Windows10のサポート終了後も使える?サポート終了後に延命させるための4つの方法をご紹介

仮想デスクトップサービスの活用

Windows 10を引き続き利用する方法として、仮想デスクトップサービスの活用があります。

これにより、サポート終了後もセキュリティ更新を受け取ることが可能です。

仮想デスクトップの主なサービス

Azure Virtual Desktop: Microsoftのクラウドサービス上でWindows 10をホストし、仮想マシンに対してESUが追加料金なしで提供されます。  

>>Azure Virtual Desktop(AVD)とは

Microsoftが提供するクラウドベースの仮想デスクトップサービスです。

これにより、ユーザーはインターネット経由でリモートからWindowsデスクトップやアプリケーションにアクセスできます。  

<主な特徴

フル機能のWindows体験: Windows 11、Windows 10、またはWindows Serverの完全なデスクトップ環境を提供します。

柔軟なアクセス: 個々のアプリケーションのリモート利用(RemoteApp)や、完全なデスクトップ環境の提供が可能です。

マルチセッション機能: Windows 10およびWindows 11のマルチセッション機能を活用し、複数のユーザーが同時に同じ仮想マシンを共有できます。  

セキュリティと管理の容易さ: Azureのセキュリティ機能と統合され、IT管理者はデスクトップとアプリケーションを集中管理できます。

<主な利点

リモートワークの促進: 従業員は場所を問わず、安全に業務環境にアクセスできます。

コスト効率: マルチセッション機能により、リソースの効率的な利用が可能で、コスト削減に寄与します。

スケーラビリティ: ビジネスのニーズに応じて、仮想デスクトップ環境を迅速に拡張または縮小できます。

AVDは、リモートワークの推進やセキュリティの強化、ITインフラの柔軟性向上を目指す組織にとって、有力なソリューションとなります。  

これにより、ユーザーはインターネット経由でリモートからWindowsデスクトップやアプリケーションにアクセスできます。  

Windows 365: クラウド上の仮想マシンでWindows 10を実行し、最大3年間のESUが提供されます。

他のOSへの移行

古いPCを引き続き活用するために、Windows以外のOSへの移行も検討できます。

主な選択肢:

Linux系OS: 軽量で古いPCでも動作するディストリビューション(例:MX Linux、Kona Linuxなど)をインストールすることで、PCの延命が可能です。  

Linux系OSは、各ディストリビューション(種類)ごとに公式サイトから無料でダウンロードできます。以下、代表的なLinux OSのダウンロード先を紹介します。

OS名特徴ダウンロードサイト
Ubuntu初心者向け、使いやすい公式サイト
Linux MintWindowsに似た操作感公式サイト
MX Linux軽量で古いPC向け公式サイト
Debian安定性が高く、サーバー用途にも公式サイト
Fedora最新技術を取り入れたOS公式サイト
Arch Linux上級者向け、カスタマイズ自由公式サイト

Chrome OS Flex: Googleが提供する軽量OSで、古いPCにインストールして延命させることができます。  

セキュリティ対策の強化

サポート終了後もWindows 10を使用する場合、以下のセキュリティ対策を強化することが重要です。

ウイルス対策ソフトの導入: 信頼性の高いウイルス対策ソフトを最新の状態に保ちましょう。

ファイアウォールの設定: 不正アクセスを防ぐため、ファイアウォールを適切に設定します。

定期的なバックアップ: 重要なデータは外部ストレージやクラウドに定期的にバックアップを取ることで、万が一の際のデータ損失を防げます。

Windows10のサポート終了後のPC延命・まとめ

Windows 10のサポート終了後も安全に利用するためには、上記の対策を検討・実施することが重要です。

・ESUの利用や仮想デスクトップサービスの活用

・他のOSへの移行

など、自身の利用状況やニーズに合わせて最適な方法を選択してください。

最新の情報を基に、適切な対策を講じて、安全なPCライフを続けていきましょう。

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