子供の心を病気にしてしまう親の叱り方<運が良くなる心の保ち方>

メンタル心理カウンセラーのきみよやです。

今日は、ついついやってしまう『ダメな子供の叱り方』について、語っていこうと思います。

親だって人間です。

働きながら、家事をして、子育てをする。

こうした生活の中で、強いストレスを生み出す場合があります。

それもそのはず。女性の出産は早い人で20歳前後には子育てを始めています。20歳といえば、ほんの数年前まで、自分が子供として生活していたのですから、当然です。

若いお母さんは体力はありますが、精神的には子供だった心から、子供を育てないといけない!という親の気持ちへと心が大きく動く大変な時期と重なってしまいます。女性ホルモンも関係して気持ちが不安定になってしまう人も多く、産後うつは現代社会において大きな問題になっています。

 
男性は若くお父さんになったとしても、ホルモンバランスが崩れる訳でもなく、生活にもそれほど変化がないので、奥さんの辛さに気付く事も鈍感になっているかもしれません。

おまけに、奥さんがお母さんになっていく姿についていけず、浮気し始める男性も世の中には多くいて、母親である女性のストレスは半端無いのです。

お母さんの心が安定していない状態で子育てをすると、ついつい言葉が荒くなったり、感情のまま怒ってしまう事もあります。

『頼れる人がいない』

それも大きな理由でしょう。今のコロナ禍だと尚更です。そしてお母さんの方が『子供を怒りすぎたかな?』と悩んでいるかもしれません。しかし

怒ることが悪いのでは無いのです。

悪いことをしたら怒るというのは、正しいのです。

 
だたその怒り方に少しだけ注意して欲しいことがあります。

『本当にダメな子』

つい言ってしまいがちなこの言葉ですが、絶対に言ってはいけません。本人の人格を否定する言い方を幼い頃からしていると、子供の脳の中で『自分はダメな子』という概念ができてしまうのです。

⇨その概念は、自分を肯定出来なくなり『ダメな子なんて最悪』
⇨『努力しないともっとダメになる』
⇨どんなに努力しても自分はダメな子と言う概念の呪縛から解かれる事が出来ない
⇨何をするにしても自信が持てない・何も出来ない

と言う考えに辿り着きます。そして最悪の場合、心の病気になったり、学校や会社にも行けなくなってしまう人も多くいます。カウンセリングで『強く自己否定してしまう人』の多くが、幼少時に親から言われた言葉が原因になっています。

『悪い事・間違った事・危ない事をした時は怒って正解です』

怒らないまま育つのも良くないのです。この線引きはとても難しいですが重要なポイントです。

思い出してみてください。自分が幼い頃。学生時代。親に言われて嫌な言葉はありませんでしたか?

私はあります。私の母親は、私の顔を見るたび『勉強しろ』『○○ちゃんより点数悪いだろ』『あそこの子は賢いのに、あんたは・・』と言われ続けていました。大好きだった部活も続けられず、いつもどこかの誰かと比べられ、褒めてもらったことは、ほとんどありません。
結果、私は極度の自己否定をする人間になってしまいました。

誰に言われる訳でも無いのに、私はダメな人間だと自分で自分にレッテルを貼ったのです。今思うと、全く無意味で間違った考えだとわかります。

しかし、その無意味な呪縛から逃れるまで、沢山の時間を費やしました。自分が経験者だからこそ、辛い思いを子供たちにして欲しくありません。

 

これからでもいいので、本人の人格を否定する叱り方はやめてください。それだけで大丈夫です。自分が産み育てた大切な子供を、親のせいで心の闇を抱える事が無いようにして欲しいと思います。

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