
「Bluetoothイヤホンをパソコンに繋いだのに音が出ない…」
「毎回うまくペアリングできない…」
そんなときに“最短で”解決できるよう、Windows 10/11向けに接続手順から音の確認、よくあるエラーの直し方までを1ページでまとめました。本文はAnker Soundcoreを例に説明しますが、ほぼ全モデルで共通です。
この記事でできること
① Bluetoothイヤホンの初回ペアリング/再接続
② 音が出るかの確認(左右テスト)
③ マイクの選択
④ 繋がらない・片耳だけ・音が小さいを直す
1. 1分でできる接続前の準備
- イヤホンを充電ケースから出す/充電残量を確保。
- PCのBluetoothをオン(Winキー+ I →「Bluetoothとデバイス」→ Bluetoothをオン)。
- すでに別のスマホに繋がっている場合は、一旦スマホ側のBluetoothをオフ(マルチポイント非対応モデルは特に)。
💡 Soundcoreの多くは右イヤホンが親機になっています。
右→左の順でつながります。まず右をケースから出すと安定しやすいです。
2. 初回ペアリング(Anker Soundcore例)
- イヤホンをペアリングモードへ
- 充電ケースのボタン長押し、またはイヤホン長押しで白/青点滅(機種により表記は「ペアリング待機」)
- Windowsで追加
- Winマーク+ I(これで設定画面が出てきます) →「Bluetoothとデバイス」→ デバイスの追加 →「Bluetooth」。
- 一覧からお使いのBluetoothイヤホンを選び「接続」。
- 「接続済み/音声」と表示→ 完了。
- タスクバーのスピーカーで出力先がイヤホンになっているかも確認してください。
※うまく出ない時は:ペアリングモードに入っていない/既に他端末と接続中のことが多いです。
いったんケースへ戻し、10秒待って再度長押し。
私の場合も、接続できないときはたいていスマホに接続されています。(スマホの接続を解除するとPCとつながります)
3. 音が出ているか“公式のやり方”で確認(左右テスト)
- Winキー+ I →「システム」→「サウンド」。
- 出力をお使いのBluetoothイヤホンに切り替え。
- 「テスト」を押すと、左→右の順で音が鳴ります(左右バランス確認)。
- 小さい/遠い音に感じたら、Windows側とアプリ側(YouTube/Teams等)両方の音量も確認。
片耳のみ:ケースへ戻して両耳を同時に出す/右を先に出す/イヤーピースの装着を見直すと復帰することが多いです。
4. マイクをPC会議で使う(Teams/Zoomなど)
①Winキー + I→「サウンド」→ 入力を「Soundcore(ハンズフリー)」へ。
②会議アプリの設定でも入力=Soundcore、出力=Soundcoreに。
③テスト録音やマイクテストでレベルが動くか確認。
補足:Bluetoothの仕様で、マイクを使うと音楽用の高音質モード(A2DP)→通話用(HFP/HSP)に切り替わり、音質が落ちます。音楽鑑賞中はアプリ側の「マイクを使用しない設定」にしておくと高音質のまま楽しめます。
5. よくあるトラブルの“最短解決”表
| 症状 | 最初にやること | 次に試す |
|---|---|---|
| 一覧にデバイスが出ない | スマホ側Bluetoothをオフ/イヤホンを再度ペアリングモードへ | 「デバイスの追加」を開き直す/PC再起動/ケースで10秒リセット |
| 接続済みなのに音が出ない | タスクバーの出力先をSoundcoreへ変更 | 設定→サウンド→出力テスト/アプリ側音量確認/ミュート解除 |
| 片耳だけ | 両方をケースへ戻し、右→左の順で取り出す | 左右の接点を拭く/ペアリングを一度削除→やり直し |
| 音が小さい・こもる | Windowsとアプリ両方の音量調整 | 通話モードになっていないか確認/イコライザーや音量正規化をオフ |
| 会議でマイクが使えない | 入力デバイス=Soundcoreに切替 | 会議アプリのマイク権限・ミュートを解除/「プライバシーとセキュリティ」でマイク許可 |
| 毎回つながらない | スマホなど他機器の自動接続を一旦オフ | デバイスを削除→再ペアリング/Bluetoothドライバー更新 |
6. それでもダメな時の“効く”直し方(順番に)
デバイスを削除→クリーン再接続
- Win + I →「Bluetoothとデバイス」。
- Soundcoreの「︙」→ デバイスの削除。
- イヤホンをペアリングモードにし、再登録。
サウンドの出力先を手動で固定
- タスクバーのスピーカー→「出力デバイスの管理」→ 既定に設定をイヤホンに。
- 会議アプリ(Teams/Zoom/Meet)側でも、入出力を両方お使いのイヤホンに固定。
Bluetoothとサウンドのドライバーを更新
- デバイス マネージャー →「Bluetooth」「サウンド、ビデオ…」→ 対象を右クリック → ドライバーの更新 → 自動検索。
- PCメーカー配布のOEM版が安定することも多いです。
Bluetoothサービスの確認(上級者)
- Win + R →
services.msc→- Bluetooth Support Service が「実行中・自動」になっているか確認。停止なら再開。
競合を止める
- ほかのBluetoothアプリ/ユーティリティ(古いドングル用ソフトなど)をアンインストール。
- 同じ部屋で複数端末が同時にペアリングを試みると不安定。試験中は他端末のBluetoothを切る。
ドングル(USB Bluetoothアダプター)で安定化
- 古いPCや相性問題がある場合、USBアダプターを使うと接続が安定することが多いです(PC内蔵BT無効+ドングル優先)。
7. 便利ワザ(覚えておくと時短になります)
- すぐに出力先を切替:タスクバーのスピーカーアイコンをクリック → 一覧からイヤホンを選ぶだけ。
- 左右バランス:設定 → サウンド →「左/右バランス」。
- 自動接続を抑える:スマホ側のBluetoothを一時オフにしてPCへ優先接続。
- マルチポイントの癖:対応/非対応は機種次第。うまく切替られない場合は片方を切断してから接続。
まずは“つながる”を安定化
- 古いPCや相性問題はUSB Bluetoothアダプターで解決することが多い
- 会議用マイクを使うときは、入出力を両方Soundcoreに固定
- 片耳・毎回不安定は、デバイス削除→再ペアリングが最短
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8. よくあるFAQ
Q. 音楽の音質が急に悪くなった
A. 会議アプリがバックグラウンドでマイクを掴むと、通話用プロファイルに切り替わって音が粗くなります。会議アプリを終了/マイク許可をオフに。
Q. 低遅延にしたい
A. 一部Soundcoreはゲームモードや低遅延モードあり。Windows・アプリ側の「高パフォーマンス」電源プランも併用。
Q. 片耳運用はできる?
A. 右(親機)単体で使えるモデルが多いです。片耳→両耳へ戻すときは、両方をケースへ入れてから出すと同期が早いです。
9. まとめ
- 初回は「デバイスの追加」→ Bluetooth → Soundcore選択。
- 音が出ない時は出力先をSoundcoreへ、サウンドの“テスト”で左右確認。
- 片耳・繋がらない・毎回不安定なら、デバイス削除→再ペアリング、他端末の自動接続を一時停止、ドライバー更新。
- 会議で使うなら、入力(マイク)もSoundcoreに切替を忘れずに。
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