【Windows共有】「アクセスが拒否されました」の原因と直し方|共有フォルダに入れない時の対処法

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Windows環境でファイルやフォルダを共有しようとした際に、

「アクセスが拒否されました」

というエラーメッセージが表示され、共有フォルダに入れない・ファイルを開けないといったトラブルに遭遇したことはありませんか?

このエラーは、アクセス権限・資格情報・ネットワーク設定・セキュリティ機能など、複数の要因が重なって発生するケースが多く、原因を切り分けながら対処することが重要です。

そこで本記事では、「アクセスが拒否されました」エラーが発生する主な原因と、それぞれの具体的な解決方法を、わかりやすく解説いたします。

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共有フォルダのアクセス許可設定の確認

共有フォルダへのアクセスは、

・NTFSアクセス許可(ローカル権限)
・共有アクセス許可(ネットワーク権限)

という2つの仕組みで制御されています。どちらか一方でも拒否設定がある場合、アクセスはブロックされ、「アクセスが拒否されました」と表示されます。

NTFSアクセス許可の確認と設定

NTFSアクセス許可は、ローカルまたはネットワーク上のファイルやフォルダに対するユーザーやグループのアクセス権限を細かく設定するものです。

【確認方法】

① 該当の共有フォルダを右クリック →「プロパティ」
②「セキュリティ」タブを開く
③アクセスするユーザー / グループが表示されているか確認

存在する場合は、そのユーザーを選択し、以下の権限が付与されているか確認してください。

  • 読み取り
  • 書き込み
  • 変更
  • フルコントロール

「読み取り」、「書き込み」、「変更」などのアクセス許可が付与されているか確認してください!


【解決方法】

①「セキュリティ」タブの「編集」ボタンをクリックします。
②アクセス許可を変更したいユーザーまたはグループを選択し、必要なアクセス許可にチェックを入れます。
③ユーザーまたはグループがリストに存在しない場合は、「追加」ボタンをクリックし、追加したいユーザーまたはグループを検索して追加します。その後、適切なアクセス許可を設定してください。
④「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

共有アクセス許可の確認と設定

共有アクセス許可は、ネットワーク経由でフォルダにアクセスする際の権限を制御する設定です。

NTFS許可がローカル権限であるのに対し、共有許可は「ネットワーク越しの入口権限」と考えると理解しやすいでしょう。

【確認方法】

①エラーが発生している共有フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
②「共有」タブを開きます。
③「詳細な共有」ボタンをクリックします。
④「このフォルダを共有する」にチェックが入っていることを確認します。
⑤「アクセス許可」ボタンをクリックします。
▶︎アクセスしようとしているユーザーまたはグループがリストに存在するか確認します。

存在する場合は、そのユーザーまたはグループを選択し、アクセス許可の内容を確認します。「読み取り」または「フルコントロール」のアクセス許可が付与されているか確認してください。
【解決方法】

①「共有」タブの「詳細な共有」ボタンをクリックします。
②「アクセス許可」ボタンをクリックします。
③アクセス許可を変更したいユーザーまたはグループを選択し、必要なアクセス許可にチェックを入れます。
④ユーザーまたはグループがリストに存在しない場合は、「追加」ボタンをクリックし、追加したいユーザーまたはグループを検索して追加します。その後、適切なアクセス許可を設定してください。
⑤「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

重要な注意点

ネットワーク共有では、NTFSアクセス許可と共有アクセス許可の両方が許可状態である必要があります。

  • 2つの許可は「厳しい方」が優先されます
  • どちらか一方でも拒否設定があるとアクセス不可になります
  • 意図せず制限されているケースが非常に多いポイントです


共有許可:読み取り
NTFS許可:変更

※この場合、実際にネットワーク越しに使用できる権限は「読み取り」に制限されます。

共有トラブルが発生すると、最悪の場合ファイルにアクセスできなくなることもあります。
大切なデータは、共有設定に頼るだけでなく外付けストレージへバックアップを取っておくと安心です。

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ネットワーク資格情報の不一致

共有フォルダにアクセスする際、クライアントPCで使用しているユーザーアカウント情報が、共有元PCに登録されている情報と一致していない場合、認証に失敗し「アクセスが拒否されました」が表示されます。

特に以下のケースで発生しやすい傾向があります。

  • ローカルアカウント同士の共有
  • Microsoftアカウントとローカルアカウント混在
  • パスワード変更後
  • NAS接続時

【解決方法】

▶︎共有フォルダにアクセスしようとするクライアントPCで、共有フォルダが存在するサーバーやPCに登録されているユーザーアカウントとパスワードを使用してログオンします。

