
- どれを削除しても大丈夫なのか
- 絶対に削除してはいけないものは何か
目次
Windows Updateのキャッシュ削除手順
まずは、Windows Updateのキャッシュ(フォルダの中身)を安全に削除する手順を確認しましょう。ステップ1:Windows Updateサービスを停止する- 「サービス」アプリを開きます。–
Windowsキー + R
を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。 - サービスの一覧から「Windows Update」を探し、右クリックして「停止」を選択します。
- エクスプローラーを開き、以下のフォルダに移動します。–
C:\Windows\SoftwareDistribution
- このフォルダ内にある【Download】フォルダと【DataStore】フォルダの中にあるファイルやフォルダをすべて削除します。
- 再度「サービス」アプリ(services.msc)を開きます。
- サービスの一覧から「Windows Update」を探し、右クリックして「開始」を選択します。
削除しても安全なフォルダとファイルの詳細
上記の手順で削除する【Download】フォルダと【DataStore】フォルダには、それぞれ以下の情報が格納されています。1. Downloadフォルダの中身
このフォルダには、Windows Updateでダウンロードされた一時ファイルが保存されています。これらのファイルは、更新プログラムのインストールが完了すれば不要になるため、削除しても問題ありません。再度必要な場合は、Windows Updateが自動的に再ダウンロードを行います。(Downloadフォルダ自体は削除しないでください)
2. DataStoreフォルダの中身
DataStoreフォルダには、Windows Updateの履歴や一時的なデータベースファイルが保存されています。これらのファイルを削除すると、更新履歴はリセットされますが、インストール済みの更新プログラムに影響はありません。もし更新履歴が不要であれば、削除しても安全です。絶対に削除してはいけないフォルダ
以下のフォルダは絶対に削除しないでください。これらのフォルダを削除すると、Windows Updateが正常に機能しなくなる可能性があります。- SoftwareDistributionフォルダ全体
- EventCacheフォルダ
- その他、DownloadフォルダとDataStoreフォルダ以外のフォルダやファイル
さらに効果的なトラブルシューティング
もし、キャッシュのクリアを試してもWindows Updateの問題が解決しない場合は、以下のコマンドを実行することも有効です。- システムファイルチェッカー (SFC) を実行する– 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、
sfc /scannow
と入力してEnterキーを押します。これにより、Windowsのシステムファイルの破損を検出し、修復を試みます。 - DISM (展開イメージのサービスと管理) コマンドを実行する– 同じく管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを順番に実行します。–
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
–DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
–DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
これにより、Windowsイメージの修復を試みます。