【マニアックだけど面白い】Windowsのフォルダーに隠された裏機能まとめ|知る人ぞ知る便利な小技集

「Windowsって奥が深いな…」
普段の作業では見えない場所に、驚くほど便利な“隠し機能”が眠っています。

この記事では、上級者のあなたにこそ試してほしい、Windowsの隠されたフォルダー機能やアクセステクニックを紹介します。

思わず試してみたくなるような、マニアックだけど使える小技を厳選しました!

■ 1. GodModeフォルダー(設定パネル全表示)

【やり方】

デスクトップ上に新しいフォルダーを作り、名前を以下のように変更します。

GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}

すると、フォルダーアイコンが「すべての設定項目」パネルに変わります。

すべての設定項目フォルダ

すべてのコントロールパネル設定を一覧表示する特殊ビュー」に切り替わります。

(厳密には、「フォルダーの中に設定項目がファイルのように一覧表示される」ということです)

【できること】

  • コントロールパネル全機能を1画面に一覧表示
  • 隠れた設定(音の構成、デバイス管理、認証系など)に一発アクセス

【ポイント】

開発者・サポート系の人には常識かもしれませんが、実はまだ知られていない裏機能です。


GodModeは、複数の設定画面を探し回る手間を省いてくれる“設定のポータル”のような存在です。通常は数クリックしないとたどり着けないような詳細設定にも一瞬でアクセスできるため、特にIT管理者やトラブル対応を行うユーザーにとっては重宝される機能です。普段使わない人でも、覚えておくといざという時に強い味方になります。

■ 2. Recentフォルダーで「過去に開いたファイル」を一括管理

【場所】

エクスプローラーのアドレスバーに以下を入力してください。

shell:recent

【Recentフォルダ】できること

  • 最近開いたすべてのファイルが一覧で表示される
  • フォルダーを横断して履歴が残っている
フォルダ内部

【活用例】

  • 「あのエクセルファイルどこだっけ?」が即解決
  • リモート対応時の履歴確認にも便利

仕事や資料作成の続きをすぐに再開したいとき、このRecentフォルダーを知っておくと非常に便利です。フォルダーをいちいち探しに行かなくても、直前に扱ったファイルを一覧からすぐに開けるため、作業の時短に直結します。また、誤ってファイルの保存場所を忘れてしまった場合にも「最後に開いた記録」として役立つことがあります。

■ 3. SendToフォルダーで右クリックメニューをカスタマイズ

【場所】

エクスプローラーのアドレスバーに以下を入力してください。

shell:sendto

【Send Toフォルダー】できること

  • 右クリック→「送る」メニューに、任意のアプリやフォルダーを追加可能
  • 例えば、「C:\Images」や「Photoshop.exe」を追加すれば、右クリックで即送れる!
フォルダカスタマイズ

小技】

テキストファイルを「メモ帳」と「VSCode」に同時登録しておけば、作業効率が格段にUP!


このカスタマイズを活用することで、頻繁に使うアプリやフォルダーへの作業が一瞬で済むようになります。特に、ファイル整理や画像・PDFなどの編集をよく行う方にとっては、作業効率が大幅にアップする隠れた便利機能です。初心者には見えにくい設定ですが、知っているだけで日々の作業が格段に快適になります。

■ 4. スタートアップフォルダーに直接アクセス

【場所】
▶︎現在のユーザーのスタートアップ

shell:startup

▶︎すべてのユーザー対象
shell:common startup

【スタートアップフォルダー】できること

  • 起動時に自動実行されるアプリやショートカットを自由に追加・削除できる
  • 通常の「設定」画面では出てこない詳細制御が可能

このスタートアップフォルダーをうまく活用すれば、起動時に必要なアプリを自動で立ち上げたり、逆に不要な動作を防いだりできます。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブでは見つからない古いアプリも、ここから確認・削除できることがあるため、パフォーマンス改善にも役立ちます。

■ 5. Tempフォルダーへのショートアクセスで高速掃除

【コマンド】

%temp%

【Tempフォルダー】できること

  • 一時ファイルがすべて格納されたフォルダーを開ける
  • 通常のディスククリーンアップでは残るファイルも削除可能

【注意点】

ファイルを一括削除する前に、アプリをすべて終了しておくと安心。


この作業を定期的に行うことで、知らないうちに溜まっていた不要ファイルを削除でき、パソコンの動作が軽くなることがあります。特に、大容量ファイルを扱った後や、ソフトを何度も再インストールした場合は、一度中身を確認して整理しておくと、Cドライブの空き容量を保つのに役立ちます。

■ 6. shell:各種ショートカット集

Windowsで使える「shell:コマンド」の便利な一覧を集めてみました。エクスプローラーのアドレスバーに入力するだけで、通常は見えないフォルダーに即アクセスできます。

以下のように shell: を使うと、さまざまな隠しフォルダーに即アクセスできます。

コマンドアクセス先用途・解説
shell:downloadsダウンロードダウンロードしたファイルの保存フォルダー
shell:documentsドキュメント個人の文書ファイルが保存される場所
shell:startupスタートアップWindows起動時に自動実行されるショートカットを管理
shell:recent最近使ったファイル直近に開いたファイルの履歴一覧
shell:fontsフォントインストールされているすべてのフォントを表示
shell:controlpanelfolderコントロールパネルクラシックUIのコントロールパネルを開く
shell:sendto送る右クリックメニュー「送る」の内容をカスタマイズ
shell:appdataAppDataアプリの設定ファイルやキャッシュなどが保存される隠しフォルダー

【応用】

バッチファイルやショートカットに登録しておくと、プロユースでも便利。

■ まとめ:Windowsは“見えない場所”にこそ宝がある!

ここまで紹介した内容を、わかりやすく一覧表にまとめました。どのコマンドがどこにアクセスできるのか、用途とあわせて再確認してみましょう。普段の作業をもっと効率化したい方は、ぜひ活用してみてください。

隠し機能使い道
GodMode設定を一括で一覧表示
Recent最近のファイル履歴を確認
SendTo右クリックメニューの強化
Startup自動起動の管理
%temp%一時ファイルの手動削除
shell:~隠しフォルダーへの高速アクセス

普段は見えないWindowsの裏側にこそ、本当に便利な機能が眠っています。
ぜひ今日のひとネタとして、試してみてください。