
はじめに|24H2で急増している「このPCは実行できません」
Windows 11 バージョン24H2へのアップグレード時に、
- 「このPCはWindows 11を実行できません」
- 「TPMが有効になっていません」
- 「セキュアブートが無効になっています」
と表示され、インストールできないケースが増えています。
24H2では要件チェックがさらに厳格になり、
✔ TPM 2.0
✔ セキュアブート
✔ UEFIモード
✔ 対応CPU
がより明確に確認されるようになりました。
この記事では、24H2時点での最新要件と、正しい対処法を整理します。
Windows 11 24H2の必須要件(重要)
Windows 11では、以下が公式要件です。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| TPM | TPM 2.0 必須 |
| セキュアブート | 有効 |
| 起動モード | UEFI |
| ディスク形式 | GPT |
| CPU | Intel 第8世代以降 / Ryzen 2000以降(目安) |
| 命令セット | SSE4.2 / AVX2 対応 |
※TPM 1.2では不可です。
TPMとは?なぜ必須なのか
TPM(Trusted Platform Module)は、暗号鍵を安全に保管するセキュリティチップです。
主な用途
- BitLocker暗号化
- Windows Hello
- デバイス認証
- 起動時の改ざん防止
24H2ではTPM 2.0が事実上必須となっています。
まずは自分のPC状態を確認
Windows 11 24H2では、単に「古いPCだから弾かれる」というわけではありません。
実際には、TPMやセキュアブートが“無効になっているだけというケースが非常に多いです。
まずは焦らず、現在の状態を正確に確認しましょう。
① TPM確認
- Windowsキー + R
tpm.mscと入力
表示結果
- 「TPMが使用可能です」→ OK
- 「互換性のあるTPMが見つかりません」→ 無効または未搭載
※設定がOFFになっているだけであれば、BIOS(UEFI)で有効にすることで解決できる可能性があります。
② セキュアブート確認
- スタート → 「システム情報」
- 「セキュアブートの状態」
- 有効 → OK
- 無効 → BIOS設定変更必要
- サポートされていません → レガシーモード
セキュアブートが「サポートされていません」と表示される場合、PCがレガシーBIOSモードで起動している可能性があります。その場合は、BIOS(UEFI)で起動モードをUEFIに変更し、ディスク形式がGPTになっているかも確認する必要があります。
BIOS(UEFI)で有効にする方法
多くの場合、単にOFFになっているだけです。
BIOS(UEFI)に入る方法
再起動 → 起動直後に
- F2
- Del
- F12
- Esc
(メーカーにより異なる)
または
設定 → 回復 → 今すぐ再起動 → 詳細オプション → UEFIファームウェア設定
有効にすべき項目
BIOS(UEFI)画面はメーカーや機種によって表示が異なりますが、探すべき設定項目はほぼ共通しています。以下のキーワードを目印に、それぞれ「Enabled(有効)」になっているか確認してください。
| 機能 | 表記例 |
|---|---|
| TPM | TPM / PTT(Intel)/ fTPM(AMD) |
| セキュアブート | Secure Boot |
| 起動モード | UEFI |
| CSM | Disabled |
⚠ CSMが有効だとSecure Bootは有効にできません。
MBRの場合はGPT変換が必要
古いPCではディスク形式がMBRのままの場合があります。
UEFI + Secure Bootを使うにはGPTが必要です。
変換コマンド
mbr2gpt /convert /allowfullos
※バックアップ推奨です。
CPUが非対応の場合
TPMを有効にしても、CPUが非対応なら24H2はインストールできません。
目安
- Intel 第8世代以降
- AMD Ryzen 2000シリーズ以降
古いCPUでは、AVX2やSSE4.2命令セットが未対応の可能性があります。
24H2で強化されたポイント
24H2では、
- 要件チェックの厳格化
- Media Creation Toolでの再確認強化
- 一部旧バイパス手法の制限
が報告されています。そのため、
「以前は入ったのに今回は弾かれる」
というケースもあります。
バイパスは可能?(重要)
技術的には、
- レジストリ編集
- Rufusでの要件回避USB作成
などの方法があります。ただし、
⚠ Microsoft公式サポート外
⚠ 将来的に更新不可の可能性
⚠ セキュリティ低下リスク
があるため、慎重に判断してください。
企業利用や業務PCでは推奨されません。
BIOSに入れない場合
- 高速スタートアップを無効化
- WindowsからUEFI設定へ入る
- USBキーボードを差し直す
などを試してください。
よくある質問
Q:TPMは後付けできる?
デスクトップPCの一部モデルでは、マザーボードにTPMモジュールを追加できる場合があります。ただし、対応しているかどうかは機種によって異なりますので、メーカー仕様をご確認ください。
ノートPCの場合は、基板に直接組み込まれていることが多く、後から追加するのは難しいケースがほとんどです。
Q:TPM 1.2ではダメ?
Windows 11ではTPM 2.0が公式要件となっています。
そのため、TPM 1.2のみ搭載している場合は、24H2へのアップグレードは難しいケースがほとんどです。まずは現在のTPMバージョンを確認してみましょう。
Q:古いPCはもう使えない?
Windows 10の通常サポートは2025年10月に終了しました。現在は延長セキュリティ更新(ESU)が提供されていますが、有料かつ期間限定です。長期的にはWindows 11への移行を検討するのが現実的です。
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まとめ
24H2でエラーが出る場合、
① TPM 2.0
② Secure Boot
③ UEFI + GPT
④ 対応CPU
この4点を確認してください。
多くはBIOS設定で解決します。バイパスは最後の選択肢です。
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