【Windows共有】「アクセスが拒否されました」エラーの原因と対処法【Windows 10/11対応】

Windows環境でファイルやフォルダを共有しようとした際に、「アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが表示され、共有リソースにアクセスできない経験はありませんでしょうか? このエラーは、様々な原因によって発生する可能性があり、その解決には原因に応じた適切な対処が必要です。

そこで今日は、「アクセスが拒否されました」エラーが発生する主な原因と、それぞれの解決方法について詳しく解説いたします。

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共有フォルダのアクセス許可設定の確認

共有フォルダへのアクセスは、NTFSアクセス許可と共有アクセス許可という2種類のアクセス許可によって制御されています。どちらか一方、または両方の設定が適切でない場合、「アクセスが拒否されました」エラーが発生します。

フォルダーイメージのイラスト

NTFSアクセス許可の確認と設定

NTFSアクセス許可は、ローカルまたはネットワーク上のファイルやフォルダに対するユーザーやグループのアクセス権限を細かく設定するものです。

【確認方法】

①エラーが発生している共有フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
②「セキュリティ」タブを開きます。
③アクセスしようとしているユーザーまたはグループがリストに存在するか確認します。
▶︎存在する場合は、そのユーザーまたはグループを選択し、アクセス許可の内容を確認します。

「読み取り」、「書き込み」、「変更」などのアクセス許可が付与されているか確認してください!


【解決方法】

①「セキュリティ」タブの「編集」ボタンをクリックします。
②アクセス許可を変更したいユーザーまたはグループを選択し、必要なアクセス許可にチェックを入れます。
③ユーザーまたはグループがリストに存在しない場合は、「追加」ボタンをクリックし、追加したいユーザーまたはグループを検索して追加します。その後、適切なアクセス許可を設定してください。
④「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

共有アクセス許可の確認と設定

共有アクセス許可は、ネットワーク経由で共有フォルダにアクセスするユーザーやグループのアクセスレベルを設定するものです。

【確認方法】

①エラーが発生している共有フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
②「共有」タブを開きます。
③「詳細な共有」ボタンをクリックします。
④「このフォルダを共有する」にチェックが入っていることを確認します。
⑤「アクセス許可」ボタンをクリックします。
▶︎アクセスしようとしているユーザーまたはグループがリストに存在するか確認します。

存在する場合は、そのユーザーまたはグループを選択し、アクセス許可の内容を確認します。「読み取り」または「フルコントロール」のアクセス許可が付与されているか確認してください。
【解決方法】

①「共有」タブの「詳細な共有」ボタンをクリックします。
②「アクセス許可」ボタンをクリックします。
③アクセス許可を変更したいユーザーまたはグループを選択し、必要なアクセス許可にチェックを入れます。
④ユーザーまたはグループがリストに存在しない場合は、「追加」ボタンをクリックし、追加したいユーザーまたはグループを検索して追加します。その後、適切なアクセス許可を設定してください。
⑤「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

重要な注意点

ネットワーク経由でアクセスする場合、NTFSアクセス許可と共有アクセス許可の両方が、アクセスを許可する設定になっている必要があります。

  • より制限の厳しい方の設定が優先されますのでご注意ください。
  • より制限の厳しい方の設定が優先されますのでご注意ください。
  • (例:共有アクセス許可が「読み取り」、NTFSが「変更」の場合でも、
  • 実際にネットワーク越しに使える権限は「読み取り」に制限されます)
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ネットワーク資格情報の不一致

共有フォルダにアクセスしようとするクライアントPCで使用しているユーザーアカウントとパスワードが、共有フォルダが存在するサーバーやPCに登録されているアカウントの情報と一致しない場合、「アクセスが拒否されました」エラーが発生します。

【解決方法】

▶︎共有フォルダにアクセスしようとするクライアントPCで、共有フォルダが存在するサーバーやPCに登録されているユーザーアカウントとパスワードを使用してログオンします。

▶︎または、共有フォルダへのアクセス時に資格情報の入力を求められた場合は、正しいユーザー名とパスワードを入力します。

*以前に誤った資格情報を記憶させている場合は、資格情報マネージャーから該当する資格情報を削除し、再度アクセスを試みます。

【資格情報マネージャーの開き方】

①「コントロールパネル」を開き、「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を選択します。②Windows資格情報またはWeb資格情報の中から、共有フォルダに関連するものを削除します。

