
Windows 11の更新後、会社のVPNが「接続中」のまま進まない――。そのような症状について、Microsoftは2026年10月20日、10月の更新プログラムで修正済みとしていた案内を訂正しました。
この問題は、2026年9月のWindows更新後に確認されたものです。Windows 11 24H2・25H2・26H2に加え、26H1でも案内されています。接続方式を自動選択する設定や、接続に失敗した際に別の方式へ切り替える設定が影響する場合があります。
【参考情報】Microsoft:Windows 11 26H1の2026年10月更新プログラム(KB5127646)
Microsoftが「修正済み」の案内を訂正
Microsoftは当初、2026年10月13日の更新プログラムでAlways On VPNの接続問題を修正したと案内していました。
しかし10月20日、Microsoftはこの情報が誤って「解決済み」と表示されていたとして、問題の状態を「緩和済み」に戻しました。恒久的な修正は、今後数週間のうちに公開される更新プログラムに含める予定です。
そのため、10月の更新プログラムを適用していても、該当する環境ではVPNの接続問題が続く可能性があります。
どのような症状が起きる?
Microsoftの説明によると、最初の接続に失敗したあと、別の接続方式へ自動で切り替える設定になっている場合などに、次のような症状が起きることがあります。
- VPNが「接続中」のまま先に進まない
- 接続を何度も試みるが、つながらない
- 再接続時に「指定されたポートは既に使用されています」と表示される
この問題は、2026年9月のWindows更新後に確認されたものです。Windows 11 24H2、25H2、26H2などの環境で、接続方式を自動選択する設定や、接続に失敗した際に別の方式へ切り替える設定が影響する場合があります。
自宅で使うVPNアプリの不具合ではない
Always On VPNは、会社のネットワークへ接続するために組織が設定・管理するVPN機能です。自分で契約したVPNサービスや、VPNアプリを個人で使っている場合とは別の仕組みです。
会社のパソコンでVPNにつながらない場合も、すべてが今回の問題とは限りません。VPNの種類や設定は会社ごとに異なるため、まずは勤務先の情報システム担当者や管理者に確認してください。
接続できないときの対応
Microsoftが案内している回避策は、管理者がAlways On VPNの接続方式を「自動選択」から、SSTPまたはIKEv2のどちらか1つに変更する方法です。ただし、どちらを選ぶかは会社のネットワーク環境やセキュリティ設定によって異なります。
利用者が自分でVPNの設定を変更せず、次の情報を添えて会社の管理者へ相談しましょう。
- Windows 11のバージョン
- VPNが「接続中」のままになるか
- 「指定されたポートは既に使用されています」などのエラーが表示されるか
- 直近で適用したWindows更新プログラム
なお、Windowsの更新プログラムを削除したり、VPNの接続方式を自分で変更したりする前に、必ず会社の管理者へ確認してください。Microsoftは恒久的な修正を今後の更新で提供する予定としています。
まとめ
Always On VPNの接続問題について、Microsoftは10月の更新で修正済みとしていた案内を訂正しました。該当する会社のパソコンでは、更新後もVPNにつながらない症状が続く可能性があります。
これは一般向けVPNアプリ全般の問題ではありません。会社のVPNが接続できない場合は、表示されるエラーやWindowsのバージョンを確認し、勤務先の管理者へ相談してください。
