【解決法】Realtek Audio Consoleが「RPCサービスに接続できません」と表示される原因と対処法

― デバイスマネージャーにRealtekオーディオが見当たらない場合 ―

はじめに

最近、「Realtek Audio Consoleを起動すると『RPCサービスに接続できません』と表示される」「デバイスマネージャーにRealtekオーディオデバイスがない」というトラブルが増えています。

音が出ない・設定が開けないなど、日常の使用に大きな影響が出るため、今回はこの問題の原因と対処法を丁寧にご紹介します。

よくある原因

■ RPCサービスとは?

RPCサービスイメージイラスト

RPC(Remote Procedure Call)サービスは、Windows内で複数のサービスやアプリが通信するための基盤です。これが停止すると、Realtek Audio Consoleを含む多くのアプリが正常に動作できなくなります。

主な原因一覧

Realtek Audio Consoleで「RPCサービスに接続できません」というエラーが出る場合、原因はアプリ側だけでなく、Windows全体の設定やサービスの状態に関係していることがあります。まずは、考えられる代表的な原因を整理しておきましょう。

原因説明
RPCサービスが停止している音声デバイスとの通信ができず、Realtek Audio Consoleが機能しません。
Realtekドライバーが削除/破損Windows更新や手動操作により、ドライバーが無効または削除されていることがあります。
サウンドデバイスが非表示または無効デバイスマネージャーで非表示設定になっていることがあります。
Windows Updateの不具合一部のアップデートにより、Realtekドライバーが誤って削除されることがあります。

上記のように、RPCサービスが正しく動作していなかったり、ドライバーが破損・削除されていたりすると、Realtek Audio Consoleが起動できなくなるケースがあります。次のセクションでは、それぞれの原因に対して実際に試せる対処法をわかりやすくご紹介していきます。

対処法・順を追って確認しましょう

ステップ1:RPCサービスが実行中か確認する

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
  2. services.msc と入力し「OK」
  3. 「Remote Procedure Call (RPC)」が「実行中」かつ「自動」になっているか確認
  4. 停止している場合は、右クリック→「開始」

「RPCエンドポイントマッパー」「DCOM Server Process Launcher」も「自動」で実行されている必要があります。

ステップ2:Realtek Audioドライバーを再インストールする

①デバイスマネージャー を開く(スタートメニューから検索)

②「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」にRealtekデバイスがなければ、上部メニューの「表示」→「非表示のデバイスの表示」を有効にして確認
③Realtekデバイスが見つかったら右クリックして「デバイスのアンインストール」→チェックを入れて削除

④再起動後、下記リンクまたはメーカー公式サイトから最新版ドライバーを入れ直す

おすすめドライバー入手先

Realtek公式サイト(High Definition Audio Codecs)

ステップ3:Realtek Audio Consoleアプリのリセット

①設定 → アプリ → インストール済みアプリ

②「Realtek Audio Console」を検索

③「詳細オプション」→「リセット」を実行

これで一部の構成ファイル破損が修正されることがあります。

ステップ4:BIOSでオンボードオーディオが有効になっているか確認

※やや上級者向け

  • 再起動時に F2 や Delete でBIOS画面を開く
  • 「Integrated Peripherals」や「Advanced」項目内で「Onboard Audio」などがEnabledになっているか確認
  • 無効(Disabled)になっている場合は有効にして保存し、再起動

よくある質問(Q&A)

Realtek Audio Consoleに関するエラーは初めて経験する人も多く、ネット上でも同じような疑問や不安の声が多数寄せられています。ここでは、特によく見られる質問とその答えをまとめました。自分のケースに当てはまる内容があるか、ぜひチェックしてみてください。


Q1:Realtek Audio ConsoleがMicrosoft Storeから再インストールできません

A:Realtekオーディオドライバーが正常にインストールされていないと、アプリ単体では機能しません。まずはドライバーの確認を行いましょう。


Q2:Realtekの代わりに「High Definition Audio」が表示されています

A:これはWindows汎用ドライバーです。Realtek専用ドライバーが正しくインストールされていない場合に自動的に使われます。音質や機能が制限されるため、Realtekの最新版を改めてインストールしましょう。


Q3:ドライバーをインストールしても表示されません

A:一度「デバイスのアンインストール」→「再起動」してから再インストールすることで、反映されやすくなります。

まとめ

Realtek Audio Consoleが「RPCサービスに接続できません」と表示される問題は、単なるアプリの不具合ではなく、システム側のサービス・ドライバー構成・Windows更新など複合的な要因で発生します。

まずは「RPCサービスの確認」からスタートし、ドライバーの状態やBIOS設定まで順番に確認していけば、解決できる可能性は高いです。ぜひ試してみてください!

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