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【Windows 11】共有フォルダーで「アクセスが拒否されました」原因と直し方

フォルダーイメージのイラスト

Windows 11で共有フォルダーを開こうとしたときに、「アクセスが拒否されました」「このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります」などと表示されることがあります。

共有フォルダーに入れない原因は、フォルダーのアクセス権限だけではありません。古い資格情報、ネットワーク探索の設定、Windows HelloのPINによる認証、ファイアウォール、Windows 11 24H2以降のセキュリティ強化なども関係します。

この記事では、Windows 11で共有フォルダーへアクセスできないときに確認したいポイントを、簡単なものから順番に解説します。

※Windows 10は2025年10月14日に通常サポートが終了しています。Windows 10でも基本的な確認方法は共通していますが、安全に使い続けるためにはWindows 11への移行もご検討ください。

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まず最初に確認すること

設定を変更する前に、次の点を確認してみましょう。

  • 共有元と接続する側のPCを再起動する
  • 共有元のPCが起動しているか確認する
  • 2台のPCが同じルーターやネットワークにつながっているか確認する
  • VPNを利用している場合は、一度切断して試す
  • 共有フォルダーの名前やネットワークパスが変わっていないか確認する

エクスプローラーのアドレス欄に、次の形式で共有先を入力して接続できるか確認する方法もあります。

\\共有元PCの名前\共有フォルダー名

PC名で接続できない場合は、一時的な確認として次のようにIPアドレスを入力します。

\\192.168.1.10\共有フォルダー名

IPアドレスでは接続できるのにPC名では接続できない場合は、アクセス権限ではなく、PC名の検出や名前解決に問題がある可能性があります。

共有フォルダーのアクセス権限を確認する

Windowsの共有フォルダーには、主に次の2種類の権限が関係します。

  • 「共有」タブで設定する共有アクセス許可
  • 「セキュリティ」タブで設定するNTFSアクセス許可

共有アクセス許可で「変更」を許可していても、セキュリティ側で書き込みが許可されていなければ、ファイルを保存・編集できません。また、いずれかの設定に明示的な「拒否」があると、アクセスできないことがあります。

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確認方法

  1. 共有元のPCで、対象のフォルダーを右クリックします。
  2. 「プロパティ」を開きます。
  3. 「共有」タブから「詳細な共有」を選択します。
  4. 「このフォルダーを共有する」にチェックが入っているか確認します。
  5. 「アクセス許可」を開き、利用するユーザーに必要な権限があるか確認します。
  6. 続いて「セキュリティ」タブを開きます。
  7. 同じユーザーに「読み取り」「変更」など、必要な権限が付いているか確認します。

閲覧だけなら「読み取り」、ファイルの作成・編集・削除も行う場合は「変更」が必要です。

なお、原因確認のためであっても、Everyoneに「フルコントロール」を付けたままにするのはおすすめできません。できるだけ共有を利用するユーザーを指定し、必要な権限だけを設定しましょう。

ネットワーク探索とファイル共有を有効にする

共有元のPCがネットワーク上に表示されない場合は、「ネットワーク探索」または「ファイルとプリンターの共有」が無効になっている可能性があります。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「ネットワークとインターネット」を選択します。
  3. 「ネットワークの詳細設定」を開きます。
  4. 「共有の詳細設定」を選択します。
  5. 「プライベートネットワーク」を開きます。
  6. 「ネットワーク探索」をオンにします。
  7. 「ファイルとプリンターの共有」をオンにします。

この設定は、共有元とアクセスする側の両方のPCで確認してください。

ネットワーク探索を有効にしてもPCが表示されない場合は、エクスプローラーのアドレス欄へ直接 \\PC名 と入力するとアクセスできることがあります。Microsoftも、共有トラブル時にはネットワーク探索とファイル共有の確認を案内しています。

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資格情報(ユーザー名・パスワード)を確認する

共有フォルダーへの接続には、原則として共有元PCに登録されているユーザー名とパスワードを使用します。

ここで注意したいのが、Windows HelloのPINです。普段PCのサインインに使用している数字のPINは、そのPCで本人確認を行うための情報であり、ネットワーク共有のパスワードとしては通常使用できません。

資格情報の入力画面が表示されたら、PINではなく、共有元PCのアカウントに設定されているパスワードを入力してください。

ユーザー名は、環境に応じて次の形式を試します。

  • 共有元PC名\ユーザー名
  • Microsoftアカウントのメールアドレス
  • 共有元PCに作成されているローカルアカウント名

保存されている資格情報を削除する方法

  1. Windows検索で「資格情報マネージャー」と入力します。
  2. 「資格情報マネージャー」を開きます。
  3. 「Windows資格情報」を選択します。
  4. 共有元のPC名またはIPアドレスに関係する資格情報を開きます。
  5. 「削除」を選択します。
  6. 共有フォルダーへもう一度アクセスし、正しいユーザー名とパスワードを入力します。

パスワードを変更した直後や、以前とは別のアカウントで接続した場合は、古い資格情報が残っているためにアクセスを拒否されることがあります。

ネットワークを「プライベート」に設定する

家庭や社内の信頼できるネットワークでファイル共有を行う場合は、ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定します。

「パブリック」になっていると、ほかのPCからの検出やファイル共有が制限される場合があります。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「ネットワークとインターネット」を選択します。
  3. 接続中の「Wi-Fi」または「イーサネット」を開きます。
  4. 「ネットワークプロファイルの種類」を確認します。
  5. 自宅や信頼できる社内ネットワークの場合は「プライベート」を選択します。

