そんなに暗くない夕方、友人宅に行き玄関に入ると、すぐそこにおばあさんがいました。
正確に言うと、私にしか見えていないおばあさんが立っていました。
私は友人に
「ちょっと一人でベラベラ喋るけど気にしないで」
と言って、おばあさんに話しかけてみました。
私は言葉に出しますが、おばあさんの声はおそらく友人には聞こえないでしょう。
「おばあさん、だれですか？」
「どうしてここにいるの？」
そんな会話をくり返し、わかった事は
・この人は友人の母方のおばあさん
・友人の両親の帰宅が遅い事が多くて心配
・夜、孫たちを見に来ていた
・部屋の隅にいたのは自分だ。
・孫に怖がられているのが悲しい。
と言う感じの事をおっしゃっていました。
それらを友人と妹に説明すると、二人は真剣に考え込んでんでしまいました。
