【2025年最新版】Windows Updateで不具合?キャッシュをクリアして改善!削除してもOKなファイルとは?

仕事で早くPCを使いたいのに、Windows Updateが原因でなんだか調子が悪い…なんて経験はありませんか?普段は意識しないWindows Updateのキャッシュですが、実はトラブルの原因になることもあるんです。

特に、更新プログラムが正常にインストールされなかった場合、古いキャッシュが邪魔をして、何度もエラーが発生してしまうことがあります。

そんな時、「Windows Updateのキャッシュをクリアする」という解決策があるのですが、どのファイルを削除して良いのか迷いますよね。

Windows updateをイメージしたAIイラスト

そこで今回は、Windows Updateのキャッシュフォルダの中身について、

  • どれを削除しても大丈夫なのか
  • 絶対に削除してはいけないものは何か

を分かりやすく解説します。安心してPCのメンテナンスができるよう、具体的な手順も丁寧に説明しますので、ぜひ最後までお読みください!

Windows Updateのキャッシュ削除手順

まずは、Windows Updateのキャッシュ(フォルダの中身)を安全に削除する手順を確認しましょう。

ステップ1:Windows Updateサービスを停止する

  1. 「サービス」アプリを開きます。
    Windowsキー + R を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
  2. サービスの一覧から「Windows Update」を探し、右クリックして「停止」を選択します。

ステップ2:キャッシュフォルダの中身を削除する

  1. エクスプローラーを開き、以下のフォルダに移動します。
    C:\Windows\SoftwareDistribution
  2. このフォルダ内にある【Download】フォルダと【DataStore】フォルダの中にあるファイルやフォルダをすべて削除します。

(SoftwareDistributionフォルダ自体は削除しないでください。)

ステップ3:Windows Updateサービスを再開する

  1. 再度「サービス」アプリ(services.msc)を開きます。
  2. サービスの一覧から「Windows Update」を探し、右クリックして「開始」を選択します。

ステップ4:PCを再起動する

最後にPCを再起動して、変更を適用させます。

削除しても安全なフォルダとファイルの詳細

上記の手順で削除する【Download】フォルダと【DataStore】フォルダには、それぞれ以下の情報が格納されています。

1. Downloadフォルダの中身

このフォルダには、Windows Updateでダウンロードされた一時ファイルが保存されています。これらのファイルは、更新プログラムのインストールが完了すれば不要になるため、削除しても問題ありません。再度必要な場合は、Windows Updateが自動的に再ダウンロードを行います。

(Downloadフォルダ自体は削除しないでください)

2. DataStoreフォルダの中身

DataStoreフォルダには、Windows Updateの履歴や一時的なデータベースファイルが保存されています。これらのファイルを削除すると、更新履歴はリセットされますが、インストール済みの更新プログラムに影響はありません。もし更新履歴が不要であれば、削除しても安全です。

絶対に削除してはいけないフォルダ

以下のフォルダは絶対に削除しないでください。これらのフォルダを削除すると、Windows Updateが正常に機能しなくなる可能性があります。

  • SoftwareDistributionフォルダ全体
  • EventCacheフォルダ
  • その他、DownloadフォルダとDataStoreフォルダ以外のフォルダやファイル

SoftwareDistributionフォルダは、Windows Updateの動作に必要なすべてのファイルやデータが保存されている、まさに心臓部です。EventCacheフォルダも、Windows Updateの内部処理に必要な情報が記録されています。

さらに効果的なトラブルシューティング

もし、キャッシュのクリアを試してもWindows Updateの問題が解決しない場合は、以下のコマンドを実行することも有効です。

  1. システムファイルチェッカー (SFC) を実行する
    – 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、sfc /scannow と入力してEnterキーを押します。これにより、Windowsのシステムファイルの破損を検出し、修復を試みます。
  2. DISM (展開イメージのサービスと管理) コマンドを実行する
    – 同じく管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを順番に実行します。
    DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
    DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
    DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
    これにより、Windowsイメージの修復を試みます。

これらのコマンドは、より深いレベルでシステムの問題を診断し、修復を試みるため、キャッシュのクリアと合わせて実行することで、より効果的なトラブルシューティングが期待できます。

注意点とお願い

今回の手順は、比較的安全に行えるものですが、システムの重要なフォルダを操作するため、慎重に進めてください。もし操作に不安がある場合は、無理に行わず、専門のサポートを受けることをお勧めします。

また、キャッシュを削除した後、Windows Updateが再び動作するまでには、しばらく時間がかかることがあります。PCの動作が遅く感じられるかもしれませんが、しばらく様子を見てください。

最後に

PCの内部を触ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、基本的なメンテナンスを自分で行えるようになると、PCをより快適に、そして長く使うことができるようになります。

もちろん、大切なデータを守るためには、定期的なバックアップを忘れずに行うようにしてくださいね。

この記事が、皆さんのPCライフをより快適にする一助となれば幸いです。もし、この記事を読んで「自分でもできそう!」と思ったら、ぜひチャレンジしてみてください!