【保存版】身近な人が認知症になったら〜その①〜判断方法

メンタル心理カウンセラーの管理人です。


最近、相談で多くなってきたのが、親が認知症になってしまった事に関連する事案です。

「親が自分の事を忘れてしまった」

認知症は大事な家族の事さえ忘れてしまいます・・。

親とは永遠に自分を忘れる事は無いという思い込み

「親が自分の事を忘れるわけがない」

という気持ちが根底にあるので、認知症になってしまった親に自分を認識されなかった時に感じる『戸惑い』や『後悔』『悔しさ』『悲しさ』は、計り知れません。

しかし認知症が悪化してくると、子供や配偶者の事も忘れてしまい、ひどい場合には暴力を振るわれる事もあります。

突然起こる、親の変化

若い世代は、自分の生活や子育てに必死で「親」の心配は後回しになってしまいます。生活が落ち着いた時、自分の親をみて見ると、取り返しのつかない所まで悪化した親の状態を目にしてしまう事も多々あるようです。

誰に頼ればいい?何もわからない場合

親の身体的状態は良好で、ただ「自分の事がわからない」場合など

どこの病院へ連れて行けばいいのだろう・・

と、悩むはずです。とても親身になってくれる「かかりつけ医」があるなら、そこで診ていただくのも良いかと思います。しかし、そんなかかりつけ医がない場合には

各市町村の「地域包括センター」に電話してみましょう

地域包括センターでは、状態に応じて介護度などの診断や、相談にも応じてくださいます。

 
問題は、地域包括センターも忙しすぎて「即日の対応」が難しい場合が多くあります。担当や専門の方が予約などで埋まっている場合、数日先まで待たなくてはいけなくなります。

・その日しか仕事が休めない

・いますぐどうにかしたい!

と思われる方にとっては、不満の残る対応しかしていただけない場合もあります。

問題は、相談員と家族との温度差

相談員さんは、資格も経験もある方なので、たくさんのケースもご存じです。しかし、家族にとっては全てが初めての経験です。少しでも良くしてあげたい!と思う気持ちがあるからこそ、相談員さんとの考え方の差が大きくなり、家族側が不満に思ってしまう場合が多々あります。

認知症かな?と思ったら、まず専門医を探してみましょう

・物忘れが激しい

・動作が鈍くなってきた

・ぼーっとしている事が多い

など、高齢と共に衰えている以上に、気になる事が増えてきたら

脳神経内科

脳神経外科

老人医療センター

などに、まず受診してみて下さい。

(大きな総合病院だと紹介状が必要になる可能性もあるので、電話で問い合わせしてみて下さい)

「精神科」を勧められる場合もありますが、認知症以外の病気の可能性もある為、上記の病院が良いと思います。

なんと言って受診すればいいの?

明確な症状(熱、咳など身体的症状)が無いのが、初期の認知症です。特に「最初の10分は正常に話せる」などの方も多く、そうなってくると

「いざ病院に行ったけれど、正常に振る舞ってしまう可能性がある」

場合など、なかなか病院に行きづらい心理も理解できます。そういう場合でも問診票にしっかり書けるように、普段の生活の中で「おかしい」と感じた事を、簡単な箇条書きにして持っておくと良いでしょう。

まずは病院に受診を。専門医の意見と対策を聞こう

ひとり考えていても答えは出ません。ネットで検索しても、本人にとって正解かどうかはわかりません。まずは病院に行って、診察を受けてみましょう。

そして、その答えに疑問を持ったのなら、違う病院でも診察を受けてみる事をお勧めします。

きっと当の本人は

「そんなんじゃ無い」

と反発するでしょう。しかし、1番身近に接してきた人の目が、正しいはずなのです。違うなら、それで良し。「元気で長生きしてね」で済む話です。しかし、本当に脳の病気で、進行していく病気だった場合、少しでも早くの診察や治療が必要です。後々、後悔しない為にも、自分の勘を信じて行動してみても良いと思っています。

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