1月半ばの私・・・
普段はMacを使っているのですが、久々にWindows up dateしようとシステムを触っていると
「お使いのバージョンのWindowsは、サービス終了を迎えました」
と表示されるのです!!
いやいやいや、私はWindows11proですけど!
しかもWindowsのバージョンも最新の【 22H2】 です。
Windows11なのにアップデートできない!?
最新バージョンを調べる方法
1. Windowsキー + R を押して、「winver」と入力し、Enterを押す。
2. 「バージョン xxxx」と表示されます(例: 22H2)。
• 現在の最新バージョンは 22H2 です。それ以外の場合は、更新が必要です!
Windows 11proでアップデートができない!?
みんながWindows11アップデート問題についてアワアワいっているのを横目に涼しい顔をしていたのに、今になって慌てふためいている私です(涙)
調べてみると、最近、Windows 11を使っているのに「Windows Update」ができない、という問題に直面するユーザーが増えているようです。
しかも私の場合、この問題の原因が、意外なところにあったのです。
私に巻き起こったアップデートできない意外な原因とは?
それは「CPU問題」なのでした。
この記事では、この問題の詳細な原因と、確認および対処方法をわかりやすく解説したいと思います。
*これ以下のパソコンにシステムに関する部分は自己責任の元で行ってください。必ずハードディスクやそのた媒体にバックアップをとってから行ってください。
主な症状
私が実際、経験した事案をもとに解説していきたいと思います。まず
• Windows Updateの設定画面で「このデバイスは現在のシステム要件を満たしていません」というメッセージが表示されました。
↓(しかし、それを無視してアップデートを試みました)
• アップデートが途中で失敗する、またはダウンロードすら進まない。
↓Microsoft公式サイトで原因を探ってみると
「通常はサポート対象のはずのデバイスでも、この現象が発生することがある。」
とのこと。
この時までは、何か別に不具合があるのかと軽く考えていました。
試した事・その1
まず、様々な質問コーナーに出てくる原因解決方法を試すことにしました。
システムファイルの修復
Windowsのシステムファイルが破損している場合、このような問題が発生することがあるようです。
そこで次の手順で確認してみました。
<手順>
1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
• スタートメニュー → 「cmd」と入力 → 右クリックで「管理者として実行」を選択。
2. 以下のコマンドを順に実行
• sfc /scannow
(システムファイルの破損を修復)
• DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
(破損したWindowsイメージを修復)
しかし、私のPCはそれでも無理でした。
試したこと・その2
次は、更新プログラムの一部が正常に適用されなかった可能性があるかも?
と言うことでWindows Updateのキャッシュクリアを試してみました。
<手順>
1. サービスアプリを開く
• Windowsキー + R → 「services.msc」と入力 → Enter。
2. 「Windows Update」サービスを右クリックして「停止」。
3. 以下のフォルダに移動し、内容を削除
• C:\Windows\SoftwareDistribution
4. 再度「Windows Update」サービスを開始。
・・私のPCはこれをやっても無理でした。
>>Windows updateフォルダ内の、詳しくわかりやすい削除方法はこちら
試したこと・その3
手動で最新バージョンをインストール
場合によっては、手動でWindowsを再適用することで解決するようなので試してみました。
1. Microsoftの更新ページにアクセス。
2. 「Windows 11 インストールアシスタント」をダウンロード。
3. 指示に従って手動更新を実行。
・・これでも私のPCは無理でした。。
やっと突き止めた問題の原因
Windows 11のシステム要件には、特定のCPUモデルが指定されているということは聞いたことあるのですがCore系なら大丈夫だと思っていたのです。
しかし、アップデートの中でマイクロソフトが新たな要件を設けた場合、以下のような現象が起きる可能性があるとMicrosoftのヘルプページに書かれていました。
• 古いCPUモデルが段階的に非対応とされる。
• 最新のセキュリティパッチや機能更新に必要な命令セット(CPUの機能)をサポートしていない。
• BIOSやマザーボードのファームウェアが最新でない場合も影響を受けることがある。
という事なのです。悲しすぎます。
