AIでWindowsのエラーコードを一瞬で解析する方法【そのまま使えるプロンプト】

AIでWindowsのエラーコードを一瞬で解析する画像
PR

1. まずは準備

この記事でできること

  • 英語のエラーメッセージをやさしい日本語で整理
  • 安全に試せる手順だけにしぼる
  • そのまま使えるコピペ用プロンプトつき

約束ごと:むずかしい操作(管理者権限が必要なもの)は、先に復元ポイント(元に戻せる保存)を作ってから。レジストリ変更は基本しません。

メモしておくと早いもの

  • エラーコード(例:0x80070003
  • いつ起きたか(更新中/アプリ中/ドライバ中)
  • PC情報(Windows 10/11、24H2/25H2 など)
  • もう試したこと(再起動、SFC、DISM など)

ことばの説明
・SFC:システムの壊れたファイルを直すチェック
・DISM:Windowsの部品を修理する道具


2. AI(Copilot / ChatGPT)への聞き方は「1行」

伝える順番は、症状 → 環境 → 直前の操作 → やってほしくないこと。これだけでOK。

例(そのまま使える)
Windows 11 24H2。更新中に 0x80070003。再起動と SFC は実施済み。レジストリ変更はなしで、公式っぽいやり方を「手順→確認方法」まで短く出して。

PR

コピペ用プロンプト(やさしい版)

あなたはWindowsのトラブル相談役です。
前提:安全第一/公式のやり方に近い手順だけ/むずかしい言葉は使わない
状況:Windows 11 24H2、Windows Update中に「0x80070003」
実施済み:再起動、SFC /scannow
NG:レジストリ変更、あいまいな説明
要望:
1) ありそうな原因を3つ(可能性が高い順)
2) それぞれの直し方(手順→確認→元に戻す方法)
3) どれから試すかの順番(時間・リスク・成功しやすさ)
4) 公式で検索するキーワード

AIの提案にフィルターをかける(危ない物は除外)

  • 管理者操作は「復元ポイント作成」が前提
  • レジストリ変更はしない
  • 出どころ不明のツールは使わない
  • 一度に1つだけ試す(結果を確認して次へ)

3. 例:0x80070003 をAIと一緒に直す

  • 原因1:更新キャッシュの不具合
    やること:「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング」→「Windows Update」を実行
    確認:「更新の履歴」に成功マーク/winverでバージョンが進んだか
  • 原因2:一時ファイルのこわれ
    やること:検索から「ターミナル(管理者)」を開き、次を1行ずつ実行
    DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
    SFC /scannow
    確認:「修復しました」の表示が出るか
  • 原因3:ウイルス対策ソフトがじゃま
    やること:サードパーティ製(Windows標準以外)を一時停止→更新を再実行
    元に戻す:終わったら必ずすぐ有効化

ポイント:うまくいかない時は、手順を「1つ戻る→別の原因を試す」。一気に複数やると、何が効いたか分かりません。


4. どれから試す?AIに「順番づけ」を頼む

上の3つを、かんたん・安全・時間が短い順に並べて。
それぞれに「目安時間」「成功しやすさ(★1〜5)」「失敗した時の影響」をつけて。


5. ログの長文はAIに要約させる

イベントビューアーや WindowsUpdate.log はむずかしい言葉が多いです。気になる行だけコピーして、AIに「原因らしきもの」「よく出るエラー」「起きた順番」を短く出してもらいましょう。

投げる文(例)
次のログから「原因らしききっかけ」「どのくらいの頻度」「エラーコード」を抜き出して。
その結果を見て、さっきの優先順位も更新して。


⚠ これは人に確認(危ない提案のブラックリスト)

  • レジストリを直接書き換える(復元なし)
  • bcdeditで署名無効・テストモードにする
  • 出どころ不明のスクリプトを一括実行
  • ウイルス対策を切ったまま放置
  • BitLocker(暗号化)を考えなしに解除

※出てきたら「復元ポイント作成 → 別の安全手順 → 最後に要相談」の順で。

📝 記録テンプレ(コピペでOK)
・日時:YYYY-MM-DD HH:MM
・PC:Windows 11 24H2 / 機種 / セキュリティソフト
・症状:エラーコード/メッセージ(原文)
・やったこと:1) ……(所要X分) 2) ……(所要X分)
・結果:成功/失敗(画面の変化 or イベントID)
・再発:あり/なし(どこを見るか:●●ログ など)
・次に試すこと:……


6. さいごは人のチェックで安心

  • AIの手順は公式の言葉(例:Windows Update reset/DISM)で検索して、同じか近いか確認
  • コマンドは1行ずつ。毎回、メッセージを見てから次へ
  • 直ったら復元ポイントを作り直す

まとめ

AIは「調べる・並べる」が速い道具です。決めるのは人。この分担にすると、早くて安全に直せます。

おすすめ記事

Copilotの新キャラ「Mico(ミコ)」とは?
Copilot Vision × ChatGPTで“作業を5分短縮”
2025年最新版:AIサイバーセキュリティ