
Windows 11は便利になった一方で、アップデート後に「急に重くなった」「検索が反応しない」「画面がちらつく」「ネットワーク共有ができない」といったトラブルに遭遇することがあります。
特に、大型アップデート(例:24H2 など)の直後は、内部の最適化やドライバー更新が一気に走るため、普段は安定していたPCでも不具合が表面化しやすいタイミングです。
この記事では、Windows 11で起きやすいトラブルを 4つの症状に分けて、自宅でできる「安全な直し方」を順番に解説します。
できるだけ データを壊さず、元に戻せる手順を優先しているので、初心者の方も安心して進めてください。
作業前にやっておくと安心な“共通準備”(1分でOK)
不具合対応は、念のため「戻せる状態」を作ってから行うのが安全です。
- 重要ファイルを退避(デスクトップ/ドキュメント/作業中のフォルダだけでOK)
- 復元ポイントを作る
- スタートで「復元ポイントの作成」を検索
- 「作成」→ 例:「不具合対応 前」などの名前で保存
これだけで、もし設定変更が合わなくても戻しやすくなります。
1. Windows 11が急に重い・動作が遅い(アップデート後に多い)
よくある症状
- 起動やアプリの立ち上げに時間がかかる
- 入力やマウス操作がもたつく
- CPU/メモリが高くないのに体感が遅い
起きやすい原因
アップデート後は次のような“裏作業”が重なりやすいです。
- 検索インデックスの再作成
- Defenderのスキャン
- OneDriveなどの同期
- ドライバーの再構成
とくに HDD搭載PC や 空き容量が少ないPC は、体感が一気に落ちやすくなります。
直し方(安全な順)
① まずは再起動(意外と効きます)
アップデート直後はバックグラウンド作業が詰まっていることがあるため、再起動で改善するケースがあります。
② スタートアップを減らす(効果が大きい)
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャー- 「スタートアップ」タブ
- 不要なものを「無効化」
※判断が難しいもの(セキュリティ系・ドライバ系)は無効化しないでOK。
③ 一時ファイルを削除する(空き容量を確保)
「設定」→「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」
削除してよい代表例:一時ファイル、配信の最適化、サムネイル 等
※「ダウンロード」は必要なものがあれば残してください。
④ Windows Updateを“もう一度”確認
大型アップデート直後は、追加修正(累積更新)が配信されて改善することがあります。
「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」
ちょい裏ワザ(やりすぎ注意)
電源モードを「最適なパフォーマンス」寄りにする
「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「電源モード」
※ノートPCはバッテリー消費が増えるので、様子を見て戻してOK。
2. 検索バーが反応しない(入力できない・固まる)
よくある症状
- タスクバー検索に入力できない
- スタートメニュー検索が固まる
- 検索結果が出ない/極端に遅い
起きやすい原因
- 検索インデックスの不整合(再構築中・破損)
- Windows Search サービスの不調
- 大型アップデート後の再構成が終わっていない
直し方(安全な順)
① 検索サービスを再起動
Windowsキー + R→services.msc- 一覧から「Windows Search」
- 右クリック →「再起動」
② 検索のトラブルシューティング
「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング」
→ 検索関連があれば実行(表示名は環境で少し違います)
③ インデックスを再構築(効くが時間がかかる)
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows 検索」
- 「詳細インデックス設定」
- 「詳細設定」→「再構築」
※再構築中はPCが重くなりやすいので、作業のない時間帯が安心です。
3. 画面がちらつく/真っ暗になる/外部モニターに映らない
よくある症状
- 起動後に点滅する、ブラックアウトする
- 外部モニターが映らない
- 表示が乱れる、解像度が勝手に変わる
起きやすい原因
- ディスプレイドライバーの相性(アップデート後に出やすい)
- 外部モニター側の入力切替/ケーブル不良
- リフレッシュレートの不一致
直し方(切り分け→対処)
① まずケーブル・入力を確認(最短で直る)
- HDMI/DisplayPortを抜き差し
- モニターの入力ソース(HDMI1/HDMI2等)を確認
- 別のケーブルがあれば交換で切り分け
② 画面が映るなら、ドライバー更新
「デバイスマネージャー」→「ディスプレイ アダプター」
→ 右クリック「ドライバーの更新」
③ 画面が不安定なら、メーカー公式ドライバーも検討
Windows標準のドライバーより、NVIDIA/AMD/Intel公式の方が安定する場合があります。
※ただし“ベータ版”は避け、安定版を選ぶのが安心です。
④ セーフモードで映るか確認(相性問題の判断材料)
セーフモードで安定するなら、ドライバーや常駐アプリの影響が濃厚です。
4. ネットワークに繋がらない/共有できない(プリンター・共有フォルダが見えない)
よくある症状
- 他のPCやプリンターが見えない
- 共有フォルダが開けない
- “ネットワーク探索”が効かない
起きやすい原因
- ネットワークプロファイルが「パブリック」になっている
- 共有設定(ネットワーク探索/ファイル共有)がオフ
- アップデート後の設定リセット
直し方(安全な順)
① ネットワークを「プライベート」にする
「設定」→「ネットワークとインターネット」→(Wi-FiまたはEthernet)→「プロパティ」
→ ネットワークプロファイル:プライベート
② 共有設定を見直す
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」
→「共有の詳細設定」
- ネットワーク探索:オン
- ファイルとプリンターの共有:オン
③ 共有が古い仕組みに依存している場合
古いNASや古い複合機の一部は、設定・環境によって追加対応が必要なことがあります。
ただし セキュリティ上の理由で安易な有効化はおすすめできない項目もあるため、ここは個別記事で安全な判断基準を入れて解説するのがベストです(必要なら、この章を丸ごと拡張します)。
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それでも直らないときの“最終手段”(データを守る順)
① 直近の更新プログラムをアンインストール
「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムをアンインストール」
※原因がアップデート由来なら改善することがあります。
② システムの修復(SFC/DISM)
管理者のコマンドプロンプトで次を順番に実行SFC /scannowDISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
※実行後は再起動。
③ 復元ポイントへ戻す
「復元ポイントの作成」→「システムの復元」
“設定変更が原因”のときに特に効きます。
予防策(トラブルを繰り返さないために)
- アップデート直後は、重要作業の前に一度“動作確認の日”を作る
- ドライバーは必要なときだけ更新し、むやみに入れ替えない
- ストレージ空き容量を一定以上確保する(最低でも余裕を持つ)
- 定期的にバックアップ(クラウド+外付けのどちらかでOK)
まとめ
Windows 11では、アップデート後に一時的な不具合が起きることがあります。
ただし多くは、「裏作業が終わるまで待つ」「設定を戻す」「ドライバーの相性を整える」で改善できます。
- 重い:スタートアップ整理+一時ファイル削除+追加更新
- 検索:検索サービス再起動+インデックス再構築
- 画面:ケーブル切り分け→ドライバー調整
- ネット:プライベート設定+共有設定の再有効化
焦って複雑な操作をするより、安全な順で一つずつ試すのが最短ルートです。
もし改善しない場合は、復元ポイントや更新のアンインストールなど「戻せる手段」を使って、安全に切り分けていきましょう。
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