*システム変更に関しては、自己責任のもと、必ずハードディスクやそのた媒体にバックアップをとってから行ってください。
CPU互換性の確認方法
自分のデバイスがWindows 11のアップデートに対応しているか確認するには、以下の手順を試してください。
1. システム情報を開く
• Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く。
• msinfo32 と入力してEnterを押す。
• 「プロセッサ」の項目に記載されているCPU名を確認。
2. 公式のCPU互換性リストと照らし合わせる
• マイクロソフトのWindows 11の互換性リストを参照。
• 自分のCPUがリストにあるかどうか確認する。
3. サードパーティツールでチェック
• 「WhyNotWin11」などの無料ツールを使用すると、より簡単に互換性を診断できます。
解決方法
もし互換性の問題が原因であれば、以下の手順を試してみてください。
- BIOS/UEFIの更新
• デバイスのメーカーサイトにアクセスし、最新のBIOS/UEFIファームウェアをダウンロードして更新します。
• 更新後に再度Windows Updateを試してください - CPUをアップグレードする
• サポート外のCPUを使用している場合、対応するCPUモデルへの交換を検討する必要があります。
• ただし、これには専門知識が必要なので、PCショップや修理業者に相談してください。 - クリーンインストールを試す
• 問題が解決しない場合、Windows 11のクリーンインストールを行うことで正常化することがあります。
• インストールメディアを作成して実行する方法については、公式ガイドを参照してください。
注意点
• CPUの交換やクリーンインストールは、元に戻せない可能性があるため、事前にバックアップを取っておくことが重要です。
• マイクロソフトのサポートに問い合わせることで、個別の状況に合ったアドバイスをもらえる場合もあります。
>>Microsoftサポートページ: https://support.microsoft.com/ja-jp
Windows 11のシステム要件により、特定のCPUはサポート対象外となっています。
以下に、サポートされない主なCPUと、サポートが開始されたバージョンについてまとめます。
サポートされないCPU
• Intel製CPU:
• 第7世代(7000番台)およびそれ以前のCore iシリーズ。
• 例: Core i7-7700K、Core i5-6600Kなど。
• AMD製CPU:
• 初代Ryzen(1000番台)およびそれ以前のCPU。
• 例: Ryzen 7 1700、Ryzen 5 1600など。
これらのCPUは、Windows 11のセキュリティや信頼性の要件を満たしていないため、サポート対象外となっているようです。
サポートが開始されたCPUバージョン
• Intel製CPU:
• 第8世代(8000番台)以降のCore iシリーズ。
• 例: Core i7-8700K、Core i5-8600Kなど。
• AMD製CPU:
• Ryzen 2000シリーズ(Zen+)以降。
• 例: Ryzen 7 2700X、Ryzen 5 2600など。
これらのCPUは、Windows 11のセキュリティ、信頼性、および最小システム要件に関する設計原則を満たしています。
詳細な対応CPUの一覧は、Microsoftの公式ドキュメントで確認できます。
• Intelプロセッサのサポート一覧:
• Windows 11 バージョン 22H2 および 23H2 でサポートされている Intel プロセッサ
• AMDプロセッサのサポート一覧:
• Windows 11 バージョン 22H2 および 23H2 でサポートされている AMD プロセッサ
これらのリストで、お使いのCPUがWindows 11でサポートされているかを確認できます。
『Windows 11のシステム要件は、セキュリティとパフォーマンスの向上を目的としており、特定のハードウェア要件を満たす必要があります。』
とのことです。
お使いのPCがこれらの要件を満たしているかを確認して、必要に応じてハードウェアのアップグレードや新しいPCの購入を検討すると良いかと思われます。私もそうします!
まとめ
Windows 11でアップデートができない原因として、「CPUの互換性」は見落とされがちなポイントです。
今回の記事で紹介した方法で原因を突き止めていただき、適切な対処を行って欲しいと思います。
特に、システムの安全性を確保するためにも、アップデートの重要性を忘れないようにしましょう。
あなたのPCが最新のWindows Updateに対応できるよう、この記事が役立つことを願っています!
上記の中で、システム変更する部分に関しては、必ずハードディスクやそのた媒体にバックアップをとってから行ってくださいね。