Windows 11 24H2でスリープ復帰後にWi-Fiが切れる原因と直し方

「Windows 11 24H2でスリープ復帰後にWi-Fiが切れる問題」を解説する日本語の青いグラフィック。WindowsロゴとWi-Fiアイコン、対処法の見出し付き。
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はじめに

Windows 11 24H2 環境で「スリープ復帰後にWi-Fiが切れる/自動で再接続しない」事例が点在しています。原因は 省電力設定Wi-Fiドライバ(Intel AX201/AX211、Realtek等) の相性に加え、機種によっては Modern Standby(S0) の挙動が関係することがあります。

まずは「設定で改善できるもの」→「ドライバ(更新/ロールバック/入れ直し)」→「更新適用・ネットワークリセット」の順で、負担が少ない手から確認していきましょう。

主な原因と背景

以下は、現時点で確認されているスリープ復帰後のWi-Fi切断原因の代表例です。

原因症状の出方・兆候設定場所/確認ポイント推奨対処
省電力設定でアダプタ停止復帰直後に未接続/接続まで数十秒デバイス マネージャー → Wi-Fi →[電源の管理]「電力節約のため~オフにできる」のチェックを外す
Wi-Fiドライバの互換性不良/旧版復帰のたびに切断・再接続を繰り返すデバイス マネージャー/ベンダー公式サイト最新安定版へ更新(Intel/Realtek等の公式配布推奨)
高速スタートアップの副作用起動・復帰直後のみ未接続になるコントロール パネル → 電源オプション → 電源ボタンの動作「高速スタートアップを有効にする」を無効化
ネットワークスタック初期化遅延5–10秒待つと自動復帰―(仕様傾向)復帰後数秒待機/改善なければ他対処を実施
最新累積更新未適用既知不具合が残存設定 → Windows Update最新KBを適用(例:累積更新など)
VPN/セキュリティソフト干渉復帰直後のみDNS解決不可・社内網だけ切断常駐アプリ設定・一時停止一時停止して再検証/例外設定を追加
勝手に復帰する(意図しないスリープ解除)勝手に復帰/復帰直後にリンク切れ管理者CMD:powercfg -devicequery wake_armedpowercfg -devicedisablewake "Wi-Fi名" で無効化
ルーター側の省電力/互換性他端末は正常・PCだけ不安定ルーター設定(省電力/チャネル固定)再起動/ファーム更新/2.4GHz↔5GHz切替・チャネル固定
電源プラン/レジストリ破損設定変更しても再発設定 → ネットワークの詳細/電源プランネットワークリセット/電源プラン初期化
Modern Standby(S0)特有の挙動フタ閉じ運用で再現しやすい電源とスリープの詳細設定スリープ条件の見直し/ハイブリッドスリープ無効化を検証

特に省電力設定とドライバの組み合わせは、発生原因の大半を占めます。

24H2以降は省電力まわり(特にModern Standbyを搭載する機種)の挙動が影響し、古いドライバや特定の設定と噛み合わないと、復帰時にWi-Fiが安定しないケースがあります。

改善策(基本編)

1. Wi-Fiアダプタの電源管理を見直す(最優先)

  1. スタートを右クリック → デバイス マネージャー
  2. [ネットワーク アダプター]→ 使用中のWi-Fi(例:Intel(R) Wi-Fi 6 AX201/AX211)をダブルクリック
  3. 電源の管理]タブ → 「電力節約のために…オフにできる」のチェックを外す → OK
  4. PCを再起動

※スリープ復帰時の“再初期化遅延”で切断される個体は、この設定だけで安定することがあります。

内蔵Wi-Fiが不安定な場合は、高感度USB Wi-Fiアダプタに切り替えると接続が安定するケースがあります。ドライバ更新とあわせて検討してみてください。

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2. ドライバを更新/一段ロールバックして“枝”を固定

AX201/AX211 はドライバの「枝」で安定度が変わることがあります。まずはPCメーカー(OEM)配布の安定版を入れ、症状が続く場合は1つ前の版に戻して固定を検証します。

  1. デバイス マネージャー → Wi-Fiを右クリック → ドライバーの更新(改善しなければ OEM 版を手動導入)
  2. [プロパティ → ドライバー]で「ドライバーを元に戻す」が有効なら実行

※フォーラムでも 24H2 以降の AX201/AX211 で相性例が散見されます。枝の固定で落ち着くケースが多めです。

補足:更新だけで改善しない場合は「クリーンインストール(削除→入れ直し)」が効くことがあります。デバイス マネージャーでWi-Fiをアンインストールし、可能なら「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除」にチェック→再起動→OEMまたはIntel/Realtekの公式ドライバを入れ直して再検証してください。

3. 高速スタートアップを無効化する

※主に「起動直後にWi-Fiがつながらない」タイプに有効です。「スリープ復帰だけ不安定」な場合は、他の対処(電源管理・ドライバ入れ直し)を優先してください。

省電力機能の一部がネットワーク復帰を阻害する場合があります。

  1. コントロールパネル → 「電源オプション」
  2. 左メニューの「電源ボタンの動作を選択する」
  3. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
  4. 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
  5. 保存して再起動

4. 累積更新を適用する

Windows側の不具合が絡む場合は、最新の累積更新(セキュリティ/品質更新)で改善することがあります。
「更新の確認」で保留中の更新がない状態まで適用し、再起動後に再現するかチェックしてください。

5. ネットワーク設定をリセット

どうしても改善しない場合の最終手段です。

  1. 設定 → ネットワークとインターネット → 「状態」
  2. 「ネットワークリセット」をクリック
  3. 再起動後、Wi-Fi接続を再設定

⚠ パスワードやVPN設定が初期化されるため、事前にメモしておきましょう。

改善策(上級者編)

コマンドでWi-Fiアダプタのスリープ解除を無効化

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを起動

2. 現在スリープ解除可能なデバイス一覧を表示

powercfg -devicequery wake_armed

3. Wi-Fiアダプタ名を確認し、以下を実行

powercfg -devicedisablewake “<デバイス名>”

4. 再有効化する場合は -deviceenablewake を使用

💡 常にスリープ時の復帰をWi-Fiから行わないよう制御できます。

実は仕様? 復帰後に数秒待てば直る場合も

一部機種では、24H2のネットワーク初期化処理に5〜10秒程度のタイムラグが発生します。

復帰直後にすぐブラウザやアプリを開かず、数秒待つだけで安定することがあります。

再発防止のポイント

  • 定期的にドライバとWindows Updateを最新に保つ
  • ルーターのファームウェアも更新する
  • 新しい累積更新のリリース情報(Microsoft公式やニュースサイト)を確認する

また ルーターの世代が古いと、24H2環境での速度低下や切断が発生しやすくなります。

最新Wi-Fi 6対応ルーターなら、省電力機能の相性改善や高速通信が期待できます。

まとめ|Windows 11 24H2 不具合のひとつ「スリープ復帰後Wi-Fi切断」対策

Windows 11 24H2 不具合として報告が多いこの症状は、ほとんどの場合で設定変更やドライバ更新により改善可能です。

今すぐ試すべき手順

  1. Wi-Fiアダプタの電源管理設定変更
  2. 最新ドライバ適用(公式推奨)
  3. 高速スタートアップ無効化
  4. 累積更新適用
  5. ネットワークリセット(最終手段)

💡 同じ症状は将来の更新で再発する可能性があります。今回紹介した方法を覚えておけば、他のネットワーク不具合にも応用できます。

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