
はじめに
突然、WindowsパソコンでWi-Fiが繋がらなくなった経験はありませんか?
「昨日までは普通に使えていたのに…」という場合でも、慌てる必要はありません。
多くの場合は、順番にチェックしていけば数分〜数十分で解決できます。
この記事では、初心者の方でも迷わず試せる 9つの対処方法 をわかりやすく解説します。
機器の買い替えが必要なケースもありますので、その場合におすすめのWi-Fi機器も途中でご紹介します。
迷わず試せる対処法
1. 他の端末でWi-Fiが使えるか確認する
まずは ルーターや回線が原因か、PC側が原因か を切り分けましょう。
- スマホや別のノートPCを同じWi-Fiに接続してみます。
- 他の端末も繋がらない場合 → ルーターや回線側の問題の可能性が高いです。
- 他の端末は繋がる場合 → Windows側の設定やドライバに原因がある可能性が高いです。
2. Wi-Fiスイッチと機内モードを確認
ノートPCには、Wi-Fiを物理的にON/OFFするキーやスイッチが付いている場合があります。
- ショートカット例
「Fn」キーと「Wi-Fiマーク付きキー」を同時押しで切り替え - 機内モードがONになっていないか確認(タスクバー右下のネットワークアイコンから切り替え可能)
3. ルーターとPCを再起動
- ルーターの電源を一度切り、30秒待ってから再度ON。
- その後、PCも再起動します。
(一時的な通信エラーはこれで解決することが多いです)
4. ネットワークのトラブルシューティングを実行
- 「設定」を開く(Windowsキー + I)
- 「ネットワークとインターネット」 → 「状態」
- 「ネットワークのトラブルシューティング」を選択
- 画面の指示に従って進める
Windowsが自動で問題を診断し、修復してくれることがあります。
5. Wi-Fiアダプターの無効化 → 再有効化
- 「設定」 → 「ネットワークとインターネット」
- 「アダプターのオプションを変更する」
- Wi-Fiアダプターを右クリック → 「無効にする」
- 数秒待って「有効にする」を選択
これで接続が復活することがあります。
ヒント💡とチェックポイント
もし長く使っているWi-Fi子機やルーターを使っている場合、機器の経年劣化で接続が不安定になっていることもあります。
その場合は 最新規格対応のUSB Wi-Fiアダプター や ルーター に買い替えると改善することがあります。
高速で安定した接続を取り戻す!USB Wi-Fiアダプター
古い内蔵Wi-Fiカードや不安定な接続に悩まされている方には、USB接続タイプのWi-Fiアダプターがおすすめです。
差し込むだけで最新規格(Wi-Fi 6/6E)に対応でき、通信速度と安定性が大幅に向上します。
[スポンサーリンク]
家中どこでも快適に!メッシュWi-Fiルーター
ルーターが古くなると、部屋によって速度が落ちたり接続が切れやすくなることがあります。
そんなときは、複数のアクセスポイントで家中をカバーできる「メッシュWi-Fiルーター」に替えると劇的に改善します。
オンライン会議や動画視聴もスムーズに!
[スポンサーリンク]
6. IPアドレスの更新
① スタートボタンを右クリック → 「Windowsターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を開く
② 以下を入力してEnter
ipconfig /renew
③ 再びWi-Fiに接続を試してください
7. DNSキャッシュをクリア
同じくコマンドプロンプト(管理者)で以下を実行します。
これで古いネットワーク情報が消去され、接続が改善する場合があります。
8. Wi-Fiドライバの更新
- スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」
- 「ネットワークアダプター」を展開
- Wi-Fiカードを右クリック → 「ドライバーの更新」
- 「ドライバーを自動で検索」を選択
ドライバはWi-Fiアダプターを正しく動作させるための“説明書”のようなものです。古いドライバのままだと、新しいWindowsの仕様やルーターの規格に対応できず、接続が不安定になることがあります。更新は数分で終わりますので、特に長く同じPCを使っている方はぜひ試してみてください。
9. ドライバをロールバック(更新後に不具合が出た場合)
- デバイスマネージャーでWi-Fiカードを右クリック
- 「プロパティ」 → 「ドライバー」タブ
- 「ドライバーを元に戻す」を選択
ロールバックは、更新前の安定していた状態に戻すための機能です。特に、最新のドライバがまだ不具合を含んでいる場合に有効です。ただし、セキュリティ面では古いドライバが脆弱性を含む可能性もあるため、復旧後はメーカーの公式サイトで安定版の新しいドライバが配布されていないかを確認しておくと安心です。
上級者向け応急処置
ここからは、PC上級者向けの対処法を提案します。
1. IPv6を一時的に無効化する
• 一部の環境ではIPv6が原因で接続不安定になることがあります。
ネットワークアダプターのプロパティで「インターネットプロトコル バージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外して再接続すると改善する場合があります。
2. Google Public DNSを使う
• 接続はできるが速度や安定性に問題がある場合、DNSを以下に変更すると改善することがあります。
• 優先DNS:8.8.8.8
• 代替DNS:8.8.4.4
3. セーフモード+ネットワークで起動して再設定
• 通常起動で直らない場合、Windowsを「セーフモード(ネットワーク有効)」で起動し、Wi-Fi設定をやり直すと改善することがあります。
4. USBポートを変えてみる(USB Wi-Fiアダプターの場合)
• 前面ポートより背面ポート(マザーボード直結)のほうが安定するケースもあります。
⚠️ 注意点(安全に作業するためのポイント)
1. 公衆Wi-Fiではテストしない
• 設定変更中に接続が切れても原因が判断しにくくなります。自宅のネットワークで実施するのがおすすめです。
2. コマンド入力は正確に
• 特にipconfigやDNS設定は入力ミスでエラーになることがあります。コピー&ペーストがおすすめです。
3. ドライバ更新前は復元ポイントを作成
• 万が一接続できなくなった場合、元の状態に戻すために復元ポイントを作っておくと安心です。
4. セキュリティソフトを一時的にOFFにするのは最終手段
• ファイアウォールやセキュリティ機能が干渉している場合、一時的にOFFにして確認できますが、その間は危険なのでネット利用は控えるべきです。
まとめ
Wi-Fiが繋がらない時は、まず簡単な方法(再起動・スイッチ確認)から試し、改善しなければドライバやIP設定まで進めましょう。
もし何をやっても直らない場合は、ハードウェアの故障も考えられます。その場合は新しいWi-Fiアダプターやルーターの導入が早道かもしれません。
【あなたへおすすめ関連記事】
▶︎Wi-Fiは繋がっているのにネットが見れないときの解決手順