【メンタル】身近な人の心が、突然壊れてしまった話

メンタル心理カウンセラーもしている管理人です。今日は、友人の話をさせてもらおうと思います。(身バレしない程度に書くならOKと許可を得て書いています)実は昨日、2年程連絡を取り合っていない友人から『病院に行ったら鬱病と診断された』『自分はどうしたらいい?』と連絡が来ました。友人は、何かと情緒不安定でしたから、私も以前からとても心配していました。友人は混乱しているのか「鬱病って何?」「頑張れは禁句って言われた」と立て続けに様々な質問をしてくるのでした。

病院に行くきっかけ

友人はもともと、落ち込み出すととことん落ちて、非常にクヨクヨするタイプの女性でした。そして30歳を超えた頃から夜寝つきが悪くなり始め、とうとう眠れなくなり、眠剤をもらう為に病院(内科)に行ったようです。しかしその病院では「お薬が欲しかっただけなのに、心療内科を紹介された」との事で、ひどく怒っていました。結果、医師に紹介された心療内科には行かず「心療内科に行っても不眠が治る気がしないから」と、自己判断し、家族の勧めにも耳をかさない状態で、生活を続けていたようです。

とうとう仕事にも支障が出始め

しかし、睡眠不足が原因で、次第に日中の仕事に支障をきたし始めた友人は、とうとう心療内科に行ったようです。そして診断結果は「鬱病です」と、診断され、出来るだけ早めに仕事を休職して下さいと言われたとのこと。

頑張るという言葉

「頑張る」という言葉は『励ましの意味』も込めて、小学校や幼稚園の運動会などでよく使われてきました。(今は、そういう事を言わない所もあるそうですが・・)それが、突然心の病になると「頑張れ」と言う言葉は禁句になってしまいます。

プレッシャー

そもそも、心を患ってしまう人の多くは共通点があって・真面目で・お人好しで・優しくて・自分のことは後回し・人の目を気にしがちという人が多い印象を持っています。ですから、「頑張れ」という言葉は余計に負担やプレッシャーになるのかもしれません。

メンタルに左右される「頑張れ」

自分で自分を奮い立たせるために言う「頑張る」と他人から言われる「頑張って」は、感じ方や受け取り方が違う事もプレッシャーになる原因かもしれません。他人から言われる「頑張って!」と言う言葉は、心が傷ついた人にとって、とても軽々しく、挨拶の様な、無責任にも聞こえてしまい受け流せないのかもしれません。(もちろん、言葉を受け取る側のメンタルの部分が大きいです。)

「頑張れ」を受け流せない状態

ある意味、「頑張れ」を受け流せない状態というのが心のバロメーターのひとつになってる様にも感じています。頑張れに対して「はーい」と受け流せるかどうか。・頑張れと言われると腹が立つ・頑張れと言われると焦ってしまう

と言う場合は、心は疲労気味で、余裕が無い状態なのかもしれません。

では、そういう時に何と言えばいいのかこれが難しいのです。「相手にもよります。」普通に対応してくれる事を好む人もいれば特別扱いしてくれる事を望む人もいます。心って複雑で、デリケートで、難しいものです。心の病気を抱えた人は、「治ったり、戻ったり」を幾度となく繰り返す人が多くいるのも現実です。ですから「心の病気を自然治癒で治す」のは沢山の人を巻きこんでしまう事も多いのです。それは、本人だけでなく、身内や友人達までも巻き込んでしまうと言う事です。言葉一つとってもデリケートなものです。身近な人だけで癒す事は、お互いが疲弊し、関係も悪化してしまう事もありえます。

出来るだけ病院に行ってもらう。

友人の様に「心療内科には行きたくない」と言う人は多いです。(最近は希望に沿って、お薬を処方せず話を聞いてくれて考え方を教えてくれる心療内科もあります)専門の医師やカウンセラーさんに、とにかく話を聞いてもらう事が治癒への近道です。心の病で治療中の人の多くが、あまり人に対して気を遣えなくなっています。優しかった人、思いやりのあった人ほど、身近なお世話をしてくれる人を言葉で傷つけたりします。しかし、お世話している方は「病気だから仕方ない」と、言いたい事があっても言えない状況になります。まずは本人に「心の病」を理解してもらう必要があります。(なかなか難しいです)友人も、おそらくまだ理解できず、しばらくは悶々とした日々を過ごすでしょう。そんな友人を、私も出来る限りサポートしていこうと思っています。また、経過は報告していく予定です。リアルタイムで悩んでいる方の、参考になればと考えています。よろしくお付き合い下さい。