ホテル、駅、店舗などの公衆Wi-Fiでは、安全のため「パブリック」のまま使用してください。

Microsoft Defender ファイアウォールを確認する

Microsoft Defender ファイアウォールによって、ファイル共有の通信が遮断されていることがあります。

  1. Windows検索で「ファイアウォール」と入力します。
  2. 「Windows Defender ファイアウォール」を開きます。
  3. 「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」を選択します。
  4. 「設定の変更」をクリックします。
  5. 「ファイルとプリンターの共有」の「プライベート」にチェックが入っているか確認します。

ファイアウォール自体を無効にするのではなく、「ファイルとプリンターの共有」に必要な通信だけを許可しましょう。

ウイルスバスターなど別のセキュリティソフトを使用している場合は、そのソフトのファイアウォールやネットワーク保護機能も確認してください。

Windows 11 24H2以降へ更新してから接続できない場合

Windows 11 24H2以降では、共有通信に使われるSMBのセキュリティが強化されています。

そのため、古いNASや共有機器、パスワードを使わないゲスト共有では、更新前まで接続できていても、次のようなエラーが表示されることがあります。

  • アクセスが拒否されました
  • 組織のセキュリティポリシーによって、未認証のゲストアクセスがブロックされています
  • ネットワークパスが見つかりません
  • エラーコード「0x80070035」が表示される

Windows 11 24H2ではSMB署名が既定で必要になるため、SMB署名に対応していない古いNASや、ユーザー名・パスワードを使用しない共有へ接続できない場合があります。

この場合は、次の順番で確認してください。

  1. NASや共有機器のファームウェアを更新する
  2. NAS側にユーザー名とパスワードを設定する
  3. ゲスト共有ではなく、認証が必要な共有へ変更する
  4. SMB署名に対応しているか、機器メーカーの情報を確認する

インターネット上では「安全でないゲストログオンを有効にする」「SMB署名を無効にする」といった対処法も紹介されていますが、Microsoftはセキュリティ上の理由から推奨していません。まずはNASや共有機器側の更新・設定変更を優先してください。

※SMB 1.0を有効にする方法もありますが、古く安全性の低い通信方式であるため、通常の対処法としてはおすすめできません。

会社PC・ドメイン環境の場合

会社のPCで共有フォルダーにアクセスできない場合は、個人設定ではなく会社のセキュリティポリシーが原因のこともあります。

例えば、

  • 特定フォルダーへのアクセス制限
  • 共有通信の禁止
  • 管理者による権限制御
  • VPN必須設定

この場合、自分で設定変更しても解決しないことがあります。勤務先から貸与されているPCでは、グループポリシーによって共有機能が制限されていることもあります。この場合は利用者側で設定を変更できないため、システム管理者へ相談しましょう。

それでも「アクセスが拒否されました」と表示される場合

ここまで確認しても改善しない場合は、表示されているエラーによって原因を切り分けます。

  • 「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」
    → 資格情報や、Windows HelloのPINを入力していないか確認します。
  • 「アクセス許可がありません」「アクセスが拒否されました」
    → 共有アクセス許可とセキュリティ権限を確認します。
  • 「ネットワークパスが見つかりません」
    → PC名、共有名、ネットワーク探索、ファイアウォールを確認します。
  • 「未認証のゲストアクセスがブロックされています」
    → NASや共有機器側にユーザー名とパスワードを設定します。
  • Windows 11 24H2への更新後から接続できない
    → NASや共有機器がSMB署名に対応しているか確認します。

会社から貸与されているPCでは、組織のセキュリティポリシーによって共有機能が制限されている場合があります。利用者の判断で設定を変更せず、システム管理者へ相談してください。

FAQ

Q. パスワードが合っているのにアクセス拒否されます

Windowsが古い資格情報を保存している可能性があります。

資格情報マネージャーから削除して再入力してみてください。

Q. 家のPC同士なのに共有できません

ネットワーク設定が パブリック になっている可能性があります。

家庭内なら プライベートネットワーク に変更しましょう。

Q. Everyoneにしているのにアクセスできません

共有アクセス許可でEveryoneを設定していても、セキュリティ(NTFS)権限で許可されていなければアクセスできません。

また、古い資格情報やネットワーク設定が原因になることもあります。Everyoneにフルコントロールを付けたままにするのではなく、共有アクセス許可・セキュリティ権限・資格情報を順番に確認してください。

Q. いつも使っているPINを入力しても接続できません

Windows HelloのPINは、ネットワーク共有のパスワードとしては通常使用できません。

共有元PCに設定されているMicrosoftアカウントのパスワード、またはローカルアカウントのパスワードを入力してください。

Q. パスワードなしで共有することはできますか?

設定によっては可能ですが、誰でもアクセスできる状態になりやすいため、おすすめできません。

共有元PCまたはNASに専用のユーザーを作成し、パスワードを設定して共有する方法が安全です。特にWindows 11 24H2以降では、パスワードを使わないゲスト共有がブロックされることがあります。

まとめ

Windows 11の共有フォルダーで「アクセスが拒否されました」と表示される場合は、アクセス権限だけでなく、資格情報やネットワーク設定も順番に確認することが大切です。

特に確認したいポイントは、次のとおりです。

  • 共有元とアクセスする側が同じネットワークにつながっているか
  • ネットワークが「プライベート」になっているか
  • ネットワーク探索とファイル共有が有効になっているか
  • 共有アクセス許可とセキュリティ権限の両方が設定されているか
  • 古い資格情報が保存されていないか
  • Windows HelloのPINではなく、アカウントのパスワードを入力しているか
  • NASや共有機器がWindows 11 24H2以降のSMBセキュリティに対応しているか

Windows 11 24H2以降では、セキュリティ強化によって古いNASやゲスト共有へ接続できなくなる場合があります。Windows側のセキュリティを安易に下げるのではなく、共有機器の更新やユーザー認証の設定を優先しましょう。

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