「ファイルが壊れているためWindowsを起動できませんでした」…もうダメ?まだ試すチャンスはある?

突然パソコンの電源を入れたら、

「ファイルが壊れているためWindowsを起動できませんでした」

というエラーメッセージが表示されて驚いたことはありませんか?

この表示、たしかに焦ってしまいます💦

でも、すぐに「もうダメだ…」とあきらめる必要はありません。

今日は、そんな事態に陥った時に試してほしい、いくつかの方法がありますので、順番にご紹介していきます。

まずは原因を知ろう

このエラーの原因は、Windowsに必要なシステムファイルが壊れていたり、失われていたりすることがほとんどです。

原因としては、以下のようなものが考えられます。

  • 強制終了や突然の電源断によるデータ破損
  • ウイルス感染
  • ハードディスクやSSDの物理的な故障
  • Windowsアップデート中のトラブル

作業途中や、起動時に、このような原因がもとで起動できなっています。

試すべき対処法

ここからは、復旧のために試せる方法をご紹介します。

1. 自動修復を試してみる

Windowsが自動修復機能を起動する場合があります。

電源を入れたあと、エラー表示の後に

「自動修復を準備しています」

という表示が出たら、そのまましばらく待ってみましょう。

2. セーフモードで起動してみる

電源を入れてすぐに[F8キー]を何度か押すと、起動オプションが表示されることがあります。

ここで、表示された項目から

「セーフモード」

を選んで起動できれば、不要なソフトの削除やシステムの復元が可能です。

3. システムの復元を試す

セーフモードや回復環境から、PCの画面に出るオプション表示の中から

「システムの復元」

を選ぶことで、正常に動作していた以前の状態に戻せる可能性があります。

これにより破損したファイルも修復されることがあります。

4. インストールメディアで修復を行う

WindowsのインストールUSBやDVDを持っている場合、それを使って

「スタートアップ修復」

「コマンドプロンプト」

からの手動修復を試すことができます。

例えば、以下のようなコマンドを使うことで、起動ファイルを修復できます。

bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd

ここでは、インストールメディアを使った修復方法の、具体的な手順をわかりやすくご紹介します。

必要なもの

  • 別の正常に動作しているパソコン
  • 8GB以上のUSBメモリ
  • インターネット接続

手順1:インストールメディアを作成する

  1. Microsoft公式サイトにアクセスします。
  2. 「ツールを今すぐダウンロード」をクリックして、Media Creation Tool をダウンロードします。
  3. ダウンロードしたツールを起動し、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択します。
  4. 言語、エディション、アーキテクチャ(通常はそのままでOK)を選択します。
  5. 「USBフラッシュドライブ」を選び、接続したUSBメモリを指定して「次へ」をクリックします。
  6. インストールメディアの作成が完了するまでしばらく待ちます(10〜30分ほどかかります)

手順2:壊れたPCをUSBで起動する

  1. 作成したUSBメディアを、Windowsが起動しないパソコンに挿します。
  2. パソコンの電源を入れ、すぐに[F12]や[Esc][Del]などを連打して「ブートメニュー」や「BIOS設定」を表示します。(機種によってキーが異なります)
  3. USBメモリから起動するように設定し、保存して再起動します。
  4. 「Windowsのインストール」画面が表示されたら、「次へ」をクリックします。
  5. 画面左下にある「コンピューターを修復する」をクリックします。


▶︎インストールメディアがあれば修復のチャンスは残されています。

まずは自動修復から試し、必要であれば手動の修復にもチャレンジしてみてください。

日頃からバックアップを取っておくことで、いざというときの不安をぐっと減らすことができるので、今後の備えとしても、ぜひインストールメディアの作成をおすすめします。


5. データのバックアップと再インストール

もしどうしても復旧できない場合は、データのバックアップを取りつつ、Windowsの再インストールを検討することになります。

*データが大切な場合は、専門業者に相談するのも一つの方法です。

最後に

「ファイルが壊れているためWindowsを起動できませんでした」

と表示されても、まだやれることはたくさんあります。

あわてず、諦めず、順番に試してみてください。

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もし原因がハードディスクやSSDの故障であれば、早めの対処が重要です。

普段からバックアップをとっておくことも、大切な備えになります。

一度は諦めかけたパソコンでも、案外簡単に復活することもあります。

ぜひ、今回の記事が参考になればうれしいです。

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