パソコンに詳しくない方でも、
「Windowsにはウイルス対策が入っているらしい」
「ファイアウォールって何か難しそう…」
と感じたことはありませんか?
実は、Windowsには最初から無料で使える2つの強力なセキュリティ機能があります。
- Windows Defender(ウイルス対策)
- Windows ファイアウォール(ネットワーク保護)
この2つはそれぞれ役割が違うけれど、どちらも一緒に使うことでパソコンをしっかり守るしくみになっています。
違いをざっくり!かんたん解説表
機能名 | 守る対象 | 主な役割 |
---|---|---|
Windows Defender | パソコンの中 | ウイルス・マルウェアの検出と削除 |
Windows ファイアウォール | パソコンの外(ネット通信) | 怪しい通信のブロックや警告 |
上の表を見てわかるように、Windows Defenderとファイアウォールは「守る場所」が違います。
Defenderは、パソコンの中にあるファイルやソフトがウイルスやマルウェアに感染していないかをチェックしてくれます。
一方、ファイアウォールは、外部との通信の中に危険がないかを監視してブロックする役目を持っています。
つまり、両方使うことで「パソコンの中」と「外からの通信」の両方をしっかり守ることができるのです。
「似たような機能に思えるけど、実は守る対象も仕組みも全く違う」――これが、この2つの最大のポイントです。
Windows Defenderってなに?
ウイルスやマルウェアなどの悪意あるソフトから、パソコンを守る機能です。

たとえば、誰かが作った怪しいファイルがパソコンに入り込んだときに、それを自動でブロックしたり削除したりしてくれます。
主な特徴
• 無料で使える
• 常にパソコンを見張ってくれている(リアルタイム保護)
• 手動でスキャンすることも可能
ファイアウォールってなに?
パソコンとインターネットの間に立って、怪しい通信をブロックしてくれる門番のような機能です。
例えば
• 勝手に外部と通信しようとするアプリ
• 外部からの攻撃(ハッキングなど)
これらを許可するかブロックするかを判断してくれます。
例えば
Defenderは“おうちの中を見張ってくれる番犬”で、
ファイアウォールは“玄関のカギやインターホン”
みたいなものです。
一緒に使っても大丈夫?互換性について
はい、Windows DefenderとWindows ファイアウォールは最初から一緒に動作するように設計されています。
それぞれが別の役割を持っていて、重複することもなく、お互いを補い合う関係です。
設定方法(画像なしでもわかる手順)
【Windows Defenderの確認方法】
1. スタート → 設定(歯車マーク)→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」
2. 「Windows セキュリティを開く」をクリック
3. 「ウイルスと脅威の防止」を選択
4. 「クイックスキャン」を実行して、現在の状態をチェック!
【ファイアウォールの確認方法】
1. 上と同じ手順で「Windows セキュリティ」を開く
2. 「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択
3. 「プライベートネットワーク」「パブリックネットワーク」などに「有効」と表示されていればOK
4. 「無効」になっている場合は「設定の変更」からONにできます
どちらか片方だけでいいの?
答えは「いいえ」です。両方必要です。
• Defenderだけ: パソコンの中のウイルスは対処できるが、ネットからの侵入には弱い
• ファイアウォールだけ: 通信は監視できるが、すでに入ってきたウイルスには無力
2つそろって、はじめて「中も外も守れる」状態になるのです。
機能 | 役割 | 設定確認方法 | 初心者のおすすめ設定 |
---|---|---|---|
Windows Defender | ウイルスからパソコンを守る | Windowsセキュリティ → ウイルスと脅威の防止 | クイックスキャンを定期的に |
Windows ファイアウォール | ネットワークの危険を防ぐ | Windowsセキュリティ → ファイアウォールとネットワーク保護 | 「有効」になっていることを確認 |
最後に
Windowsには、お金をかけずにパソコンを守るための機能がしっかり用意されています。
Defenderとファイアウォールをうまく使えば、多くの危険からあなたのパソコンを守れます。
むずかしそうに見えるかもしれませんが、この記事の通りにチェックするだけでOKです。
パソコン初心者の方でも、「守られている安心感」を感じられるようになりますので、ぜひ一度設定を確認してみてくださいね。