
Windowsで動画を開こうとしたときに、「0x80070002」と表示されて再生できないことがあります。
このエラーコードは「指定されたファイルが見つからない」という意味です。ただし、動画再生時に表示されたからといって、ファイルが必ず削除された、あるいはコーデックが不足しているとは限りません。
この記事では、動画ファイルの場所や状態、再生アプリ、必要に応じたコーデックの順に確認する方法を紹介します。
※本文は2026年10月11日時点で確認したMicrosoftの情報をもとにしています。Windowsのバージョンや使用する再生アプリによって、画面や項目名は異なる場合があります。
エラー0x80070002とは?
エラーコード0x80070002は、Windowsの「指定されたファイルが見つからない」というエラーです。
動画再生時に出た場合は、再生アプリが動画ファイルや必要なデータを読み込めていない可能性があります。ただし、コードだけでは、ファイルが見つからないのか、アプリ側に問題があるのか、別の原因なのかまでは分かりません。
また、コーデックが不足している場合は、再生アプリに「コーデックが必要です」などの案内が表示されることがあります。まずはファイルとアプリのどちらに問題があるか、順番に確認しましょう。
最初に確認すること
動画ファイルが保存場所にあるか確認する
エクスプローラーで動画の保存場所を開き、ファイルが表示されるか確認します。外付けドライブやUSBメモリ、ネットワークフォルダー、クラウド上のファイルを開こうとしている場合は、ドライブやネットワークに接続できているかも確認してください。
外付けドライブやネットワーク上の動画は、いったんパソコン内の「ビデオ」や「デスクトップ」などにコピーして再生を試します。コピー後に再生できる場合は、元の保存場所への接続やアクセスに問題がある可能性があります。
別の動画も同じアプリで再生できるか試す
別の動画ファイルを同じアプリで再生できるか確認します。
- ほかの動画は再生できる:特定の動画ファイルやその形式に問題がある可能性があります。
- どの動画も再生できない:再生アプリやWindows側の問題の可能性があります。
- 別の再生アプリなら再生できる:元のアプリの設定や対応形式を確認します。
この確認だけで原因を断定はできませんが、次に試す方法を選びやすくなります。
対処法1:動画ファイルを保存し直す
ファイルが見つからない、またはコピーやダウンロードが途中で止まった可能性がある場合は、元の場所からもう一度コピーするか、提供元から再ダウンロードします。
再ダウンロードできない動画や、別のアプリでも再生できない動画は、ファイル自体の状態を確認する必要があります。元のファイルを削除する前に、バックアップや別の保存先があるか確かめてください。
対処法2:再生アプリを修復する
ほかの動画も同じアプリで再生できない場合は、アプリの修復を試します。Windows 11では、次の手順で修復できるアプリがあります。
- 設定 → アプリ → インストールされているアプリを開きます。
- 使用している「メディア プレーヤー」などのアプリを探します。
- アプリ名の横にあるメニューから詳細オプションを開きます。
- 修復を選び、完了したら動画を再生します。
「修復」がない場合や、修復しても改善しない場合は、同じ画面にリセットが表示されることがあります。リセットするとアプリの設定やデータが初期化される場合があるため、先に修復を試してください。
修復やリセットの項目が表示されないアプリもあります。Microsoftの案内にあるとおり、すべてのアプリがこの機能に対応しているわけではありません。
対処法3:動画形式やコーデックを確認する
アプリに「コーデックが必要です」などのメッセージが表示される場合は、動画の形式に対応したコーデックが不足している可能性があります。
MP4などのファイル名だけでは、動画の中で使われている映像・音声形式までは分かりません。ファイル形式に対応するコーデックが必要な場合は、Microsoft Storeで提供されている拡張機能を確認してください。
Microsoftが案内している拡張機能には、MPEG-2、HEVC、VP9、AV1などがあります。すべてを入れる必要はありません。再生アプリに表示された案内や動画の形式を確認して、必要なものだけ検討しましょう。
コーデックを追加しても直らない場合は、コーデック以外の原因も考えられます。アプリの修復やファイルの確認に戻りましょう。
対処法4:Windows Nエディションか確認する
Windows 10/11 Nエディションには、通常版のWindowsに含まれるメディア関連機能の一部が含まれていません。Nエディションを使っている場合は、オプション機能からMedia Feature Packを追加する必要があります。
Windows 11 Nでの確認手順は次のとおりです。
- 設定 → アプリ → オプション機能を開きます。
- オプション機能を追加の横にある機能を表示を選びます。
- 一覧からMedia Feature Packを探して追加します。
- インストール後、パソコンを再起動します。
通常のWindowsエディションでは、このMedia Feature Packを追加する必要はありません。
対処法5:Windowsとアプリを更新する
WindowsやMicrosoft Storeアプリに更新がある場合は、更新してから再起動し、動画を開き直します。
- Windows:設定 → Windows Update → 更新プログラムのチェック
- Microsoft Storeアプリ:Microsoft Storeを開き、アプリの更新を確認
このエラーが出たからといって、すぐにSFCやDISMを実行する必要はありません。ほかのWindows機能にも不具合があるなど、システムファイルの問題が疑われる場合に検討してください。
よくある質問
動画ファイルが壊れているということですか?
必ずしもそうではありません。エラーコードは「指定されたファイルが見つからない」という意味ですが、動画の保存場所や再生アプリなど、複数の要因が考えられます。別の動画や別のアプリで再生できるか確認してください。
0x80070002ならコーデックを入れれば直りますか?
コーデックが原因の場合は改善することがありますが、このエラーコードだけでコーデック不足とは判断できません。アプリにコーデック不足の案内が出た場合や、動画形式が対応していないと分かった場合に確認しましょう。
どの動画も再生できない場合はどうすればよいですか?
再生アプリを再起動し、アプリの修復、Windowsとアプリの更新を試します。それでも複数の動画を再生できない場合は、使用しているアプリ名とエラー表示を確認し、Microsoftのメディアプレーヤー向けトラブルシューティングを参照してください。
まとめ
エラー0x80070002は、「指定されたファイルが見つからない」という意味のWindowsエラーです。動画再生時に表示されても、原因がコーデック不足と決まったわけではありません。
- 動画ファイルが保存場所にあるか確認する
- 別の動画や別の再生アプリで切り分ける
- アプリの修復や更新を試す
- コーデック不足の案内が出た場合に、必要な拡張機能を確認する
- Windows Nエディションの場合はMedia Feature Packを確認する
まずは動画ファイルと再生アプリを切り分け、原因が分かったところから対処していきましょう。
参考リンク
- Microsoft Learn:システムエラーコード
- Microsoftサポート:コーデックに関するよくある質問
- Microsoftサポート:Windows Media Playerのエラーをトラブルシューティングする
- Microsoftサポート:Windows N用Media Feature Pack