▶︎または、共有フォルダへのアクセス時に資格情報の入力を求められた場合は、正しいユーザー名とパスワードを入力します。

*以前に誤った資格情報を記憶させている場合は、資格情報マネージャーから該当する資格情報を削除し、再度アクセスを試みます。

【資格情報マネージャーの開き方】

①「コントロールパネル」を開き、「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を選択します。②Windows資格情報またはWeb資格情報の中から、共有フォルダに関連するものを削除します。

ゲストアカウントと「Everyone」共有の注意点(基本は非推奨)

共有フォルダの設定によっては、ゲストアカウントでのアクセスが許可されていない場合があります。

ただし、Windows 10 / 11 では SMB のゲストアクセス自体が既定で無効化されており、セキュリティ上も推奨されません。基本的には「ユーザー名+パスワードで共有する」方向で設定を見直すのがおすすめです。

【解決方法】

①共有フォルダが存在するサーバーやPCで、ゲストアカウントが有効になっているか確認します。

②共有フォルダの共有アクセス許可に「Everyone」または「Guest」グループが含まれており、適切なアクセス許可が付与されているか確認します。

ゲストアカウントの有効化(推奨されません)

ローカルセキュリティポリシーエディター(secpol.msc)を開き(※Windows 10/11 Pro など一部エディションのみ利用できます。Home では使用できません)

「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」を選択します。

・「アカウント:ゲストアカウントの状態」が「有効」になっているか確認します。

・無効になっている場合は、「有効」に変更します。

*ただし、セキュリティ上のリスクがあるため、慎重に検討してください。可能であれば、ゲストアクセスを無理に有効化するのではなく、古いNASや機器のファームウェア更新・買い替えや、通常のユーザーアカウントを使った共有に切り替えることをおすすめします。

ファイアウォールの設定

ファイアウォールが、ファイル共有に必要なポート(SMB: TCPポート 139、445など)へのアクセスをブロックしている場合、「アクセスが拒否されました」エラーが発生することがあります。

【解決方法】

共有フォルダが存在するサーバーやPCのファイアウォールの設定を確認し、ファイルとプリンターの共有に関連する受信規則が有効になっているか確認します。

このとき、家庭内や社内LANで使用している場合は、ネットワークプロファイルが「パブリック」になっていると共有通信がブロックされることがあります。

「プライベート」または「ドメイン」に設定されているかもあわせて確認してください。

Windows Defenderファイアウォールの確認

①「コントロールパネル」を開き、「Windows Defenderファイアウォール」→「Windows Defenderファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可する」を選択します。

②「ファイルとプリンターの共有」に関連する項目にチェックが入っているか確認します。

ネットワーク接続の問題

ネットワークケーブルの接続不良、ルーターやスイッチの不具合など、ネットワーク接続に問題がある場合も、共有フォルダにアクセスできず「アクセスが拒否されました」エラーが表示されることがあります。

【解決方法】

①ネットワークケーブルがしっかりと接続されているか確認します。
②ルーターやスイッチなどのネットワーク機器を再起動します。
③クライアントPCとサーバーまたは共有フォルダが存在するPCが同じネットワークに接続されているか確認します。
④IPアドレスの設定(DHCPまたは固定IP)が適切であるか確認します。

※VPN接続中やセキュリティソフトの通信制御によっても共有アクセスが遮断される場合があります。

一時的にVPNを切断する、またはセキュリティソフトのネットワーク保護機能を確認することも有効です。

グループポリシーの設定

ドメイン環境においては、グループポリシーによって共有フォルダへのアクセスが制限されている場合があります。

【解決方法】

・ドメイン管理者にお問い合わせいただき、適用されているグループポリシーの設定を確認してもらいます。
・アクセスに必要なグループポリシーの設定変更を依頼します。

特に企業ネットワークでは、セキュリティ強化の一環として「匿名アクセス禁止」「共有制限」などが適用されているケースが多く、個別PC設定では解決できない場合があります。

一時的な問題

まれに、サーバーやPCの一時的な負荷やサービスの問題によって、「アクセスが拒否されました」エラーが発生することがあります。

【解決方法】

①共有フォルダが存在するサーバーやPCを再起動してみます。
②しばらく時間をおいてから再度アクセスを試みます。

まとめ

「アクセスが拒否されました」エラーは、Windows共有トラブルの中でも特に発生頻度が高く、原因も一つとは限りません。しかし、

  • アクセス許可
  • 共有設定
  • 資格情報
  • ネットワーク状態
  • セキュリティ設定

といったポイントを順番に確認していくことで、多くの場合は解決可能です。

特に2026年現在は、SMBゲスト無効化・資格情報管理強化など、セキュリティ仕様変更の影響で共有トラブルが増加傾向にあります。

一つずつ原因を切り分けながら、確実に対処していきましょう。

参考:Microsoft公式サイト
https://www.microsoft.com/ja-jp

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