fi利用時の対策として役立ちます。ただし、会計事務所などの業務環境では、個人VPNが社内ルールと衝突して使えないこともあるため、「使える場面」「使わない場面」を分けるのが現実的です。

VPNを導入して終わりではなく、定期的な見直しや速度テストを行うことで、常に快適な通信環境を維持することができます。

[スポンサーリンク]

セキュリティと速度を両立するおすすめVPN

公共Wi-Fiや海外利用でも安心。
高速通信・マルチデバイス対応のVPNなら、
在宅ワーク・動画視聴・ネットショッピングも安全に行えます。
※社用PCや業務システムは、会社のルール・指定方式を優先してください。

🔹 NordVPNをチェック


よくある質問(FAQ)

Q1. VPNを常にONにしておくべき?
→ 公共Wi-Fiでは有効。自宅では速度重視かセキュリティ重視かで切り替えがおすすめ。社用PCや業務環境では、常時ONがブロック原因になることもあるため注意。

Q2. VPNで動画が見られないのはなぜ?
→ 動画サービスがVPN接続を検知して制限している場合があります。別サーバーに切り替える、または一時的にVPNをOFFにして確認してください。

Q3. VPNはなぜ遅いの?
→ 通信暗号化の負荷と、VPNサーバーまでの物理的距離が原因です。

Q4. 会計事務所や社用PCでVPNがうまく動かないのはなぜ?
→ 会社のセキュリティが「未知のIP」「匿名化通信」をリスクとして検知し、遮断することがあります。業務に関わる場合は、会社の指定する接続方式を優先してください。


まとめ

VPNは、正しく使えば強力なセキュリティ手段ですが、
「遅い」「つながらない」などのトラブルが発生することも少なくありません。

  • サーバーを変える
  • プロトコルを切り替える
  • ネットワーク設定を見直す

…これらを順に試すことで、多くの問題は解決します。
ただし社用PCや会計・金融系サービスでは、個人VPNがポリシーによりブロックされることもあるため、無理に直そうとせず会社のルールを優先しましょう。

安心・快適なインターネット利用のために、ぜひこの記事を参考にしてVPN環境を整えてください。

おすすめ関連記事

Outlook不具合とMicrosoftアカウント乗っ取り急増中!安全対策まとめ

Windows 11でBluetoothがつながらない・音が出ないときの解決策

ネット環境が不安定で入力が消えるときの解決法

iPhoneが最強のWi-Fiルーターに!外出先で安全にネット接続する方法

自分のPCのIPアドレスを簡単に確認する方法