ゲストアカウントと「Everyone」共有の注意点(基本は非推奨)

共有フォルダの設定によっては、ゲストアカウントでのアクセスが許可されていない場合があります。

ただし、Windows 10 / 11 では SMB のゲストアクセス自体が既定で無効化されており、セキュリティ上も推奨されません。基本的には「ユーザー名+パスワードで共有する」方向で設定を見直すのがおすすめです。

【解決方法】

①共有フォルダが存在するサーバーやPCで、ゲストアカウントが有効になっているか確認します。

②共有フォルダの共有アクセス許可に「Everyone」または「Guest」グループが含まれており、適切なアクセス許可が付与されているか確認します。

ゲストアカウントの有効化(推奨されません)

ローカルセキュリティポリシーエディター(secpol.msc)を開き(※Windows 10/11 Pro など一部エディションのみ利用できます。Home では使用できません)

「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」を選択します。

・「アカウント:ゲストアカウントの状態」が「有効」になっているか確認します。

・無効になっている場合は、「有効」に変更します。

*ただし、セキュリティ上のリスクがあるため、慎重に検討してください。可能であれば、ゲストアクセスを無理に有効化するのではなく、古いNASや機器のファームウェア更新・買い替えや、通常のユーザーアカウントを使った共有に切り替えることをおすすめします。

ファイアウォールの設定

ファイアウォールが、ファイル共有に必要なポート(SMB: TCPポート 139、445など)へのアクセスをブロックしている場合、「アクセスが拒否されました」エラーが発生することがあります。

【解決方法】

共有フォルダが存在するサーバーやPCのファイアウォールの設定を確認し、ファイルとプリンターの共有に関連する受信規則が有効になっているか確認します。

このとき、家庭内や社内LANであれば「プライベート」または「ドメイン」ネットワークに期待どおりに動かない場合があります)。対して許可されているかもあわせて確認してください。

Windows Defenderファイアウォールの確認

①「コントロールパネル」を開き、「Windows Defenderファイアウォール」→「Windows Defenderファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可する」を選択します。

②「ファイルとプリンターの共有」に関連する項目にチェックが入っているか確認します。

ネットワーク接続の問題

ネットワークケーブルの接続不良、ルーターやスイッチの不具合など、ネットワーク接続に問題がある場合も、共有フォルダにアクセスできず「アクセスが拒否されました」エラーが表示されることがあります。

【解決方法】

①ネットワークケーブルがしっかりと接続されているか確認します。
②ルーターやスイッチなどのネットワーク機器を再起動します。
③クライアントPCとサーバーまたは共有フォルダが存在するPCが同じネットワークに接続されているか確認します。
④IPアドレスの設定(DHCPまたは固定IP)が適切であるか確認します。

グループポリシーの設定

ドメイン環境においては、グループポリシーによって共有フォルダへのアクセスが制限されている場合があります。

【解決方法】

・ドメイン管理者にお問い合わせいただき、適用されているグループポリシーの設定を確認してもらいます。
・アクセスに必要なグループポリシーの設定変更を依頼します。

一時的な問題

まれに、サーバーやPCの一時的な負荷やサービスの問題によって、「アクセスが拒否されました」エラーが発生することがあります。

【解決方法】

①共有フォルダが存在するサーバーやPCを再起動してみます。
②しばらく時間をおいてから再度アクセスを試みます。

まとめ

「アクセスが拒否されました」エラーは、Windows共有環境において頻繁に遭遇する問題の一つですが、その原因は多岐にわたります。本記事で解説した各項目を確認し、ご自身の環境に合った解決方法を試すことで、多くの場合、問題を解決できるはずです。

もし上記の方法を試しても解決しない場合は、より詳細なネットワーク構成やシステムログの確認が必要になることがあります。その際は、システム管理者や専門のサポートにご相談いただくことをお勧めいたします。

参考サイトーMicrosoft公式・https://www.microsoft.com/ja-jp

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