【解決法】Realtek Audio Consoleが「RPCサービスに接続できません」と表示される原因と対処法

RPCサービスイメージイラスト

はじめに|「RPCエラー」とは?

Windowsで突然音が出なくなり、「オーディオサービスが開始されていない」などのメッセージとともにRPCエラー(Remote Procedure Call)が表示されることがあります。

このエラーは、オーディオサービスが正常に動作していないか、通信に必要なプロセスが機能していないことが原因で発生します。

よくある原因

原因説明
オーディオサービスの停止Windows AudioサービスやRPC関連のサービスが停止している
Realtekドライバの破損アップデートや競合によりオーディオドライバが正しく動作していない
Windowsの更新不具合累積的アップデート後に一部構成ファイルが破損している
オーディオ設定の異常既定のデバイス設定やサービス依存関係に問題がある

2025年に入ってからは、特にWindows 11 バージョン24H2アップデート後にRealtek Audioの自動更新による不具合も報告されています。更新前のバックアップや手動管理が重要です。

対処法1:Windows Audioサービスを手動で再起動

① Windowsキー + R を押して「services.msc」と入力しEnterをクリックします。

サービス一覧から以下の項目を確認します。
・Remote Procedure Call (RPC)

・Windows Audio

・Windows Audio Endpoint Builder

② 各サービスを右クリック → [再起動] または [開始] を選択してください。

これでも解決しない場合は、次の手順に進みましょう。

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対処法2:Realtekオーディオドライバを再インストール

  1. スタートを右クリック → [デバイスマネージャー] を開く
  2. [サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー] を展開
  3. 「Realtek Audio」を右クリック → [デバイスのアンインストール]
  4. PCを再起動すると自動で再インストールされる

もし再インストールされない場合は、Realtek公式サイトから最新版を手動でダウンロードしてください。

対処法3:ドライバの「巻き戻し」で旧バージョンへ戻す

  1. デバイスマネージャーでRealtek Audioを右クリック
  2. [プロパティ] → [ドライバー] タブ → [ドライバーを元に戻す]
  3. 指示に従って以前のバージョンに戻す

最新版が原因でエラーが発生している場合、この方法で解決することがあります。

対処法4:Windowsの更新が原因なら「修復インストール」も

更新による構成エラーが疑われる場合は、以下のいずれかを試します。

  • SFCコマンド
    sfc /scannow を管理者として実行したコマンドプロンプトに入力
  • DISMコマンド
    DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

それでも改善しない場合は、インストールメディアによる上書き修復も検討してください。

どうしても無理なときの裏技的な解決策

ここからは、一般的な対処法ではあまり触れられていない「裏技的な解決法」「意外な盲点」などをご紹介します。

自動更新をブロックする

Realtekドライバが再び自動更新されて問題が再発する場合は、以下のツールでブロック可能です。

▶ wushowhide.diagcab(非公開だが直リンクでDL可)

このツールを使えば、指定のドライバ更新を非表示にできます。

サウンド設定の「エンハンスメント」を無効にする

Realtekでは、サウンドの強化機能(エンハンスメント)によって逆に音が出なくなることがあります。

【手順】

  1. [サウンド設定] → [再生] → 使用中のスピーカーを右クリック → [プロパティ]
  2. [拡張](または [Enhancements])タブを選択
  3. 「すべてのサウンド効果を無効にする」にチェックを入れて[OK]

一部の環境ではこれで音が復活することもあります。

BIOSでのオンボードオーディオ再有効化(ハードウェア由来の不具合)

WindowsではなくBIOS側でオンボードオーディオが無効になっているケースもあります。

【対応方法】

  • 再起動時にF2やDelキーなどでBIOS/UEFI画面を開く
  • 「Advanced」→「Integrated Peripherals」などの項目で「HD Audio」や「Azalia Audio」を「Enabled」に変更し、再起動してください。

別ユーザープロファイルでの確認

ユーザープロファイルの破損により、特定のアカウントでのみ音が出ない場合もあります。

一時的に新しいローカルアカウントを作成してサインインし、音が出るかどうかを確認してみてください。新規ユーザーで正常なら、元アカウントの設定やレジストリに問題がある可能性が高いです。

旧型ドライバを意図的に使う(例:2017~2019年製)

一部のユーザー報告によると、Realtekの新しいドライバよりも古い安定バージョン(HDA用)の方がエラーを起こしにくいことがあるとの情報がありました。そこで

  • 「Realtek High Definition Audio(HDA)」を明示的に指定してインストール
  • 例:Win10用の古いドライバを手動でインストールし、署名エラーを回避する手順もあり(やや上級者向け)

が有効な場合もあります。

オフラインドライバインストールで競合を回避

ドライバ更新時にインターネットを切断した状態で作業すると、Windowsが勝手に最新の競合ドライバを当てるのを防げることがあります。

【裏技手順】

  1. ネット接続を切断
  2. Realtekドライバを手動でインストール
  3. 再起動後に wushowhide で自動更新ブロック
  4. 最後にネット接続を再開

この方法は少し手間がかかりますが、Windowsが強制的に最新の問題あるドライバを適用してしまうのを防ぐには非常に有効です。特に、安定していたバージョンに戻したい場合や、カスタムドライバを使いたい場合におすすめのテクニックです。

よくある質問(FAQ)

Q1. オーディオデバイスが表示されない場合は?

A. BIOSで無効になっていないか確認し、Realtek Audioがデバイスマネージャーに現れない場合は「表示」→「非表示のデバイスの表示」をオンにしてください。

Q2. 他の音声出力(HDMIやUSB)では音が出るのに?

A. 既定のデバイス設定が違っている可能性があります。

 「サウンド設定」→「再生」タブから正しい出力を選びましょう。

快適な音環境を取り戻すために

何度もトラブルが起きる方は、外付けオーディオデバイスを導入するのもおすすめです。USB接続のサウンドアダプタなら、OSに依存せず使えるので安定します。

また、Realtek Audio Consoleのトラブルが頻繁に起こる、あるいはPCの音質そのものに限界を感じているなら、外付けDAC(デジタル・アナログコンバーター)やアンプの導入も検討してみてはいかがでしょうか。USBで簡単に接続でき、PCの内蔵オーディオチップに依存しないため、劇的にクリアでパワフルなサウンドを実現できます。

▶︎外付けDAC/アンプ(USB接続)をいろいろ見てみる

まとめ

対処法ポイント
サービスの確認RPCとAudioサービスを手動で再起動
ドライバの再インストールRealtekを一度アンインストールし再起動
ドライバの巻き戻し旧バージョンで安定化を図る
自動更新の防止wushowhide.diagcabを使って再発防止

上記の対処法は、どれか1つで直る場合もあれば、複数の組み合わせが必要になることもあります。特に最近では、Windowsの自動更新でドライバが勝手に上書きされてしまうケースが多いため、問題が再発するようであれば「ドライバの巻き戻し+更新ブロック」の併用が効果的です。

また、同様のエラーが繰り返し起こる方は、ソフトウェアだけでなくハードウェア的な故障(端子の接触不良やマザーボードのオーディオチップの不調)も視野に入れて、早めのチェックをおすすめします。

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